平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

名探偵コナン こうのとりミステリーツアー

2009年11月15日 | コミック・アニメ・特撮
 いい話でしたね。以下、ネタバレ。

 まず陽菜が「虹の子」の像を持ち出して城崎を走りまわっていた理由が泣かせる。
 陽菜は母親を求めていたのだ。父親と母親、両方がふたたび揃って家族で暮らせることを求めていたのだ。
 陽菜は対になっている「虹の子」の像と「母」の像と合わせることで、自分の思いがかなうと思っていた。
 人が死ぬのが当たり前の推理物の中で、こういう心暖まるエピソードがあるのはいい。

 そういうわけで今回の犯人当てのエピソード、誘拐の話は必要だっただろうか?
 陽菜が城崎の町を走りまわる理由を推理するだけでもよかったような気がする。
 ズボンに付いていたアイスの跡ではあまりにも安易すぎるし。
 陽菜が手紙の読める漢字の部分だけを頼りに走りまわっていたということの方が、暗号解読みたいで謎としてはレベルが高いし。
 殺人や凶悪犯罪の起こらない日常に根ざした推理ドラマ。
 動機が心暖まるもの。
 そういうドラマを見ていきたい。

 でもまあ、足の怪我を我慢して囚われた蘭を助けにいくコナン(新一)の姿はカッコ良かったし、蘭ちゃんの空手が見られたからいいか。
 蘭を助けるコナン(新一)は本当に姫を助ける騎士のよう。
 一方、足の怪我で思うように戦えないコナンを助ける蘭もたくましい。
 このふたり、しっかりお互いを助け合ってる。
 本当にいいカップルだ。

 ところで小五郎は小山力也さんになったんですね。
 「24」のジャック・バウアー。
 変わった頃は小五郎が聡明で堅い感じがして違和感があったけど、最近は慣れてきた。
 というより小山さんが崩し方のコツを得てきたのか。

※追記
 城崎温泉の背景もよかったですね。
 きっと取材をされたのだろうが、美術に力が入っていた。
 

コメント
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