平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

キングギドラ、モスラの造形デザインって画期的だよな!

2024年05月12日 | コミック・アニメ・特撮
 着ぐるみを着て巨大生物を描くというのは、おそらく『キングコング』が発祥なのだろう。
 一方、これを発展させて『ゴジラ』という人気怪獣を作ったのが本多猪四郎氏と円谷英二氏と東宝。

 先日Huluで『三大怪獣 地球最大の決戦』というゴジラ映画を観た。
 これを観て再認識したのが「キングギドラ」のデザインの素晴らしさ!

 

 見て下さい、このフォルム!
 三つ首の竜という発想が秀逸!
 羽根のバランスもいい!
 怪獣造形の傑作だ。

 鳴き声もパラパララみたいな電子音なんですね。
 この時代に電子音を持って来るとは、画期的だ。
 ゴジラの鳴き声は一度聞いたら忘れないし、この時代の効果音は素晴しい。
 そう言えば、『エヴァ』や『シンゴジラ』の庵野秀明氏は
 『宇宙戦艦ヤマト』の波動砲の発射音をすごいと言っていたが、確かに。
 あれも耳に残る。

 怪獣造形と言えば「モスラ」も素晴しい。

 

 一般的に「蛾」と言えば、幼虫含めて嫌われる傾向が強い。
 実際「モスラ」の姿もそうだ。
 だが東宝スタッフはそんな「モスラ」を人間の味方にしてしまった。
 逆転の発想だ。
 この結果、「モスラ」がどこか可愛く見えて来る。
 日本には蚕(かいこ)を「お蚕様」と大事にする文化があるから「モスラ」が誕生したのかも
 しれない。

「幼虫→成虫」という二段階進化、今風に言うと『第二形態』を考案したのも画期的だ。

 それから怪獣同士を戦わせるという発想。
 前述の『三大怪獣』では、ゴジラとラドンのケンカにモスラが仲裁に入り、
 ゴジラ、ラドン、モスラが力を合わせて金星怪獣キングギドラと戦うという展開になったが、
 この発想も面白い。
 まあ、怪獣が人間っぽくなると怖さがなくなるというマイナスがあるのだが。

 さて、まとめ。
 昭和のクリエイターはオリジナリティの塊だ。
 このオリジナリティが70年後の令和の現在も生きていて、世界で活躍している。


※関連動画
 『三大怪獣 地球最大の決戦』 | 予告編 (YouTube)
 無国籍! 拳銃の撃ち合いをしている! 星由里子さん、若林映子さんきれい!
 刑事部屋、ホテルなど室内はすべてセット!


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