唐突に、中学・高校がご一緒だった友人のお嬢さんの治療を受けに行って来ました。
元気そうにしていてもかなり厳しいのが本音です。
治療をお願いする方が、目下入院中。何とかしないと…、困っていました…。
友人とは度々お目にかかりますが、お嬢さんが治療をなさるとは知りませんでしたし、
当然初対面ですから、お嬢さんのお宅までご一緒して下さいました。
治療はそっと触れているだけなのですが、全く違う箇所に反応が出たり不思議な感覚でした。
痛みを感じないのに、針の治療を受けていた時のような反応が現れるのです。
治療の前に御茶をしながら現状をお話しましたが、身体に触れながらもいろいろ質問を受け、
昔の事を思いだしながらお答えしました。
答えながら、随分無理をしていた事を再認識しました。懐かしい事ですが想い出すのは辛いです。
全く家事仕事をしたことの無いあるじが、パン生地に餡を詰めたり出来るはずありませんし、
食パンの生地を決められたグラム数に計ることなども、かなり難しかったはずです。
時間がたっぷり有れば良いのですが、イーストが入った生地はスピードが必須なのですから。
何の連絡も無く、職人が突然欠勤。やって来ない事が多々有りました。
そんな時、どのような予定が有っても、店が第一ですから全てキャンセルしてわたしが代行。
主婦ですから見よう見まねで、あんパンを作りましたし、パン生地の計量もしました。
スピード第一に、必死でした。
夫は職人の代わりに生地を作り、発酵させるパン生地の管理や窯からのパンの出し入れも…。
どちらにしても、素人のあるじとわたしですから、プロの職人がいない時は無我夢中でした。
わたしもあるじも疲れたとも言えず、考える時間も有りませんでした。
あれだけ無理をしたので、あるじも急逝したのかもしれない…、とどれほど思ったか…。
ただ、店をしたいと思っていたのはあるじですし、”無理なのでは?”とは言えませんでした。
今日、治療受けながら、いろいろ細かく質問をされ、こんな昔々の事を想い出しました。
ただ、見た目では解らないわたしの体調を短時間で理解なさったようで、驚きです。
わたしは、その様な事は了解していますので、何を言われても動じませんでしたが、
ただ、友人が驚き「見かけで判断出来無いのね」と困惑気味のご様子、申し訳無い事を…。
「今日は、あちこち動かしたので、早めに眠くなるかもしれません」と、ご注意を受け帰宅。
確かに気怠さがいつも以上ですし、眠けが酷い。寝るしか無い様です。寝ます。