平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

本日、強行採決~戦争法案の怖ろしさ、愚かさをあらためて考えてみた

2015年07月15日 | 事件・出来事
 本日、衆議院で、強行採決されようとしている戦争法案。
 その問題点をあらためて書いてみる。

★違憲であること
 99%の憲法学者が違憲と言っている。
 合憲と言っているのは、僕の知るかぎり、安倍首相のお友達のたったの3人!

★内閣が自分の勝手な意思で憲法解釈を変えることの怖ろしさ
 安倍首相以前の内閣は、集団的自衛権は行使できないという見解をとってきた。
 しかし、安倍首相はこれを変更。
 自分の言うことを聞く横畠裕介なる人物を内閣法制局長官にして。

 これがまかり通れば、時の権力者が憲法を無視して思うがままにできるようになる。
 憲法は権力者を縛るものであるが、これで憲法は形骸化、骨抜きになる。
 結果、登場するのは〝独裁者〟。
 そんなことはないと思われる方もいるかもしれないが、ナチスは<全権委任法>という法律をつくってワイマール憲法を骨抜きにした。
 先日の勉強会で出た「批判的なマスコミは懲らしめる」発言のように、現在の安倍自民党にはそういった傾向が多々ある。

★戦争するかしないかは、時の政府が決めるという怖ろしさ
 これまでの国会審議でわかったことは、戦争するかしないかは「政府が総合的に判断して決める」ということだ。
 しかし、その判断して決める政府がバカで好戦的だったら、どうなるか?
 バカな首相のせいで国民は戦争に参加させられる。
 特定秘密保護法があるから、戦争中の大本営発表のように正しい情報が教えられず、国民はまともな判断ができなくなる。

 おそらく安倍首相は、戦前のような国をつくろうとしているのだろう。
 軍隊をしっかり持っていて、世界の紛争にも列強のひとつとして参加する国。
 これが〝誇りある国〟だと思っている。
 僕は<文化が豊かな平和ブランドの国>こそが〝誇りある国〟だと思うけどね。
 <一発の銃弾も撃たず、他国の人を殺さない国>こそが〝誇りある国〟だと思うけどね。

★敵国をつくり増やすことの愚かさ
 戦争に後方支援であれ荷担すれば、攻められた国は日本を敵国だと考える。
 たとえば、安倍首相が例に挙げるホルムズ湾での機雷掃海。
 もし、これをやれば、イランは日本を敵国と見なす。それ以前は良好な関係だったのに。
 こうして、どんどん敵を増やしていくことは賢いやり方なのか?
 このままだとロシアなんかも日本の敵になりそう。
 今までどおり専守防衛に徹して、紛争地域では軍事以外の人道支援という形に徹すればいいと思うのだが、どうだろう?

★アメリカの戦争に参加することの愚かさ
 ベトナム・アフガニスタン・イラク……今までアメリカは間違った戦争ばかりをしてきた。
 特にアフガニスタン・イラクでは中東に混乱をまねき、「イスラム国」のようなテロ集団を出現させた。
 このようなアメリカの戦争に日本が手を貸すことは正しいのか?
 間違った戦争に手を貸して、加害者になる可能性は大いにある。

 まだまだ他にも問題点はあると思いますが、以上のような点で、僕は今回の戦争法案に反対です。
 時間を見つけて、国会前に行こうと思います。

コメント
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