ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
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旧蔵内邸 ひなづくし

2017年02月18日 | 北九州
2月もはや半ば。そこかしこに春の兆しが感じられるようになってきましたね。福岡県築上町の旧藏内邸には、総数3,000体もの雛人形が勢ぞろい。桃の節句にあわせて、『ひなづくし』が行われています。


旧藏内邸は、明治から昭和初期にかけて炭鉱経営で成功を収め、地元にも多大の貢献をした藏内家の本宅です。


門を抜けると大玄関の前で、大きなうさぎ雛が出迎えてくれました。


七段飾りのお雛さまが置かれた玄関間。


応接間に飾られていたのは、愛嬌のある『ぶす姫』のお雛様。


応接間から茶室への廊下には、耳の長いうさぎ雛。


豪華な内掛けとさげもん。


さげもんは、女の子が生まれた家で、初節句のお祝いとして飾られる吊るし雛。元々は、福岡県柳川に伝わる風習です。


角隠しと白無垢姿のねずみの花嫁。


おかめとひょっとこの中には、雛人形を飾ることができるそうです。


仏間の一角に飾られた花魁雛。


庭には前日に積もった雪が残り、つくばいの水も凍っていました。


大広間には、いろんな種類の雛人形がずらりと・・・・・・。


こんな雛料理まで・・・・・。微に入り細に入り、徹底的に手の込んだ造りです。


いろんな種類の雛人形は、まさに圧巻。旧藏内邸に飾られたこれらすべての雛人形は、娘さんの誕生をきっかけに個人が収集したもので、「西岡コレクション」と紹介されていました。


ガラス細工の月夜野雛。



テーマごとに飾られたコーナーも。こちらは「うさぎ」。


一番印象に残ったのは、きつねの嫁入り。着物や小物まで、精を極めた作りでした。


豪華七段飾りから、和紙人形、押し絵、木目込み、陶器、さげもん・・・・・。大きなものから小さなものまで、種類豊富なコレクションに驚かされます。










ゆるキャラきつね雛も・・・・・・。


大広間でいただく煎茶とお菓子も、旧藏内邸での楽しみのひとつ。


いつもの寒菊と、桃の節句にちなんだ雛あられ。炭火で煎って出されているのだそうです。


この日も寒い一日。次第に雲が増えて、最後は雪まで降り始めました (^-^)ゞ


3,000体の雛人形が飾られた旧藏内邸のひなづくし。様々な種類の個性的な雛人形が揃って、見ごたえのある雛まつりでした。2月2日から3月14日(火)まで行われていますので、ドライブがてら出かけてみてはいかがでしょうか。東九州道築城インターで降りて、城井川沿いの長閑な景色を眺めながらのんびり走って、およそ10分です。

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コメント (2)
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