平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

相棒 「錯覚の殺人」

2009年11月12日 | 推理・サスペンスドラマ
★前回に引き続き<倒叙形式>。
 コロンボや古畑任三郎のように犯人があらかじめわかっている形式。

 「相棒」にしてはレベルが低い気がする。あくまで相棒にしてはという限定で。
 何しろカレンダーの約束の日付と携帯の通話記録で、犯人の好田究(近藤芳正)と被害者の関わりがバレてしまうのだから。
 殺害現場にロックバンドの搬入スタッフとして出入りしたというのも安易。
 これなら右京(水谷豊)さんでなくても普通に捜査していれば気づきそう。
 「相棒」のレベルとしては普通の刑事でも解決できそうな内容ではダメなんですね。

 今回の一番の謎は「運送屋に化けるために着ていたシャツはどこにあるのか」ということだが、これは僕も気づいてしまった。
 「相棒」のレベルとして僕でも気づくようなものではダメ。
 「古畑任三郎」の確か石黒賢さんの話で同じ様なトリックがあったし。

★今回は謎解き部分の物足りなさを<騙し絵>などでうまく誤魔化した感じだ。
 「相棒」はつらいですね、普通のレベルの推理ドラマを作っていても物足りなく感じてしまう。
 あとは<倒叙>という形式は「相棒」には合わないのかもしれない。
 理由は右京さんはコロンボや古畑のように犯人としつこいぐらいの絡み方をしないから。
 絡むのは神戸(及川光博)で右京さんは少し距離を置いている。
 犯人と刑事とのガチガチの頭脳戦、駆け引きを楽しむのが<倒叙もの>の醍醐味だから、今回のように右京さんが超然としている場合イマイチになる。

★ラストは「相棒」名物、最後のひとひねり。
 「動機までもが錯覚だったんですねえ」
 人は錯覚、幻想に生きるものですが、錯覚で愛する人を殺してしまう。
 錯覚さえなければ、彼女と幸せな人生を送れたかもしれないのに。
 ちょっとしたことで狂ってしまう人生の歯車。
 人生とは哀しく残酷ですね。

★追記
 前回の「ミス・グリーン」も倒叙形式でしたが、ミス・グリーンと神戸のキャラクターがしっかり描かれていたから面白かった。
 今回は犯人も神戸の魅力もイマイチでしたし。


コメント
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