現在、ちょっと話題の芥川賞作家・西村賢太氏。
私も先週、西村氏が出ている「笑っていいとも!」を偶然見ましたが、あれは下品ですね。
芥川賞作家の肩書きがなければ、ただの中年オヤジがエロ話をしているだけの内容。
事の次第はこんな感じ。
<放送事故寸前!?>(日刊ゲンダイ2012年3月8日掲載)
芥川賞作家の西村賢太(44)の“テレビ人気”が急上昇している。
西村は今月5日にタモリが司会の「笑っていいとも!」(フジテレビ)にゲスト出演。人生の修羅場をくぐり抜けてきた俳優や作家をゲストに迎える「ちょっと怪しい課外授業」というコーナーの“非常勤講師”として、SMAPの香取慎吾やロンブーの淳らを相手に自説を開陳した。
この中で、西村は生放送にもかかわらず「若いコと肉体関係を持ちたい」「若い女性のぬくもりを大事にしたい。(ぬくもりを得られない時は)外に買いに行きます。僕の場合はデリヘルです」と、お昼の番組とは思えない下ネタを連発。続けて、デリヘル嬢とのプレー内容まであけすけに語ったのだ。
生報道だけにピー音をかぶせることもできず、放送事故寸前だったこの日の「いいとも」。だが、逆に放送を見てニヤリとしたのはテレビ関係者だという。
「深夜番組にはうってつけのキャラです。芥川賞作家という立派な肩書があるから、下ネタ発言は視聴者がより興味を持つはず。コメンテーターとしては最適でしょう。すでに大手芸能プロにも所属しているし、今後は西村の露出が増えるのは確実です」(テレビ関係者)
作家といえば、最近は石原都知事に噛み付いて話題の芥川賞作家・田中慎弥もキャラが立っていることでは双璧。しかし、「田中さんは極度の恥ずかしがり屋で、石原都知事への過激発言もほとんど照れ隠し。テレビ向きではない」(文芸関係者)といわれ、タレント性は西村がずっと上だろう。
西村は今月23日にはBSジャパン「小林麻耶の本に会いたい」に出演予定。麻耶相手にも下ネタ発言するのか、興味深い。
という内容。
芸人さんもテレビで下ネタを言うが、しっかり芸になっているから品がある。
たとえば「笑点」の小遊三師匠。
しかし、西村氏の場合は芸がないから、ただの中年オヤジトーク。
作家としてのテツガクもない。
大体、西村賢太氏はこの出演で何を表現したかったのだろうか?
<無頼>を気取りたかったのか?
だったら故・団鬼六先生くらいやってほしい。
鬼六先生は印税をSM映画の制作と将棋雑誌につぎ込んだ。
なのに西村センセイは印税4000万(芥川賞を獲って本が売れ、このくらいの印税が入ったらしい)をチアチマと風俗に使うだけ。
自らを<ピエロ><トリックスター>にしたかったのか?
だったら故・遠藤周作先生くらいのユーモアでやってほしい。
遠藤先生はピエロになる時、<狐狸庵先生>を演じたが、それくらいのことをやってほしい。
かつて作家がメディアに出て何かを語る時は格好よかった。
故・吉行淳之介先生しかり。
故・開高 健先生しかり。
野坂昭如先生しかり。
それぞれのダンディズムがあった。
北方謙三先生も上のお三方に比べればまだ「小僧」だが、しっかりダンディズムを表現している。
なのに西村センセイは?
ただのエロオヤジ。芸も品格もテツガクもない。
こう書いてしまう私自身、歳をとって保守的になり、彼の面白さを理解できなくなってしまったのだろうか?
それに西村氏の作品を読んだわけではないし。
日刊ゲンダイの記事に拠ると、西村氏は現在、テレビメディアに注目されているとのこと。
テレビに消費され、捨てられないことを願う。
お節介かもしれないが、テレビなんかに出ているよりは作品を書いた方がいいんじゃないか、とも思う。
私も先週、西村氏が出ている「笑っていいとも!」を偶然見ましたが、あれは下品ですね。
芥川賞作家の肩書きがなければ、ただの中年オヤジがエロ話をしているだけの内容。
事の次第はこんな感じ。
<放送事故寸前!?>(日刊ゲンダイ2012年3月8日掲載)
芥川賞作家の西村賢太(44)の“テレビ人気”が急上昇している。
西村は今月5日にタモリが司会の「笑っていいとも!」(フジテレビ)にゲスト出演。人生の修羅場をくぐり抜けてきた俳優や作家をゲストに迎える「ちょっと怪しい課外授業」というコーナーの“非常勤講師”として、SMAPの香取慎吾やロンブーの淳らを相手に自説を開陳した。
この中で、西村は生放送にもかかわらず「若いコと肉体関係を持ちたい」「若い女性のぬくもりを大事にしたい。(ぬくもりを得られない時は)外に買いに行きます。僕の場合はデリヘルです」と、お昼の番組とは思えない下ネタを連発。続けて、デリヘル嬢とのプレー内容まであけすけに語ったのだ。
生報道だけにピー音をかぶせることもできず、放送事故寸前だったこの日の「いいとも」。だが、逆に放送を見てニヤリとしたのはテレビ関係者だという。
「深夜番組にはうってつけのキャラです。芥川賞作家という立派な肩書があるから、下ネタ発言は視聴者がより興味を持つはず。コメンテーターとしては最適でしょう。すでに大手芸能プロにも所属しているし、今後は西村の露出が増えるのは確実です」(テレビ関係者)
作家といえば、最近は石原都知事に噛み付いて話題の芥川賞作家・田中慎弥もキャラが立っていることでは双璧。しかし、「田中さんは極度の恥ずかしがり屋で、石原都知事への過激発言もほとんど照れ隠し。テレビ向きではない」(文芸関係者)といわれ、タレント性は西村がずっと上だろう。
西村は今月23日にはBSジャパン「小林麻耶の本に会いたい」に出演予定。麻耶相手にも下ネタ発言するのか、興味深い。
という内容。
芸人さんもテレビで下ネタを言うが、しっかり芸になっているから品がある。
たとえば「笑点」の小遊三師匠。
しかし、西村氏の場合は芸がないから、ただの中年オヤジトーク。
作家としてのテツガクもない。
大体、西村賢太氏はこの出演で何を表現したかったのだろうか?
<無頼>を気取りたかったのか?
だったら故・団鬼六先生くらいやってほしい。
鬼六先生は印税をSM映画の制作と将棋雑誌につぎ込んだ。
なのに西村センセイは印税4000万(芥川賞を獲って本が売れ、このくらいの印税が入ったらしい)をチアチマと風俗に使うだけ。
自らを<ピエロ><トリックスター>にしたかったのか?
だったら故・遠藤周作先生くらいのユーモアでやってほしい。
遠藤先生はピエロになる時、<狐狸庵先生>を演じたが、それくらいのことをやってほしい。
かつて作家がメディアに出て何かを語る時は格好よかった。
故・吉行淳之介先生しかり。
故・開高 健先生しかり。
野坂昭如先生しかり。
それぞれのダンディズムがあった。
北方謙三先生も上のお三方に比べればまだ「小僧」だが、しっかりダンディズムを表現している。
なのに西村センセイは?
ただのエロオヤジ。芸も品格もテツガクもない。
こう書いてしまう私自身、歳をとって保守的になり、彼の面白さを理解できなくなってしまったのだろうか?
それに西村氏の作品を読んだわけではないし。
日刊ゲンダイの記事に拠ると、西村氏は現在、テレビメディアに注目されているとのこと。
テレビに消費され、捨てられないことを願う。
お節介かもしれないが、テレビなんかに出ているよりは作品を書いた方がいいんじゃないか、とも思う。