平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

無謀な新国立競技場建設~ギリシャのようにならなきゃいいけど。文科省はおかしい。

2015年07月02日 | 事件・出来事
 新国立競技場。

 ロンドン~645億
 北京  ~430億
 日本  ~2520億

 費用かけ過ぎ! と思っていたら、またもや驚くべき情報が流れてきた。
 テレビ朝日・報道ステーションの報道に拠ると、その費用負担の内訳は次のようになるらしい。

 国………………………390億
 東京都…………………500億
 スポーツ振興基金……125億
 TOTO収益金…………400億

 で、これらの合計が、1,415億!

 何だーーーっ、これはーーーっ!?
 1,000億近くも足りないじゃないかーーーっ!

 しかも、東京都・舛添都知事は500億払うことを承認していない。
 500億の根拠の説明を求めている。
 都民の税金を預かる都知事としては当然のことだ。
 それなのに国は、未だに説明をしようとしていない。
 本当に安倍政権って、傲慢だ。
 沖縄を下に見てるけど、東京都も下に見てる。
 従わなければ、「東京都は左翼に乗っ取られている」とか言って怒り出すんだろうな~。

 下村文部科学大臣は、ファンドや命名権で、新たに200億を調達するって言ってるけど、果たして集まるか?
 希望的観測のような気がするけど。
 200億の根拠を示せ。
 それに東京都が500億を出すとすれば、命名権は一番多く出資している東京都にあるわけで、名前を〝東京競技場〟にすべきだ。

 問題点はまだある。
 スポーツ振興基金の125億。
 そもそもスポーツ振興基金というのは、選手の育成のために使われるお金で、競技場のためではない。
 競技場の建設のために125億も使って、選手の育成が上手くいかず、実際のオリンピックで日本のメダルが激減なんて事態になったら、それこそ本末転倒、笑えない喜劇だ。

 問題点はまだまだある。
 この2520億という費用はあくまで予算で、これから膨らむ可能性は大いにある。3000億という声もある。
 それと屋根の建設費は、2520億には入っていない。
 屋根がないと、騒音などの問題でコンサートが出来なくなるそうだから、屋根は造らざるを得ない。
 おいおい、確実に費用は膨らむじゃないか?

 以前も書いたが、オリンピック後に新国立競技場がどのくらい稼動するか、という問題もある。
 6万5000人も集めるライブなどのイベントは、ほとんどないから稼動できず、赤字。
 新国立競技場は〝負の遺産〟になる可能性は大いにある。

 建設予算の目途も立っておらず、問題だらけの新国立競技場。
 しかし、オリンピック組織委員会は、2520億かけて現状のままのデザインでいくと言う。
 いったい、この決定をしたのは誰なんだ?
 報道を見る限り、下村文部科学大臣のようだけど、ずさん過ぎて、民間では絶対にGOの出ないプロジェクトだ。

 現在の戦争法案もそうだが、安倍政権はほんとうにおかしい。
 文部科学省も
・新国立競技場問題
・STAP細胞の理研問題
・文学・歴史などの人文学部廃止問題
・国立大学への国歌・国旗要請問題
・江戸しぐさインチキ問題
 など、問題続出!

 新国立競技場建設に2520億。
 国の借金は1100兆もあるのにね。
 おまけに今回の戦争法案が通れば軍事費拡大。
 ギリシャのようにならなきゃいいけど……

コメント
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