平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

安倍自民党からまたまた暴言!~磯崎首相補佐官「法的安定性は関係ない」

2015年07月28日 | 事件・出来事
 安倍自民党の暴言がとまらない。
 今回は、首相の側近の礒崎陽輔首相補佐官。
 礒崎氏は26日の講演で、現在審議中の戦争法案について、このように発言。

「わが国を守るために必要な措置かどうかを気にすべきで、法的安定性は関係ない」

 つまり安全保障のためなら、従来の法律解釈や判例を無視していい、と言うのだ。

 おおっ、本当のことをよく言った!
 おそらく、これが安倍首相を始めとする現政権の本音だろう。
 安倍首相は、砂川事件の判例を持ち出して、現在の戦争法案を正当化しているが、実は砂川判決に何の根拠もなく、屁理屈だってことはわかっている。
 何もなければ、戦争法案が〝憲法違反〟になってしまうから持ち出して来ただけ。
 だから今回の磯崎発言は、政権の本音なのだ。

 安全保障に限っては、憲法や法律など関係ない。
 おそらく、この発言の背景には、「憲法を守って国が滅びてしまったら元も子もないだろう」という考え方があるのだろう。

 一見、一理あるようにも思えるが、同時に「ちょっと待てよ」と考えてしまう。
 まず、安倍自民党がやろうとしている安全保障の政策が正しいのか? ということだ。
 物事にはすべてメリットとデメリットがあるし、もし間違っていたら、この国は安倍自民党と共に沈むことになる。
 実際、生肉を使って戦争法案を説明する首相のバカっぷりや新国立競技場の建設すら満足に管理できない政権が、安全保障や外交で正しい判断ができるとは思えない。
 戦争をやっても絶対に負ける。
 原発にミサイルを落とされたら、それで終わり。
 テロだって、やり放題。
 何しろ首相官邸の上にドローンがあっても何週間も気づかないんだからね。

 で、時の政府が間違った判断をしないために、憲法があり、法律があるのだ。
 そうした憲法や法律の本質を無視して、俺たちに任せろ、白紙委任しろ、と言われてもねえ。
 安倍自民党は、自分たちが絶対に正しい、間違えない、と考えているようだけど、それは傲慢というものです。
 特に安倍さんは外交より軍事優先で、思想の背景に国家主義があるから、危ない危ない。

 それに日本は、法治国家で、主権在民の民主主義の国。
 問題になっている磯崎首相補佐官の言葉どおりでいけば、これらは完全に否定される。
 歴史では、権力者が法律を勝手に無視し、好き勝手できる体制を〝独裁体制〟と呼ぶ。

 今回の磯崎首相補佐官の発言といい、先日の大西英男議員らの「マスコミを懲らしめる発言といい、
 安倍自民党って本当に恐ろしい。

 韓国が一時、そうであったように、民主主義国家であっても〝独裁体制〟になることはあるのである。
 安倍首相の本音はわからないが、磯崎補佐官や大西議員のような人間がいれば、必ずそうなる。
 そうならない前に食い止めなければならない。


 
 お前がルールを守れ!

 
 今回の問題発言に対し、菅官房長官はいつもの対応

コメント (2)
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