8月29日松阪に宿泊して、宿で特選牛肉弁当を堪能して1日の疲れを癒した。翌日は紀勢貨物をどこかで撮ろうかと思っていたが、時間が読めてなかったのと天気が思わしくなかったので軽くパスして、どこかで近鉄の撮影もと思っていたのも断念して、朝から養老鉄道へと向かった。養老鉄道には近鉄養老線時代に乗車しているので2度目の乗車となる。前回乗車の時は配線写真を撮れなかったので、今回はそれを目的にじっくり乗ることにした。桑名では近鉄線ホームとの間に“ベルリンの壁”が設けられ、有人改札があり、ICカード読み取り機も置かれ、近鉄とは一線を画した状態だった。養老鉄道発足時から桑名駅を訪れた人が巨大な壁ができたと言っていたが、実際間近で見てみるとベルリンの壁と言われるのも過言ではないなと思う。もっとも走っている電車は近鉄電車そのものだし、社員も近鉄の社員という印象の人が多く、駅名板や桑名での近鉄との国境を除けば近鉄色はまだまだ残っているように思う。大垣までの道中は2両編成ながら利用者は少なく、大垣に近づくにつれて多少は乗ってきていたが、日曜の朝の時間帯ということもあるだろうが、利用者は全般的に少なかった。
大垣から揖斐へは乗り換えとなるが、接続時間は長く、通しで乗る人はあまり考慮されていないようだ。揖斐へ向かう電車も利用が少なかったが、揖斐からの折り返しの電車は3両編成の割りに結構乗っており、売りの一つであるサイクルトレインに自転車を積む人も見られ、意外にも利用されている印象が残った。