官兵衛(岡田准一)は女心を的確にとらえるのに巧みな人物ですね。
まずは、山桃の木に登った子供を助けるくだり。
官兵衛は、子供に自分の力で降りることを教える。
木に登って助けようとする光(中谷美紀)とは違った対応。
猪突猛進に行動するより頭を使えと教えているようだ。
これで光は「なに? この人」とムッとしつつも関心を持つ。
さらに官兵衛は男としてのたくましさも見せる。
木から落ちる子供を両腕で受けとめ、木に登って山桃を獲ってくる。
これで光は男として官兵衛を見直す。
同時に官兵衛は「これで仲直りです」と光にも山桃を渡す。
<頭を使うこと>と<たくましさ>と<さりげない心遣い>。
むむっ、官兵衛、なかなかやるな!
光に「私が参ります。ですから姉上の代わりに私が嫁に参ります」と言わせたことも大きい。
これは官兵衛が言わせたことではないが、結果として、光が<自分の意思>で官兵衛の嫁になることになった。
親や家の都合でなく、自分の意思で。
これは大きい。
そして婚礼後、ふたりきりになって官兵衛は光に言う。
「光殿でよかった。実を申せば、あの木の下で会った時から、そなたのことが気になっていた」
と恋愛宣言!
さらに「ひとつ話しておかねばならぬことがある」と、亡くなったかつての恋人・おたつのことを話し、<誠実さ>を示す。
なんていうか、<完璧>すぎて面白味がない気もするんだけど、女性はどうなんだろう?
やはり「官兵衛様、ステキ~!」になるのかな?
過去の大河ドラマになりますが、『風林火山』の山本勘助や『平清盛』の清盛の方が癖があって人間っぽい気がする。
生きのびるために気を遣いまくる父・職隆(柴田恭兵)なんかも渋くていい。
青年期はこれでいいかもしれないが、年を取ったら官兵衛はどのように描かれるのだろう?
その他、官兵衛は、後の<軍師・官兵衛>に繋がる片鱗を見せる。
織田信長の「天下布武」に心を躍らせ、「楽市楽座」で「人が集まり、国が豊かになる」ことをしっかり理解している。
これらを他人事とスルーしてしまう小寺政職(片岡鶴太郎)とは大違いだ。
まずは、山桃の木に登った子供を助けるくだり。
官兵衛は、子供に自分の力で降りることを教える。
木に登って助けようとする光(中谷美紀)とは違った対応。
猪突猛進に行動するより頭を使えと教えているようだ。
これで光は「なに? この人」とムッとしつつも関心を持つ。
さらに官兵衛は男としてのたくましさも見せる。
木から落ちる子供を両腕で受けとめ、木に登って山桃を獲ってくる。
これで光は男として官兵衛を見直す。
同時に官兵衛は「これで仲直りです」と光にも山桃を渡す。
<頭を使うこと>と<たくましさ>と<さりげない心遣い>。
むむっ、官兵衛、なかなかやるな!
光に「私が参ります。ですから姉上の代わりに私が嫁に参ります」と言わせたことも大きい。
これは官兵衛が言わせたことではないが、結果として、光が<自分の意思>で官兵衛の嫁になることになった。
親や家の都合でなく、自分の意思で。
これは大きい。
そして婚礼後、ふたりきりになって官兵衛は光に言う。
「光殿でよかった。実を申せば、あの木の下で会った時から、そなたのことが気になっていた」
と恋愛宣言!
さらに「ひとつ話しておかねばならぬことがある」と、亡くなったかつての恋人・おたつのことを話し、<誠実さ>を示す。
なんていうか、<完璧>すぎて面白味がない気もするんだけど、女性はどうなんだろう?
やはり「官兵衛様、ステキ~!」になるのかな?
過去の大河ドラマになりますが、『風林火山』の山本勘助や『平清盛』の清盛の方が癖があって人間っぽい気がする。
生きのびるために気を遣いまくる父・職隆(柴田恭兵)なんかも渋くていい。
青年期はこれでいいかもしれないが、年を取ったら官兵衛はどのように描かれるのだろう?
その他、官兵衛は、後の<軍師・官兵衛>に繋がる片鱗を見せる。
織田信長の「天下布武」に心を躍らせ、「楽市楽座」で「人が集まり、国が豊かになる」ことをしっかり理解している。
これらを他人事とスルーしてしまう小寺政職(片岡鶴太郎)とは大違いだ。