平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

自民党・大西議員がふたたび<マスコミを懲らしめ発言>!~彼は民主主義を蝕むガン細胞だね

2015年07月01日 | 事件・出来事
 マスコミを懲らしめる発言の自民党・大西英男議員がまたまた爆弾発言!

「日本の国を過(あやま)てるような、そういった過った報道をするようなマスコミに対し、私は広告なんか自粛すべきなんじゃないかと個人的に思っている」
「マスコミにとって何が一番困るんですか? 広告収入が入らないことでしょう? そういう意味では、そういう方法もあるんじゃないか」
「懲らしめようという気はあるんですよ。一部のマスコミに対してですよ」


 つまり安倍政権の政策を批判するような報道は日本の国を誤った方向に向かわせるから、広告収入を絶って弾圧した方がいいというのだ。

 この発言には、ふたつの問題がある。

 まず、〝安倍政権の政策がすべて正しい〟という思い上がり。
 へえ、安倍さんは間違いをしない神様なのかね~。
 もし安倍さんが間違ったら、この国はどんどん悲惨な状況になっていくよね。
 ちょうど戦時中、軍部と政府の間違った政治によって日本の国がメチャクチャになったように。
 こうならないために、批判や異論は必要なのである。
 批判を受ければ、普通の人は、「あれ、もしかしたら俺、間違ってるかもしれない」と考え直す。
 そして修正する。
 これが〝民主主義〟だ。
 ひとりの人間、およびグループにすべてを委ねることを〝独裁〟と言う。

 ふたつめの問題は〝弾圧した方がいい〟という考え方。
 違うんだよな~。
 批判や異論に対しては、言葉で反論する。
 相手が間違ってると思えば、議論をする。
 これが〝民主主義〟ではないか。
 どうして、そこを通り越して、すぐ〝弾圧〟に向かうのだろう。
 大西議員の考え方はファシストの考え方だね。

〝言葉〟や〝議論〟でなくて〝弾圧〟
〝批判や異論を許さない社会〟
 何と怖ろしい社会だろう。

 大西議員のような人物が国会で多数派になれば、確実にそういう社会に向かう。
 で、例の勉強会に参加した37人の国会議員は、どうやら大西議員と同じ様な考えの持ち主の様子。
 何しろ、例の〝懲らしめ発言〟を批判するのではなく、拍手喝采したというのだから。
 安倍首相もいかがわしい。
 何しろこの勉強会のメンバーは、安倍さんの考えに近い議員らしいから、内心では〝メディア統制〟を考えている可能性は大いにある。
 現にこの人、NHKの会長や経営委員に自分のお友達を送り込み、田崎史郎らマスコミ関係者と頻繁に会食してるからね。

 民主主義を蝕む<ガン細胞>が、どんどん増殖しつつある。

コメント (2)
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