そういうドラマなのだから仕方がないのだが、四人の主人公があまりにも弱すぎる。
現在の若者の悩みってこの程度のもの?
まず月子(上野樹里)。
学校における自分の境遇に悩んでいるようだが、学校に怒りを感じるよりも教師としての自分の実力のなさを考えるべき。
中原中也の詩の授業でスピッツの詩?
そういう授業のやり方もあるだろうが、本物の教師ならそんなことをしなくても中也の魅力を伝えられるはず。「何やってるんですか?」と怒った女生徒や先輩教師のイライラはよく分かる。
次に圭介(瑛太)。
エロ雑誌のカメラマンであることに劣等感を持っているようだが、それは実際のエロ雑誌のカメラマンに失礼だ。撮られているモデルさんにも失礼だ。
写真に高級低級はないし、エロ雑誌の写真で救われている男性も沢山いる。
もし違うと思っているのなら辞めるべきだし、生活の手段と割り切って飛躍する機会を待てばいい。
もっとも圭介にはまだ背後にいろいろありそうだが。
市原薫(玉山鉄二)も同じ。
いわゆるパワハラ。
でもイヤだったら断って営業に戻ればいいと思うし、のし上がるための手段として割り切って、男芸者に徹すればいい。
もっとしたたかになれば、パワハラシーンを録音して、それをネタに編集部に残ることだって出来る。ライバル他誌に売ることだって出来る。
そしてパク・ソンス(ジェジュン)。
いろいろ事情があるのだろうが、僕だったらとっくに辞めている。
上司に頭から水をかけられる理不尽。取引先からはアポをドタキャンされ、足もみを強要される理不尽。
そんな場所でない、ソンスを受け入れてくれる場所がきっとあるはず。
あるいは「何とかなるさ」と開き直れないものか?
弱すぎる主人公たち。
したたかさの欠けらもない主人公たち。
そして偽りの自分を演じて、居心地のいいツィッターの世界に逃げ込む主人公たち。
確かに現実は理不尽で愚かで、息苦しいものだと思うが、僕は雄々しく現実に立ち向かう主人公を見たい。
しかも傷を舐め合う仲間など否定して、ひとりで道を切り開いていくような。
「龍馬伝」がきっかけで現在、岩崎弥太郎がブームだそうだ。
その理由はわかる。
生命力がありたくましいからだ。
「素直になれなくて」の主人公たちと正反対だからだ。
歴女の人達が戦国武将に憧れるのも、これと同じだと思う。
現実を生き抜く力がなく、仲間と傷を舐め合うような主人公のドラマは見たくない。
現在の若者の悩みってこの程度のもの?
まず月子(上野樹里)。
学校における自分の境遇に悩んでいるようだが、学校に怒りを感じるよりも教師としての自分の実力のなさを考えるべき。
中原中也の詩の授業でスピッツの詩?
そういう授業のやり方もあるだろうが、本物の教師ならそんなことをしなくても中也の魅力を伝えられるはず。「何やってるんですか?」と怒った女生徒や先輩教師のイライラはよく分かる。
次に圭介(瑛太)。
エロ雑誌のカメラマンであることに劣等感を持っているようだが、それは実際のエロ雑誌のカメラマンに失礼だ。撮られているモデルさんにも失礼だ。
写真に高級低級はないし、エロ雑誌の写真で救われている男性も沢山いる。
もし違うと思っているのなら辞めるべきだし、生活の手段と割り切って飛躍する機会を待てばいい。
もっとも圭介にはまだ背後にいろいろありそうだが。
市原薫(玉山鉄二)も同じ。
いわゆるパワハラ。
でもイヤだったら断って営業に戻ればいいと思うし、のし上がるための手段として割り切って、男芸者に徹すればいい。
もっとしたたかになれば、パワハラシーンを録音して、それをネタに編集部に残ることだって出来る。ライバル他誌に売ることだって出来る。
そしてパク・ソンス(ジェジュン)。
いろいろ事情があるのだろうが、僕だったらとっくに辞めている。
上司に頭から水をかけられる理不尽。取引先からはアポをドタキャンされ、足もみを強要される理不尽。
そんな場所でない、ソンスを受け入れてくれる場所がきっとあるはず。
あるいは「何とかなるさ」と開き直れないものか?
弱すぎる主人公たち。
したたかさの欠けらもない主人公たち。
そして偽りの自分を演じて、居心地のいいツィッターの世界に逃げ込む主人公たち。
確かに現実は理不尽で愚かで、息苦しいものだと思うが、僕は雄々しく現実に立ち向かう主人公を見たい。
しかも傷を舐め合う仲間など否定して、ひとりで道を切り開いていくような。
「龍馬伝」がきっかけで現在、岩崎弥太郎がブームだそうだ。
その理由はわかる。
生命力がありたくましいからだ。
「素直になれなくて」の主人公たちと正反対だからだ。
歴女の人達が戦国武将に憧れるのも、これと同じだと思う。
現実を生き抜く力がなく、仲間と傷を舐め合うような主人公のドラマは見たくない。