フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

何気ない 所作にも見える 人となり

2014-08-30 18:40:09 | 日記
8月30日 土曜日 朝の内あめ のち曇り時々晴れ

久しぶりに、生乾きの洗濯物を外に出し、風に当てた。
今日も涼しい一日。予定がないので急に思い立ち、内科と皮膚科へ行くことに。

診療時間は午前中だけなのだが、皮膚科は予約をしていないと早く行っても最後になるので、
11時頃、到着するように出かける。やはり、12時15分と言われるが、それも目安だけ。
もっと遅くなるはず…。

12時頃までに呼ばれることは無いので、医院の下にあるスーパーへ行き栄養ドリンクを買う。
朝から気怠さとフラフラ感が酷いので、それを飲みながら休憩スペースの椅子に座って居た。

カゴ一杯の支払い済みの品物の処理をしている人たちの様子を、ぼんやり眺めていたら、
まず、結構年配の買い物客が多いのに気がついた。
買った品物をビニール袋に入れ、スーパーのレジ袋に入れる何気ない所作の違いに気がつく。

女性の方は、ビニール袋を開くのに、そばに置いてある濡れ布巾をちょっと触ってサッと、
手早く開けて品物をその中にいれ、それからレジ袋にアトランダムに入れる人が多かった。

杖を持った男性の動作を興味深く眺めていた。
かなりの量の品物が入ったカゴを、台の上に乗せるとガラガラっと大きな音を立て、
台の上に置いてあるビニール袋を思いっきり引っ張り、何枚か続いた袋をパッチと切った。
袋をそのようにして家に持ち帰る人を見かけたことがあるが、その方は違った。

一枚ずつ袋を切り、指先を舐めて袋を開き、更に袋にフーと息を吹き込み、
それから品物を一つ一つ入れ、きちんと袋を畳むようにしてから積み上げていく。
何度も何度もそれを繰り返す、その根気良さに感心してしまう。

品物全部にその作業をするので、随分時間がかかったと思う。
それを持ち帰るのに、明らかに他のスーパーのレジ袋2枚をポケットから出し、収納。
そして、片手で袋を持ち、もう片手は杖をついてその部屋を出て行った。

きっと几帳面なご主人なのだろうと感心しながら見送って、まだ早かったけれど医院へ向かった。
退屈する時間だったはずが、ぼんやり眺めているだけなのに退屈はしなかった。

コメント
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