前の道路に柚子の花びらが降ってくるように、掃いても掃いても切りが無く、少々お疲れ気味。
でも、柚子が成るのは嬉しいです。
この数年間、我が家で収穫した柚子は加工して恩師にお届けしていました。
小粒な柚子ですが、500個から600個位毎年実をつけていましたので、冬至に間に合うように先生に宅急便で送るようにしていました。
ある時、わたしの送った柚子で、毎日昼食にお蕎麦を召し上がっていることを知りました。
先生は糖尿から腎臓を悪くし、透析寸前だったそうです。
柚子を調味料がわりになさった結果、”透析にならずに済んだ”とおっしゃるので驚きました。
それまでは柚子の実をお持ちしましたが、柚子の実は時期で手に入らなくなります。
それで、柚子の種を抜き、刻んで果実酢に漬け込むことを思いつきました。
それから数年間、収穫した柚子をタワシでゴシゴシ水洗いし、柚子の周りの水分をシッカリ拭き取り、柚子を半分に切り、種を竹串で取り除き、細かく刻み果実酢に漬け込みました。
毎年500個くらい加工して、大ぶりの瓶に詰め我が家の冷蔵庫で保存していました。
あるじが混声合唱団を立ち上げ、毎月1回男性メンバーが我が家で練習をして、練習の後、
わたしの料理で飲み会をするのが常でした。その時の冷蔵庫が今も洋間に有ります。
その冷蔵庫を、先生にお届けする甘酢漬けの保存場所にしていました。
先生にお届けするはずの”柚子の甘酢漬け”はまだ冷蔵庫に残っています。
昨年4月、恩師がお亡くなりになった為でしょうか、柚子の実はほとんど出来ませんでした。
今年は、今までに無いほどビッシリお花が咲いています。柚子は沢山出来そうです。
甘酢漬けの作業はせず、ご近所の方にお配りして使って頂くつもりです。