EXPRESS DIARY~鉄人日記~

鉄道に関することを日々徒然なるままに書いて行こうと思います。

京阪ノンストップ特急の旅2

2011年12月07日 | 乗り鉄

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 12月3日土曜日。京阪臨時快速特急。京阪間ノンストップ特急の旅パート2です。樟葉を過ぎて、ここまでは従来の快速特急と同様と言ってもいい道中です。ここから次の中書島、丹波橋を通過するのが京阪間ノンストップ特急の真骨頂と言えそうです。新快速のようにガンガン飛ばすというものではないですが、停まらないというのも一つのサービスと言えます。車内は快適な転換クロスシートで空いていれば、座席を独占もできますし、京橋を出れば七条まで出入りがないので気兼ねする必要もありません。本来であれば有料サービスであってもおかしくはない列車です。とりわけダブルデッカー車に乗ると至福の時を過ごせますね。これは鉄っちゃんに限ったことではないと思います。ビジネス利用でも十分な設備ですし、全車ダブルデッカーの有料特急を走らせても面白いのではないかと思うほどです。土休日には観光特急、平日にはホームライナーとして走らせれば面白いと思います。無料サービスが京阪特急の真骨頂ですが、300円程度の有料であれば、利用者もつくのではないでしょうか。高架が完成し、上り待避線を建造中の淀を通過し、今年の競馬開催が終わった京都競馬場を見ながら高架から下りて、速度を緩めて中書島を通過します。先行の普通が詰まっているのか丹波橋付近まで徐行します。丹波橋を通過すると息を吹き返してまずまずの走りを披露してくれます。京阪特急のネックは萱島~樟葉間の線路容量と各所に潜む急曲線であることは今も昔も変わりません。ノンストップ特急であってもJR奈良線を跨ぐ東福寺付近の急曲線では速度を落とします。この辺りが改善できれば…といつ通っても思う次第です。東福寺を通過して地下に入り、京橋から最初の停車駅である七条に停車。利用者が少ないので特急停車駅としてはどうかという話がいつも挙がる同駅ではありますが、ノンストップ特急でも停車しており、かつての威厳は保っています。清水五条を通過し、駅名変更後初のノンストップ特急停車となる祇園四条に停車。ここで結構な人が降りるのは特急と同じです。私は次の三条で後ろ髪をひかれながら下車。京阪間ノンストップ特急は少々所要時間がかかる難点はありますが、快適さではJRの新快速を遥かに凌駕しており、ノンストップのサービスというのは改めて大きいと感じた次第です。