EXPRESS DIARY~鉄人日記~

鉄道に関することを日々徒然なるままに書いて行こうと思います。

JR吉備線・サンライナー

2010年01月03日 | JR西日本

091230hakubi115d10  12月30日姫新線を全線制覇して新見に到着。このあとは伯備線~吉備線経由で岡山へ出て、今晩の宿を取っている福山へと向かう。新見はミゾレ混じりの雨模様で、かなり寒かった。381系ゆったりやくもを見送り、続いて入線してきた115系播州赤穂行きへと乗り込む。彼の地で播州赤穂の文字を見るのは未だに違和感があるが、この車両運用はここ数年定着している。隣のホームには213系も入線してきて、赤穂線との直通により“新車?!”が伯備線にも入るようになったのを実感できる。N30改造の115系は座席の仕様が223系に近く、半ドア扱いも自動化されており、リニューアルの甲斐があったことを実感できる内装になっている。総社まで雨模様の中、ゆったり転換クロスで小1時間ほど休憩を取る。

091230kibi472002 091230kibibittyutakamatsu  総社からは吉備線に乗り込むが、乗り継ぎ時間はわずかで、同一ホームでの乗り換えながら吉備線列車は新見方にずれて停まっているので、乗り込むと同時に発車する形になった。吉備線も以前乗車済みだが、今回は乗り直し旅行の一環として乗車することにした。備中高松の大鳥居が印象的な路線だが、その他は岡山都市近郊路線であまり見るべき景色は展開されない。LRT化が取り沙汰されていた路線だが、結局どうなったのか全く分からない。沿線の風景を見る限りLRT化できるのは岡山から備中高松までぐらいが限度でそれより先は駅間距離を縮めても周りは田んぼばかりといった状況だ。LRT化が成功となるかどうかは分からないが、何らかの形でスピードアップは行って欲しいものだ。今の遅さは異常であり、LRT化とともにスピードアップを実施するか、軽快気動車を投入してスピードアップをするかしてほしいものだ。

091230sanyo117e1  岡山からは福山へ行くのみとなるので別に何に乗ってもかまわなかったが、時間が合ったので117系サンライナーに乗ることにした。岡山駅も大阪駅同様リニューアル工事中だが、橋上駅舎が完成してイメージが大幅に変わっている。帰省客などでコンコースは混み合っており、中国地方最大の駅はいつ来ても活気がある。117系が待つ山陽本線ホームはそんな中閑散としており、年末の夕方とあって各列車とも利用者は少なかった。快速サンライナーもご多分にもれず席が埋まる程度の利用率で、こういう時は座席数の多い2扉転換クロスシートが大変ありがたい。福山までの都市間輸送が多いのかと思っていると案外駅間での出入りが激しく、倉敷、新倉敷、金光、笠岡と降りだけでなく、乗りの方も結構あるのには驚いた。特に倉敷からは乗車が多く、さすがは岡山県第2の都市といった感じがする。快速サンライナーは先行する普通の後追いのため、かつて京阪神で爆走した117系もその走りを披露する区間が少ない。上りサンライナーはもう少し速い走りをしたように思うが、普通の後追いをすると閉塞区間が長い山陽本線では思うように走れないのだろう。そう考えるとわざわざ快速を運転する必要性もないのかなと思える。データイムの快速が削減され、快速サンライナーは大幅に運転が減るが、利用動向やその走りを見る限り、車両面で快速仕様の117系が使われる以外は特に快速である必要性もないのかなと思える。