ルイガノ旅日記

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琉球古典音楽 北九州交流演奏会

2017年05月21日 | 沖縄
先週の日曜日(5月14日)、八幡東区の「レディスやはた」で『琉球古典音楽 北九州交流会』というイベントが行われました。気持ちのよい五月晴れとなったこの日は、皿倉山に向かう並木道の緑が目にあざやか。並木の隙間から覗く皿倉山が、とても近くに見えました。


レディスやはた2階の能舞台。この交流会は、北九州市と下関の琉球古典音楽研究所による合同発表会として企画されたものですが、福岡・山口だけではなく遠路沖縄からも出演されるなど、北九州ではまず見ることのできない、本格的な琉球古典音楽・舞踊の公演でした。


作田節之踊(ツィクテンブシノオドリ)。中国使節・冊封使を歓待するために踊られた宮廷舞踊です。外間清子さんのゆっくりとした、それでいて揺るぎない足運びが印象的な踊りでした。


干瀬節(フィシブシ)、子持節(クヮムチャブシ)、散山節(サンヤマブシ)など、三線による独唱が続きました。


高平万歳(タカデーラマンザイ)。ユネスコ世界遺産・国指定重要無形文化財「組踊」の演目「万歳敵討」の一場面を抜粋した舞踊だそうです。


浜千鳥節之踊(ハマチドリブシノオドリ)は、遠く離れた地に住む恋人を偲ぶ舞踊。


花風(ハナフー)。思いを寄せる男性が出港し、旅に出るのを遠くから見送る女性の心情を表現しています。


鳩間節之踊(ハトマブシノオドリ)。八重山諸島鳩間島の風景、自然の営みを踊りにしたもの。


ここからは、琉球王朝の士族の正装であった「黒朝(くるちょう)」に着替えての第2部。


江佐節之踊(ヱサブシノオドリ)から立雲節(タツィグムブシ)で、この交流演奏会もいよいよフィナーレ。


最後は、出演者の皆さん全員が舞台に登場してご挨拶。沖縄には2年間住んでいましたが、歌・三線や舞踊の大御所が揃った、本格的な古典音楽・舞踊を見たのは初めてです。


車を止めたのは、響ホール。ガラス張りの壁に周囲の新緑が映りこんできれいでした。


交流演奏会のお土産に戴いた、沖縄のお菓子サーターアンダギー (^-^)ゞ


この交流演奏会に誘っていただいたのは、職場の先輩が出演しておられたから。もともと音楽への造詣が深い方で、琉球音楽への趣味が高じて三線を習い始め、今では「教師」の資格まで取って、お弟子さんの指導もしておられます。来年もこうした交流演奏会が続けられたら、是非また聴いてみたいと思います。

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