清盛(松山ケンイチ)と時子(深田恭子)。
義朝(玉木宏)と由良姫(田中麗奈)。
もう少し時間をかけてラブコメをやるのかと思ったら、案外あっさり。
この恋愛ドラマ。
由良姫と時子の気持ちは伝わった。
「×××と父は申しております」の由良姫。
明子(加藤あい)を真剣に愛している清盛に<光る君>を見てしまった時子。
でも、義朝と清盛の気持ちの描写は言葉足らず。
「俺のことを好きなんだろう? だったら結婚してやるよ」みたいな<俺様>論理。
義朝はまだ許せる。
はじめて会った時に由良姫のことを気にしている描写があったし、義朝を演じている玉木宏さんは<俺様>がよく似合う。千秋先輩だし。
「そなたも俺の子を産むか」「そなたには嫡男を産んでもらいたい」「女子にとって愛おしい男子の役に立つほど心楽しい事があるか?」なんてせりふは、上野千鶴子先生や田嶋陽子先生なんかは怒りそうですけど、女性は案外言われたいのかもしれない?
でも清盛の場合は勢いだけ。
「そなたは俺に惚れておる。子供たちたちもそなたになついておる。あとは俺がそなたに惚れればよいだけじゃ」
ちょっと説得力がない。
その後の時子の「どこまでも光らない君!」も。
今回のこのダブル求婚、勢いがあって面白いのだが、ドラマとしては大味。
鳥羽法皇(三上博史)と璋子(檀れい)の関係がていねいに描かれているだけに、その差が目立つ。
清盛も義朝もいきなり求婚に行くのではなく、時間をおいて自分の彼女らに対する気持ちを見つめ直す描写が必要だったのではないでしょうか。
鳥羽法皇、璋子、得子(松雪泰子)のことで言えば、得子は<権力>を得て、璋子は<愛>を得た。
得子と璋子、どちらが幸せなんだろう?
璋子の後半生は、人の感情を持ってしまったがゆえにつらいものでしたが、最期に届けられた<水仙の花>は璋子にとって救いであったでしょうね。
「わが君、璋子は今、愛おしさに包まれておりまする」と言いましたしね。
義朝(玉木宏)と由良姫(田中麗奈)。
もう少し時間をかけてラブコメをやるのかと思ったら、案外あっさり。
この恋愛ドラマ。
由良姫と時子の気持ちは伝わった。
「×××と父は申しております」の由良姫。
明子(加藤あい)を真剣に愛している清盛に<光る君>を見てしまった時子。
でも、義朝と清盛の気持ちの描写は言葉足らず。
「俺のことを好きなんだろう? だったら結婚してやるよ」みたいな<俺様>論理。
義朝はまだ許せる。
はじめて会った時に由良姫のことを気にしている描写があったし、義朝を演じている玉木宏さんは<俺様>がよく似合う。千秋先輩だし。
「そなたも俺の子を産むか」「そなたには嫡男を産んでもらいたい」「女子にとって愛おしい男子の役に立つほど心楽しい事があるか?」なんてせりふは、上野千鶴子先生や田嶋陽子先生なんかは怒りそうですけど、女性は案外言われたいのかもしれない?
でも清盛の場合は勢いだけ。
「そなたは俺に惚れておる。子供たちたちもそなたになついておる。あとは俺がそなたに惚れればよいだけじゃ」
ちょっと説得力がない。
その後の時子の「どこまでも光らない君!」も。
今回のこのダブル求婚、勢いがあって面白いのだが、ドラマとしては大味。
鳥羽法皇(三上博史)と璋子(檀れい)の関係がていねいに描かれているだけに、その差が目立つ。
清盛も義朝もいきなり求婚に行くのではなく、時間をおいて自分の彼女らに対する気持ちを見つめ直す描写が必要だったのではないでしょうか。
鳥羽法皇、璋子、得子(松雪泰子)のことで言えば、得子は<権力>を得て、璋子は<愛>を得た。
得子と璋子、どちらが幸せなんだろう?
璋子の後半生は、人の感情を持ってしまったがゆえにつらいものでしたが、最期に届けられた<水仙の花>は璋子にとって救いであったでしょうね。
「わが君、璋子は今、愛おしさに包まれておりまする」と言いましたしね。