9月9日 月曜日 晴れ
重陽の節句。亡くなった舅の生まれた日。そしてこの家の地鎮祭をした日。
長女は9月7日がお誕生日だったこともあり、舅と一緒にお誕生日の祝いをすることになり、
若かったからでしょうか、わたしとしてはちょっと不満な気持ちに。
1才のお誕生日の後は何時も一緒と言うことも無くなって・・・
目の中に入れても居たくないほど末息子を溺愛する父親に、あるじは何時も迷惑そうな様子を
せめて親孝行にとわたしたちの家の地鎮祭を姑のお誕生日に決行、それを舅への誕生祝いにと進言。
舅はとても喜んだ。今でもあのときの嬉しそうな様子が目に浮かぶ。
あるじは多少抵抗があったよう。でも喜ぶ父親の顔に負けた様子、苦笑いしながらも嬉しそうに。
朝から、何となく舅の事を思い出しながら家事をする。
どんな些細なことでも思うように動かないと不機嫌になる舅。
あるじが頑固で自分流を押しつける時「お父さんみたいになるわよ」のわたしの言葉で
ハッと気が付くようで、それ以上無理強いはしなかった。
と言うのは舅の耳に入れると、事が面倒になるのでなるべく内緒で物事を運ぶのが常だったので、
娘たちがあるじだけに内緒にして、行動することを一番恐れていた。
自分の父親にして居た事を、あるじ自身がされるのをその寂しさを知って居たので嫌がっていた。
娘は概してある年齢になると男親を避ける、と言う事もあるじは知って居た。
あるじは娘たちから阻害されるような父親には絶対なりたくない、そう思っていたよう。
話合いが出来る親娘でいる事を切望していたし、実際そんな父娘だった。
自分の父親に何も知らさない事を気の毒と思いながら、それをせざるを得なかったよう。
新婚の頃、車を持って居なかったのであるじの実家の営業車を借りて出掛たのだが、
事前に父の耳に入ると必ず一緒に行きたいと言う。それも行き先は必ず府中のお墓。
そして必ず「おまえたちもいつかはここに入るんだよ」と言う。若いあるじはそれを嫌がった。
でも現実はそうはならなかった。府中のお墓は川崎のお寺に改装してしまったし、
あるじは一緒に入る事を拒み、自分の家族のお墓を買っていたので其処に埋葬。
それも埋葬してから遠すぎてお墓参りが大変になると言われ、横浜の霊園に改葬している。
舅はあるじが来るのを待っていたでしょうに・・・。
怒って居る舅の顔が目に浮かぶが為す術無し。ただ、「ごめんなさい」と言うしかない。
重陽の節句。亡くなった舅の生まれた日。そしてこの家の地鎮祭をした日。
長女は9月7日がお誕生日だったこともあり、舅と一緒にお誕生日の祝いをすることになり、
若かったからでしょうか、わたしとしてはちょっと不満な気持ちに。
1才のお誕生日の後は何時も一緒と言うことも無くなって・・・
目の中に入れても居たくないほど末息子を溺愛する父親に、あるじは何時も迷惑そうな様子を
せめて親孝行にとわたしたちの家の地鎮祭を姑のお誕生日に決行、それを舅への誕生祝いにと進言。
舅はとても喜んだ。今でもあのときの嬉しそうな様子が目に浮かぶ。
あるじは多少抵抗があったよう。でも喜ぶ父親の顔に負けた様子、苦笑いしながらも嬉しそうに。
朝から、何となく舅の事を思い出しながら家事をする。
どんな些細なことでも思うように動かないと不機嫌になる舅。
あるじが頑固で自分流を押しつける時「お父さんみたいになるわよ」のわたしの言葉で
ハッと気が付くようで、それ以上無理強いはしなかった。
と言うのは舅の耳に入れると、事が面倒になるのでなるべく内緒で物事を運ぶのが常だったので、
娘たちがあるじだけに内緒にして、行動することを一番恐れていた。
自分の父親にして居た事を、あるじ自身がされるのをその寂しさを知って居たので嫌がっていた。
娘は概してある年齢になると男親を避ける、と言う事もあるじは知って居た。
あるじは娘たちから阻害されるような父親には絶対なりたくない、そう思っていたよう。
話合いが出来る親娘でいる事を切望していたし、実際そんな父娘だった。
自分の父親に何も知らさない事を気の毒と思いながら、それをせざるを得なかったよう。
新婚の頃、車を持って居なかったのであるじの実家の営業車を借りて出掛たのだが、
事前に父の耳に入ると必ず一緒に行きたいと言う。それも行き先は必ず府中のお墓。
そして必ず「おまえたちもいつかはここに入るんだよ」と言う。若いあるじはそれを嫌がった。
でも現実はそうはならなかった。府中のお墓は川崎のお寺に改装してしまったし、
あるじは一緒に入る事を拒み、自分の家族のお墓を買っていたので其処に埋葬。
それも埋葬してから遠すぎてお墓参りが大変になると言われ、横浜の霊園に改葬している。
舅はあるじが来るのを待っていたでしょうに・・・。
怒って居る舅の顔が目に浮かぶが為す術無し。ただ、「ごめんなさい」と言うしかない。