今、話題のnetflix版『新聞記者』。
登場人物の名前を変えていますが、あの人が佐川理財局長で、あの人が赤木俊夫さんで、
ほとんど現実の『森友事件』を再現している。
すごい! よくやりましたね。
これ地上波では放送できませんよね。
netflixという海外資本だから出来たことかもしれませんね。
登場人物のすべてが存在感があって、名せりふもいっぱい。
僕はメモを取りながらドラマや映画を観るのが日常化しているので、『新聞記者』の名せりふを以下に書いていきます。
※聞き書きなので、完全なものではありません。※他にもいろいろ名せりふがあります。
「いくらなんでも値引きし過ぎだ」「総理のご意向です」(官僚たち)
「こんな値引き出来るわけないだろう」「それを何とかする人がいるのよ」(新聞販売店の夫婦)
「私や妻が関与していたら国会議員や総理大臣を辞めます」(総理大臣)
「他は官僚の作った文書だが、ここだけ自分の言葉でしゃべっている」(上の総理発言を聞いた記者)
「とんでもないことを言ってくれたな。これからの対応が大変だぞ」(上の総理発言を聞いた官僚)
「これが仕事ですか? 改ざんが仕事ですか!?」(文書改ざんを命じられて)
「本件に私情は関係ない」(改ざんを命じた霞ヶ関の上層部)
「暇なんですよ、彼らは。マスコミも野党も謎の正義感で生きている」(内閣参与)
「面倒な人間を調べ上げろ。カウンターの材料を集めておけ」(内閣調査室)
「各メディアのトップの弱みを握れ」( 〃 )
「最高検と法務省と全面戦争するつもりか?」(現場の検事)
「こういう案件は大衆の共感を呼びやすい」(改ざんを命じられた職員が自殺して)
「現政権を混乱させるようなことは出来ません。私は官僚です」(証言を求められた官僚)
「俺、最近思うんだよ。俺達は何に仕えているんだろう? って」(迷う若手官僚)
「お前は組織のことだけを考えていればいいんだ」(上層部の官僚)
「組織ってものを勉強しろよ!」
「偽善はやめろ。ここにいる人間全員が露頭に迷うかもしれないんだぞ」
「国家の安定はお前の家族の安定にも繋がるんだ」
「上の決定で下がどれだけ苦しむか、わかってるんですか!?
罪悪感でどれだけ苦しむか、わかってるんですか!?」(若手官僚)
「上にかけ合ってみよう。俺だって検察官だ。最低限の正義感は持ち合わせている」(現場検察官)
「どんなにがんばっても人生決められていると思った」(内定取り消しをされた女子大生)
「それは違うんじゃないか」(上の女子大生の言葉を受けて)
「声なき声を聞くのが新聞記者だと思います」(新聞社の面接で)
「社会の弱い人達の声を届けたいと思います」( 〃 )
「自分のいる場所でさあ、人は善にも悪にもなれるんだと思う」(女子大生)
「この世界って何があるか、わからないんだよ、だから目の前のこととしっかり向き合っていきたいって思ってる」(女子大生)
………………………………………
上の女子大生(小野花梨さん!)の言葉のように、この作品、これから社会に出て行く若者も描かれている。
これが作品に厚みを持たせている。
自殺した財務省職員を演じた吉岡秀隆さん、
その妻を演じた寺島しのぶさん、
官僚の葛藤を演じた綾野剛さん、
ほとんど化粧をせず、苦闘する新聞記者を演じた米倉涼子さん、など、役者さんたちの芝居が凄い。
風化しつつある「森友事件」をこのように映像で残した意義は大きい。
マスコミ、検察、官僚が忖度せず、自分のやるべきことをやっていれば、社会は腐らないと思うんだけどな……。
ところが現状は……。
特に検察、何やってるの?
安倍晋三や霞ヶ関の上層部がこの作品を見たら何を思うのか?
怒る狂うのかな? それとも何も感じないのかな?
登場人物の名前を変えていますが、あの人が佐川理財局長で、あの人が赤木俊夫さんで、
ほとんど現実の『森友事件』を再現している。
すごい! よくやりましたね。
これ地上波では放送できませんよね。
netflixという海外資本だから出来たことかもしれませんね。
登場人物のすべてが存在感があって、名せりふもいっぱい。
僕はメモを取りながらドラマや映画を観るのが日常化しているので、『新聞記者』の名せりふを以下に書いていきます。
※聞き書きなので、完全なものではありません。※他にもいろいろ名せりふがあります。
「いくらなんでも値引きし過ぎだ」「総理のご意向です」(官僚たち)
「こんな値引き出来るわけないだろう」「それを何とかする人がいるのよ」(新聞販売店の夫婦)
「私や妻が関与していたら国会議員や総理大臣を辞めます」(総理大臣)
「他は官僚の作った文書だが、ここだけ自分の言葉でしゃべっている」(上の総理発言を聞いた記者)
「とんでもないことを言ってくれたな。これからの対応が大変だぞ」(上の総理発言を聞いた官僚)
「これが仕事ですか? 改ざんが仕事ですか!?」(文書改ざんを命じられて)
「本件に私情は関係ない」(改ざんを命じた霞ヶ関の上層部)
「暇なんですよ、彼らは。マスコミも野党も謎の正義感で生きている」(内閣参与)
「面倒な人間を調べ上げろ。カウンターの材料を集めておけ」(内閣調査室)
「各メディアのトップの弱みを握れ」( 〃 )
「最高検と法務省と全面戦争するつもりか?」(現場の検事)
「こういう案件は大衆の共感を呼びやすい」(改ざんを命じられた職員が自殺して)
「現政権を混乱させるようなことは出来ません。私は官僚です」(証言を求められた官僚)
「俺、最近思うんだよ。俺達は何に仕えているんだろう? って」(迷う若手官僚)
「お前は組織のことだけを考えていればいいんだ」(上層部の官僚)
「組織ってものを勉強しろよ!」
「偽善はやめろ。ここにいる人間全員が露頭に迷うかもしれないんだぞ」
「国家の安定はお前の家族の安定にも繋がるんだ」
「上の決定で下がどれだけ苦しむか、わかってるんですか!?
罪悪感でどれだけ苦しむか、わかってるんですか!?」(若手官僚)
「上にかけ合ってみよう。俺だって検察官だ。最低限の正義感は持ち合わせている」(現場検察官)
「どんなにがんばっても人生決められていると思った」(内定取り消しをされた女子大生)
「それは違うんじゃないか」(上の女子大生の言葉を受けて)
「声なき声を聞くのが新聞記者だと思います」(新聞社の面接で)
「社会の弱い人達の声を届けたいと思います」( 〃 )
「自分のいる場所でさあ、人は善にも悪にもなれるんだと思う」(女子大生)
「この世界って何があるか、わからないんだよ、だから目の前のこととしっかり向き合っていきたいって思ってる」(女子大生)
………………………………………
上の女子大生(小野花梨さん!)の言葉のように、この作品、これから社会に出て行く若者も描かれている。
これが作品に厚みを持たせている。
自殺した財務省職員を演じた吉岡秀隆さん、
その妻を演じた寺島しのぶさん、
官僚の葛藤を演じた綾野剛さん、
ほとんど化粧をせず、苦闘する新聞記者を演じた米倉涼子さん、など、役者さんたちの芝居が凄い。
風化しつつある「森友事件」をこのように映像で残した意義は大きい。
マスコミ、検察、官僚が忖度せず、自分のやるべきことをやっていれば、社会は腐らないと思うんだけどな……。
ところが現状は……。
特に検察、何やってるの?
安倍晋三や霞ヶ関の上層部がこの作品を見たら何を思うのか?
怒る狂うのかな? それとも何も感じないのかな?
私は視聴していませんが、ご紹介されただけでも壮挙というべき作品のようです。
netflix社について初めて知りましたし、こうした業界については全く無知なのですが、海外(米国中心)の会社である以上、日本の政権御用宣伝会社であるD社の支配力は及ばないのでしょうね。しかし
>安倍晋三や霞ヶ関の上層部がこの作品を見たら何を思うのか?
>怒る狂うのかな?
制作者や俳優さんたちが、日本国内のメディアはほぼ支配していると思われるD社経由で圧力を受けないかは心配です。
しかし、グローバル社会だからこそ、このようにして、まずは「海外向け」に発信することから始めることは有意義なのだろうと思います。
内向きにしか物を見ない権力者たちは、外圧―特にアメリカ―には意外と弱いでしょうから。
記事の作成お疲れ様です
森友事件は国が改竄を認め お金で解決した卑劣過ぎる出来事ですね。奥様は また提訴
したようです。此の腐敗した物をドラマにしたのは 松本清張の小説にもありました。
然し 安倍晋三と麻生太郎が此のドラマを見たら焦るでしょう。再現ドラマですから‥
いつもありがとうございます。
>日本の政権御用宣伝会社であるD社の支配力は及ばないのでしょうね。
おっしゃるとおりだと思います。
あとは、D社の影響力のあるテレビというメディア。
netflixやamazonプライムなどの配信サービスが優勢で、テレビはどんどん衰退していくでしょうね。
テレビ関係者はいろいろ考えた方がいい気がします。
役者さんに対するD社の影響は、たとえば同等の人気と実力のAとBというふたりの役者がキャスティングであがった場合、Aは「新聞記者」に出ていたからBにしよう、みたいなことは起こるかもしれません。
あるいは、「新聞記者」ふうに言えば、公安の監視対象のリストアップされ、スキャンダルを調べられ、効果的なタイミングでリークされるとか。
出来る限り、陰謀論には囚われないようにしたいと思うのですが、現状を見ると、こんなことを考えてしまいます。
いつもありがとうございます。
清張さんも書いているんですね。
「昭和史発掘」の「下山国鉄総裁事件」を読んだのを思い出しました。
で、「下山事件」は何度か映像化されているんですよね。
もっとも、これらはミステリー要素の方が強いものでしたが。
>安倍晋三と麻生太郎が此のドラマを見たら焦るでしょう。
森友事件を霧散させ、「名宰相」として名を残したい安倍晋三にとっては嫌な作品でしょうね。
麻生太郎にしてみれば、「お前の嫁のしでかしたことで、何で俺が責められるんだ」という思いがあるかもしれません。
現在、安倍、麻生は不仲のようですから、少し楽しみです。
でもこうした海外系のエンタメが、国産の腐った政治や権力を一掃してほしいです。
いつもありがとうございます。
上記のせりふを現実でも上級官僚たちが言っていそうだから、尚更恐いんですよね。
まあ、これが大人の世界ということなのでしょう。
濁った水に棲んでいるうちに、その濁りが気にならなくなって来る。
やったことの責任を取ったり、罪に問われたりするのがドラマだけというのも、残念な現実ですよね。
まあ、確かに元首相を起訴して有罪判決を勝ち取れなければ検察の大失態になるので、躊躇してしまうのはわかりますが……。