平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

「明日があるさ」~のん、そして「あまちゃん」ファミリーが歌ってすごく楽しいアンサンブル!

2023年11月15日 | その他
「明日があるさ」あらためて聴くと良い曲だなぁ。
 さすが、さまざまな人がカバーしているだけのことはある。
 今後もずっと歌い続けられる曲。

 サビの、明日がある ♪があまりにも有名で忘れられがちなんだけど、
 歌の内容は「気になる女の子に声をかけられない男の子の気持ち」を歌ったもの。
 今日も話しかけられなくて「明日がある」と心に誓う。
 誰もが青春時代に通った道だ。

 サビの「明日がある」のインパクトが強すぎて、この歌、世界線がふたつあるように思われる。
・ひとつは気になる女の子に声をかけられない男の子の世界線
・もうひとつは万人が共有する「明日がある」という思いの世界線

 要は「明日がある」というのはすべての人が共感できる価値観なんですね。
 それぞれが自分の弱さやダメさを抱えて生きている。
 でも「明日がある」と自分に言い聞かせて前に進む。
 ここで、さまざまな人の世界線がひとつに繋がる。
 この世界に生きるたくさんの人と共感し連帯できる。
 もはや自分はひとりぼっちではない。

 さて今回の動画は、のんとも。
 女優の、のんさんの友達による「明日があるさ」だ。
 参加しているのは小泉今日子さん、尾美としのりさん、片桐はいりさん、渡辺えりさん
 楽曲演奏は大友良英スペシャルビックバンド。
 つまり朝ドラ「あまちゃん」つながりだ。

 みんな、楽しそうに歌っている。
 尾美さんは語るように歌い、渡辺えりさんは「ぷるる」とアレンジを加えている。
 楽器はそれぞれに自己主張。
 これそアンサンブルの愉しさ!
 これをまとめるのは、のんさん!
 やっぱり、のんさんの透明感はハンパじゃないな。
 何だろう、この言葉にできない、のんさんの魅力って!


※動画はこちら
 のんとも「明日があるさ」(YouTube)

※追記
 作曲は中村八大。
 作詞は青島幸男。

 青島幸男、永六輔、野坂昭如、井上ひさし──
 彼らはテレビというおもちゃで遊んでいた。
 基本は放送作家・文筆家だが、そこをベースに自らも演者になって楽しんでいた。

 今で言えばテレビはインターネット。
 彼らはYouTuberやTicktockerの先駆者と言えるかもしれない。


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