裏金問題・政倫審～自民党の政治家は「これで禊ぎが済んだ」と考えているらしい……

　自民党・裏金問題の政治倫理審査会が終了した。
　終了したのは衆議院で参議院でもおこなわれるとは思うが。

　結局、政倫審で出たことは──
①秘書・会計責任者がやりました。私は関与していません。
②裏金は政治活動に使っていて、選挙買収や私的なことには使っていません。
　ただし、その根拠は何も示されない。

　つまり今までどおりの説明……。
　酷いもんだ。
　これくらい面の皮が厚くなければ政治家などやれないんだろうな。
　僕が同じ立場なら精神的に病んでる。

　さらに酷いのは、どうやらこれで「禊ぎが済んだ」と考えていること。
　一応、今後も疑惑解明に協力するとは言っているけどね。
　そんなものは口だけだし、他の議員も上の①②を繰り返すのだろう。
　結果、来年度予算案を強行採決しようとした（※結局、立民が折れて可決）。
　要は政倫審出席は予算を通すための手段だったのだ。

　国民、舐められてるな。
　野党もな、政倫審じゃなくて、偽証すれば罪に問われる「証人喚問」にこだわるべきだった。

　ここで忘れてはいけないのは──
①裏金の政治家はあきらかに「脱税」していること。
②これが脱税でないのなら法律が間違っていること。
③課税対象になる裏金に対して「税金を払う」べきであること。
④裏金政治家に裏金の税金を払う気がないこと。
⑤今後、どのような政治資金規正法の改正がなされるのかを国民はチェックすべきであること。
　放っておいたら、またザル法を作られる。
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　こんな中、政商・竹中平蔵はこんな発言。
・政治家の5年1000万円不記載で過剰にガタガタすべきでない。
・全員が潔癖だと、社会はなかなか成り立たたない。

　はいはい、では我々も年間200万の脱税していいわけね？
　んなわけあるかーーっ！
　竹中さん、あんたの主張はこういう発想に繋がるんだよ！
「じゃあ、俺も」「じゃあ、わたしも」と皆が言い出して社会が崩壊する。
　あんたの言ってることはそういうことだぞ。
　何が「社会はなかなか成り立たない」だ！

　まあ、仮に年間200万の脱税をしたとしよう。
　でも、それがバレたら言い訳せずに責任を取ろう。
　追徴課税を払い、悪質な場合は警察に逮捕されよう。
　これが「法の下での平等」ってもんだ。
　政治家だけが例外なんてあり得ない。

　正直者が損をする社会。
　ウソをつき、恥知らずな人間が得をする社会。
　他の国なら絶対、暴動が起きてると思うけどなあ……。

　国民も一回、自民党を下野させた方がいいと思うよ。
　そうしないと、もっと腐る。
　我々はもっと搾り取られる。
　１回政権交代して膿を出し切りましょう。