フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

角田光代著「対岸の彼女」の題名の理由は?

2012-11-21 17:32:00 | 読書会
11月21日 水曜日 晴れ

読書会でした。
この所気持ちがざわざわして居るからでしょうか、洋間の飾り棚がまだ夏バージョンでした。
カッパたちが車座に座って、談笑している景色のままになって居たのです。

今朝は寒いと言う予報でしたので、読書会で使う部屋にストーブの準備をしました。
暖房はエヤコンとガスストーブと電気カーペットの3種類を用意しています。
電気カーペットは何時も使いますが、その他はメンバーの要望で使う物を決めています。

ストーブを使う部屋に裸のカッパは似合いません。
飾り棚の敷物や飾り物を全部取り替えて、室内の景色にしました。
”読書の秋”と今日の”読書会”を考えて絵が描かれています詩集を広げてバックに飾りました。

ところがその詩集を貸して欲しいと言う方が居られ、すぐに姿を消してしまったのです。
それで代わりの詩集を探したのですが、絵が描かれていて詩にも雰囲気がある本は見つかりません。
仕方なく優しいタッチの散文と季節の美しい写真が入って居る料理本を飾りました。
これはこれで良い雰囲気になりました。

今日の読書会は角田充代著「対岸の彼女」を読みました。
「とっても良かった」と言う方も居られましたが、読みにくかったという方も居られたのです。

ストーリーは虐めにあっていた過去の情景と、大人になっての現在のことを交互に書いています。
読み始めはその書き方に戸惑いましたが、割りに早く慣れたのですが、その書き方に慣れなかったとか。
一つのストーリーを順々に書いてある方が読みやすいことは確かです。
最後に著作の題名の話題になりました。いつもは何となく納得するのですが、今回は掴めなかった様です。

”専業主婦が働こう”と決意する心理に驚き、仕事を決めてから子供の保育園を探す行為に驚きますし、
結果、苦手な”口うるさいお姑さん”に不本意ながら一時的に預け、時間に追われアプアプする主人公。

子供時代に虐めに遭っていた女社長、その社長とは同じ大学だった事ですぐ親しみを感じたり、
独身の社長の言動一つ一つに主人公が感じる共感と違和感。
「採用」と言われて、仕事の内容説明の無いまま喜ぶ主人公。
年齢的な違いなのでしょうか、納得出来なかったようです。

ただ「結末が良かったので救われた」と言うのが皆さんの全員の言葉でした。
コメント (1)
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