ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
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北欧の旅 ~ ヘルシンキ(その3)

2016年10月23日 | 海外旅行
日本で事前に調べた時には、このフリータイムの日を中心に雨という予想だったのですが、幸いこの予報は外れて、北欧滞在間は素晴らしい天気に恵まれました ヽ(^o^)丿


ハカニエミ・マーケットのあとは、ヘルシンキ中央駅へ。フィンランド産の花崗岩で造られた駅舎。奥に見えるのは、高さ約50mの時計塔。

それにしても、あたり一面、石畳ですね~

正面エントランス。写真では左側の一部しか写っていませんが、左右2体ずつ、計4体のランプを手にした大きな石像が入口を挟んで立っています。


1860年開業のこの駅は、ヘルシンキの玄関口。フィンランド各都市への長距離列車や近郊路線が発着しています。


ガラス張りの天井のおかげで明るいプラットホーム。1日20万人の人が、この駅を利用するそうです。いつかまたフィンランドに来る機会があったら、列車の旅もいいかもしれませんね。


続いて、中央駅からさほど離れていない、ショッピングセンターやオフィスが集まるカンピ地区へ。ナリンッカ広場の端、行き交う雑踏に紛れて、箱舟のような、はたまた大きな樽のような、不思議な建物がありました。これは、『静寂の礼拝堂(Chapel of silence)』と言われる、カンピ礼拝堂です。


中に入ると、まさに静寂の世界。ここは、様々な儀式が行われる教会ではなく、通りかかりの誰もがひととき祈りを捧げることができる礼拝堂。天井と壁の隙間から漏れる自然の光と木の匂いを感じながら、静けさに浸ることができます。


厳かなカンピ礼拝堂のあとは、一転して賑やかなマーケット広場へ。ちょうどこの週は、年に一度のバルト海ニシン市が開かれており、港は大盛況 ヽ(^o^)丿


ニシン市は、1743年から続くヘルシンキの伝統的なイベントで、地元の漁師が自家製の塩漬けニシンなどを、マーケット広場に直接持ち込むことが許される、漁師も市民も待ちに待ったお祭りなんです。

ずらりと、お店が並んでいるように見えますね・・・・・・。

これらはすべて、船尾を岸壁に寄せて並んだ漁船。それぞれ秘伝のレシピで作られたニシン製品を、漁師から直々に買うことができるんです。


端っこまで来ると、漁船なんだとわかりますね~♪


漁船ごとに、その漁師の塩漬けニシンを楽しみにしている、常連のお客さんが多いのだとか・・・・・・。ニシン漁は男の世界ですが、この日ばかりは家族総出で頑張ります ヽ(^o^)丿


私も、この夜の酒の肴にひとつ購入。甘酸っぱくて美味しかったです。ワインにも合いましたよ~♪


港の片隅に停泊していたスマートな帆船。歴史を感じさせますが、いったい何なんでしょう・・・・・?


近づいてみると、この時期の旬な海鮮料理を提供する船上レストラン。大勢のお客さんで、ほぼ満席でした。


漁船だけではなく、たくさんの屋台がテントを広げていましたが、どこも大盛況。ヘルシンキ市民にとって、楽しみなイベントであることがよくわかりました。


ニシンだけではなく、いろんな料理を出す屋台があります。日本のお祭りと一緒ですね。


売っているものも様々・・・・・・。


賑やかなニシン市の雰囲気を楽しんだ後は、マーケット広場から続くエスプラナーディ公園を歩きました。


終日フリーの一日。マリメッコ・アウトレット、ハカニエミ・マーケット、ヘルシンキ中央駅、マーケット広場と、ヘルシンキ街歩きを楽しんできましたが、この日もそろそろ暮れようとしています。北欧の旅もいよいよ終盤へ・・・・・。ヘルシンキの旅日記も、次回が最後になりそうです (^-^)ゞ

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