東海道線豊橋以東熱海までの区間は1995年の夏に2度乗車している。先に書いたサークルの合宿帰りに熱海から豊橋まで211系ロング車で乗り通したのが初乗車で、2回目は同じ年の夏に東上した時に豊橋から座れない113系3連に乗って浜松、静岡で乗り継ぎ、静岡から東日本の113系11連に乗って東京まで乗り通した時だ。この頃の静岡地区は、米原~大垣間に次いでネックとなる区間で、それが嫌で18ユーザーはみな大垣夜行にアホみたいに並んで床に座ってでも乗っていたのだろう。今でもその状態は変わらないが、ムーンライトながらは全車指定なので、床に座る人間は少なくなっているはずだ。
言うに及ばず私も東海道中膝栗毛は最初の1~2回だけで苦痛になり、後はムーンライトながらや寝台急行銀河などを活用することが多くなった。最近は贅沢に新幹線を利用したりしているが、静岡遠征に関しては東海道線を利用せざるを得ないので、昨年末からの静岡地区私鉄巡りでは東海道線にかなり乗っている。東海道線静岡地区もかなり様変わりしたようで、3両編成で大混雑している列車がかなり減って、昼間から6連など長い編成が見られるようになっている。313系投入により113系が姿を消し、名古屋からの転配で211系ロング車が来て、ほとんどの車両がロングシート車となっている。乗車距離の関係なのかどうかわからないが、名古屋では積極的に転換クロスを採用しているJR東海もこと静岡地区に限ってはロングシートを採用している。何か意味があるのだろうか?
静岡地区での楽しみと言えば、朝方に通過する東京ブルトレの撮影だ。私が撮影をしだした頃には既に大半のブルトレが廃止され、今や撮れる対象と言えば、はやぶさ・富士しかなくなったのは残念だ。この両列車も早晩廃止となるだろうが、静岡地区では撮影にはいい時間帯に通過するので、是非とも廃止前にもう一度撮影にチャレンジしたいところだ。