格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

冤罪だらけの我が日本「息子よ 必ず証明してあげよう お前のチャンは決して人を殺していない」袴田巌

2010-04-08 22:09:56 | 阿修羅

冤罪だらけの我が日本「息子よ 必ず証明してあげよう お前のチャンは決して人を殺していない」袴田巌 AobadaiLife
http://www.asyura2.com/10/senkyo83/msg/854.html
投稿者 亀ちゃんファン 日時 2010 年 4 月 07 日 22:36:18: GqNtjW4//076U



http://ameblo.jp/aobadai0301/ 
冤罪だらけの我が日本
2010年04月07日(水) 06時06分12秒

〔転載はじめ〕


冤罪だらけの我が日本 

1961年。今から約50年前に起きた名張毒ぶどう酒事件。
http://www.asahi.com/national/update/0406/TKY201004060265.html

この事件が、冤罪である可能性が高く、

最高裁は、名古屋高裁に審理を差し戻したというニュースが昨日報道された。

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最高裁、再審判断を高裁に差し戻し 名張毒ブドウ酒事件


三重県名張市で1961年、農薬入りのブドウ酒を飲んだ女性5人が死亡した「名張毒ブドウ酒事件」で、最高裁は、殺人などの罪で死刑が確定した奥西勝死刑囚(84)の再審を認めるべきかどうかの判断を改めて名古屋高裁に差し戻す決定をした。5日付。第三小法廷(堀籠幸男裁判長)は「犯行に使われた毒物の解明について、審理が尽くされていない」と述べた。

 毒物の成分をめぐる科学論争に絞って、さらに同高裁で審理が続くことになった。

 第7次再審請求で、弁護側は奥西死刑囚の犯行を否定する材料になる五つの「新証拠」を提出。第三小法廷はこのうちの四つを「抽象的な可能性にとどまる」などとして退け、争点は奥西死刑囚が使用を自白した農薬「ニッカリンT」が本当に犯行で使われたのかの1点に絞られた。

 第三小法廷は、ニッカリンTに含まれているはずの特定成分が弁護側の再現鑑定で検出されたのに、事件後のブドウ酒の鑑定では検出されなかったことに注目。別の成分はどちらの鑑定でも検出されたことから、「特定成分だけが検出されなかった合理的な説明がない」と疑問を示した。

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まず、この報道を知って、私はしばらくショックというか、

唖然としたまま、固まってしまった。


この事件の犯人とされ、再三にわたって冤罪であることを訴え続けてきた

奥西勝さんは現在、84才である。


ちょうど今の私と同年代の時に、ずさんな警察の捜査によって逮捕され、

そのままずさんな裁判と、御用マスコミなどの既得権によって、

84才の今日まで、自由を奪われ、刑務所の中で、人生を送ってきているのである。

こんなことが許されていいものか。


そう考えて、次に考えたことは、

取調べが可視化されないままに、強制的な自白調書をとらされることで、

日本は冤罪だらけというが、

いったいこの国には、どれほとの冤罪がまだあるのだろうかという、

その絶望感と。


そして、でも、まだ奥西さんが生きている間に、間に合ってよかったという安堵感と。


次に、いや、飯塚事件の久間三千年さんのように、

国家によって、意図的に死刑執行を早められ、殺された人もいるわけだから、

やはり、北朝鮮並の理不尽で、国家に殺されてきた人がいるのだろうなあという、絶望感と。


それにしても、この国は結局冤罪だらけだから、

死刑判決が出たまま死刑執行がされない死刑囚がたくさんいるんだろうなあと、

いう妙な納得感と。


とにかく、鳩山政権は、こういう問題を解決することがまず先だろう、

という苛立ちと。


いろんな感情が沸き立ってしまって、寝つきがずいぶん昨晩は悪かった。


さて、


そもそもの話を書きたいのだが、

私がブログで、こういう国策捜査の話にしても、政治の話にしても、

とくに扱いはじめたのは、昨年の三月三日の小沢事件。

つまり、衆議院選挙を目前にして、苦戦が伝えられる自民党の失地回復のために、


野党第一党の党首であった民主党の小沢代表を狙い撃ちにして、

検察と、マスコミがそれに加わる形で、大久保秘書を国策逮捕したという件にある。


そもそも西松事件自体、

圧倒的にお金は自民党に流れていて、森元首相や、尾見元財務大臣はじめ、

自民党の疑惑対象者には、参考人聴取さえされないという異常事態だったが、


私が小沢代表秘書の逮捕を知って、これは間違いなく国策逮捕だなと思ったのは、

当時の麻生首相がインタビューで、記者団から質問を受けたときに、

目をそらし、またその目も泳いでいたことである。


これで、ああもうコイツらは、完全にグルだなということを確信した。


そしてその後、ナベツネが力を持つマスコミによる、

民主党に対しての大ネガティブキャンペーンがはじまる。


これは、もう、日本の国も、堕ちるところまで堕ちたなと思った。


私がブログで政治や、国策捜査の話も書き始めたのもそれからである。

マスコミが、ナベツネ、日枝、氏家、船橋など80才を超える

中国共産党の大幹部並みのおじいさん世代に牛耳られている以上は、


これはもう、インターネットを使って、

一般国民の一人ひとりが情報発信をするしかない。

これは私だけでなく、そう思った人は多かったはずだ。


だから昨年の小沢事件をきっかけに、

政治や、国策捜査の問題に対して異を唱えるブログや、SNSや、ツイッターは増えたと思う。


そして、私が驚いたのは、国策捜査の問題の深刻さである。

佐藤優の「国家の罠」で、そうした国の理不尽があることは知っていたが、

しかし、それは一部の時代の犠牲者のみであろうと思っていた。


だが、小泉政権以降、

鈴木宗男事件、植草一秀事件、りそな銀行インサイダー問題、

耐震偽装事件、ライブドア事件など、


主だった事件の裏側には、常にこの国策捜査が存在していたことを知った。


そして、検察の裏金問題を告発した三井環大阪高検部長の国策逮捕を皮切りに、

小泉政権が、検察との癒着を進め、政権の支持率維持のために、

こうした国策捜査を利用してきたということも知った。


これで、この国の闇の一番の根っこの部分は、

この国策捜査の存在であると。

しかし、この問題は、なにも小泉政権時代に限ったものではなく、

その昔からやっぱりあって、


それは東京地検特捜部という組織が、

ソ連でいうところのKGBのようなもので、

権力側にとって都合の悪い人間をこれまで国策逮捕してきたと。


とくにアメリカと根っこでつながっていて、

つまり、検察が戦後、存在を許された理由として

アメリカが、戦後に日本を統治するうえで、

当時、冷戦時代ということもあったわけだから、


アメリカに対して、都合の悪い人間を排除するうえで、ここを悪用されてきたと。

しかも、それを批判すべきマスコミ自体も、

CIAのエージェントであった正力松太郎をはじめ、

アメリカとずぶずぶの癒着関係にあったと。


結局、私たちが学校で習った日本の民主主義というのは茶番もいいところで、

旧・社会党などは、もともと政権交代ができないように、

自民党から裏金の資金提供を受けるどころか、

そもそも候補者を全選挙区で立てることはせず、

それは自民党が、過半数割れを起こして政権交代が起きてしまうことを避けていたと。


結局、政党にしろ、マスコミにしろ、検察にしろ、

アメリカがGHQが去った後も、これまた戦争責任の無罪放免と引き換えに、

CIAのエージェントとなった岸信介ら元・A級戦犯の実力者を通じて、

アメリカによる間接統治の仕組みをつくったと。


こういう構造が分かったときに、これはもう、何がなんでも、

民主党を衆議院選挙で勝たせて、政権交代を実現させなければいけない。


そこを支援する目的もあって、

ブログでも、政治にしろ、国策捜査の問題にしろ、扱うことにしてきたわけだ。


そして、小沢一郎に期待をしていたのは、

彼自身が、自民党の幹事長をつとめ、権力の裏側までよく知り尽くしており、

また新進党の失敗という苦い経験もあると。

何より、自民党と社会党のウラ連立政権であった55年体制を、

信念をもって、破壊してきたのは小沢一郎自身であり、


海部内閣における小選挙区制の導入や、また新生党の設立など、

まさに小沢一郎自身が、日本に議会制民主主義を根付かせるという信念のもとに、

それゆえに、既得権側から目の仇にされながらも、20年かけて行動をしてきたと。


で、あれば、野合集団。

政治権力に関しては、素人集団の民主党が、与党として存在するためには、

小沢一郎の豪腕なくしては、この歴史的な局面は乗り越えられず、

それゆえに、検察や、マスコミからターゲットとされるものでもあり、


まずは、政権交代をして四年間は、自民党からの権力の引き剥がしに、

小沢一郎が動いて、そしてその後、彼自身、心臓病の持病もあるので、

岡田、原口、長妻ら、次の世代のリーダーに託すべきだろうと。

そこを期待していた。


それと、小沢一郎自身も国策捜査の被害者でもあり、

また鳩山政権のキーマンとして、鈴木宗男がおり、


そて、アメリカのネオコンや、ウォール街と結びついた

ブッシュ政権の傀儡であった小泉政権の裏側をよく知っている

亀井静香が、内閣のキーマンとしていると。


よって、この内閣であれば、情熱をもって、

国策捜査や、司法の腐敗を変えてくれるのではないかと。

そこを期待していたわけだ。


もちろん、今でも期待をしているのだが、

それにしても、なんとスピードの遅いことかとも思う。


国策捜査の問題もだし、冤罪の問題もだが、


結局、日本の場合は、欧米や、韓国、台湾、香港、モンゴルなどでも

あたり前となっている取調べの可視化が許されておらず、

密室の空間の中で、検察が、あらかじめ用意したシナリオにそって、

「自白」という形で、調書をつくり、それが裁判にいくわけである。

よって、密室での暴行は当たり前で、

または、関係のない家族や、関係者を取り調べによんで、

「お前が罪を認めないと家族に危害が及ぶぞ」と脅すわけである。


こうした精神的、肉体的拷問にたえかねて、

自分が見に覚えのない罪でも「自白」させられることになる


しかし、

菅家さんのコメントにもあったが、そこに耐えかねて

「自白」する人たちの思いは、


それでも裁判になれば、きっと裁判所が見抜いてくれるだろうという期待感である。


しかし、実際は、日本の場合、検察と裁判所も、

人事交流などを通じて癒着しているから、

起訴有罪率99.8%という北朝鮮並の数字になるわけである。


通常、欧米でも起訴有罪率は60%-80%である。


よって、日本では冤罪がどんどん生まれる仕組みになっている。


とくに検察はエリート官僚でもあるから、

自らの出世のためには、無理やりにでも検挙できないといけないのである。


だが、肝心の鳩山政権は、


政権をとったにも関わらず、取調べの可視化もやらなければ、

過去の冤罪被害や、国策捜査の検証すらしていない。


そうこうするうちに、

鳩山首相、小沢幹事長、今度は中井国家公安委員長に、

意図的にスキャンダルがつくり出されて、圧力がかけられるのである。

自民党でも、改革をしようと思った人は、これまでこのようにしてつぶされてきた。


だが、いろいろと圧力もあるのだろうが、

今、塀の中で、無実の罪で苦しんでいる人たちのことを思えば、

政治家たるもの、なんだってできるはずだ。


とくに、飯塚事件のように、国家が意図的に関わった

殺人行為に関しては、早急に事実解明をする必要がある。


検察、裁判所、そしてそれに加担するマスコミのために、

この国にはまだまだ冤罪が山ほどある。


やはり冤罪の可能性が高いといわれている

1966年に起きた袴田事件(http://www.h3.dion.ne.jp/~hakamada/index.html)の袴田巌 さんは1983年、このような手紙を息子に送っている。

----

息子よ、必ず証明してあげよう。



お前のチャンは決して人を殺していないし、

一番それをよく知っているのが警察であって、

一番申し訳なく思っているのが裁判官であることを。



チャンはこの鉄鎖を断ち切ってお前のいる所に帰っていくよ。
----


私自身、息子を持つ一人の父親として、

この手紙には、なんともいえない切なさと、苦しさを感じる。


鳩山政権は、その歴史的な使命を自覚し、

司法の健全化の問題には、強い意志で立ち向かうべきだろう。


〔転載おわり〕  

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コメント
01. 2010年4月07日 22:59:36: eJpJR4SFmM
明日は、わが身。
その時、頼りにできると思う政治家は誰か。

検察が逮捕した小沢は悪いやつだ、やめろ、と言っている政治家は絶対に頼れない。

我々にできることは、選挙での一票の行使である。

冤罪のない社会を作ってくれる政治家は誰か。

明日は、わが身である。



02. 2010年4月07日 23:02:12: cIHl5KhI3k
袴田事件を元にして製作された映画が
5月下旬から公開されるそうです。
シャンプーhairさんが社会板に
予告編をうpされています。
http://www.asyura2.com/09/social7/msg/755.html
公開されたら行こうと思ってます。

03. 2010年4月07日 23:10:33: RmiKbnOWaI
私も期待していますが、なにぶん今までの売国奴達が巧妙に張り巡らせてきたものを半年くらいでひっくり返すのはいくら小沢さんでも難しいと思います。ポイントは参議院選挙で単独過半数を取って、政権基盤が安定してからと思っています。
それから大掃除が始まると思います。それまでじっと我慢をしているのだと思います。従って、動きが鈍いのではなく攻撃されてなかなか動けないので、国民側がもっと賢くなり、新聞やTVやそのスポンサーの不買運動して、戦わなくてはならないと思っています。民主党と一緒に売国奴と戦うのです。

04. 2010年4月08日 02:32:14: K7HHENRgAI
簡潔で言い得たすばらしい筆力に震えました。
国策捜査でえん罪を被せられた人は膨大なんでしょう。戦前の特高が引っ張ったのは思想犯といわれるが、すべてえん罪。その実体を知るすべありやなしや。
一般の人も、警察や検察のメンツや地方の政治的関係から罪人に仕立て上げられた人の数はどれほどか。いったん罪人にされると、どう無実だと訴えようと世間が白い目で見る社会が作られ、本人は無念を墓場まで持って行かざるを得なかった。ライ病に仕立て上げられた人も多かったらしい。考えるだに恐ろしいことです。
だが、先日の小沢捜査などを見ていると、特高のような組織が再度大手を振って闊歩する時代が迫っていたことを思わされた次第です。それ故にも小沢捜査には徹底した検察批判が必要だったし、そういう組織の速やかな解体が必要なことは論を待ちません。
政治家も国民もあまりにも無警戒なことには驚きです。

05. 2010年4月08日 04:03:51: B0suqCvs5c
01さんにまったく賛同します。
阿修羅では、自民党はまったくダメダメと思ってる人が多く、私もその通りだと思いますが。民主党も自民党も、様々な人がいて、自民党の人が全員が全員ダメダメな人ばかりではないでしょう。というのか、二大政党制を目指すわけですから、自民党にも何年かの長いスパンで復活してもらわなくては困ります。それは自民党の中に、ごく少人数でしょうけれど残っている、まだ良心を持っている人達によって成し遂げてもらわなくてはなりません。

本当に国民のためを思っている本物の政治家かどうか、はあの去年の3月から続いている「小沢さんvs検察」に対する態度からわかります。
検察&マスコミの言うことを全く疑わず信じちゃって、マスコミと一緒に小沢さんを非難しちゃってる人は、状況判断力無し、情報収集力無し。B層、時給800円の私でさえおかしいと気が付いたのに、それに気が付かないのは、明らかに鈍すぎ。そんな人が政治家では困ります。

検察のダークさを知っていながら、マスコミと一緒になって小沢非難をしている人は、よりタチが悪い。国民より自分たちの方が大切な人たちです。もしくは戦前の恐怖体制がいいと思っている人。国民はどんなに理不尽な目にあっても権力に従うべきだと思っている人。こんな人たちには即刻政治の舞台から去ってもらわなくてはいけません。



06. 2010年4月08日 15:41:17: J0o6rialnc
この投稿者に先ず喝采を送ります。
私は自民党の中ではただ一人田中角栄氏は尊敬に値する人と思ってきました。
20年程前自民党がもう単独では政権が取れなくなった時位から、いかなB層の私にも政治に不信感を抱き始め、自民党が村山氏を総理にしてまで政権にありつこうとする姿に愕然としてしまいました。
その後小渕政権では弱体化した自民党の権力を強固なものにするべく公明党と癒着し、その公明党に牛耳られる始末。
小渕氏の危篤の時病院の一室において数人の既得権益政治家により密室での総理を決め、あたかも小渕氏の最期の言葉があったの如くの説明で森総理が誕生。
サメの脳みそ、のみの心臓の醜聞そのままの失言の数々。
その後その森が最悪小泉総理生んでしまった。
あの時森総理が退陣に追い込まれた時の小泉の「いやまだまだ森氏には総理を続けてもらいたい」なんてあのずるそうな目つきで心にも無くニヤニヤのたまった時、私はこの男に私見であるが、「このコウモリ野郎」と名づけました。
それからのこの男のやることなす事既得権者優遇税制、弱者切捨ての社会保障切捨て政策のオンパレード、そして売国郵政民営化、国民に多額の借金押し付け、医療制度の崩壊、全て許せない事ばかり。
そして自分達の既得権益を守ろうとした特捜、検察、マスコミの醜悪な自民公明への加担ぶり。
そしてあの時小沢氏の「私は今回選挙で負ければ、政界から引退します。」の声がTVから流れるのを聞いた時、これはもうどうにかして民主党に勝たせなければならないと、力の無い私は「みんせい」の全ての投稿を毎日半年間夜中まで読み漁り、パソコンの色々な人の原稿をサーフィンし、それから私も投稿を書き始めたわけです。
今は同じ志の方達の投稿やコメントを読ませていただき、更に知識を研鑚している所です。
又とてもこの投稿で知識をたくさん得られ感謝します。
これからもお元気でドンドン書いてください。



07. 2010年4月08日 21:30:57: BwcEud6232
悪の帝国アメリカをバックに、内弁慶よろしく我が物顔でエリートを気取る検察とその相棒で出来レースを演じる裁判所。
汚物まみれのくせに、大義のない言論の自由を標榜する大マスゴミ。

私の願いは、これらを排除し、日本が独立国家となり、正義のまかり通る社会の実現です。

小沢一郎がんばれ。


08. 2010年4月08日 22:00:01: U9Cqqk3u4g
この記事は簡潔でわかりやすく素晴らしい内容です。冤罪防止には全面可視化しかありません。マスコミは偏向・誤報が多くて信頼できませんが、今日のNHKクローズアップ現代では『毒殺事件・揺らぐ死刑判決』で木谷明元裁判官が全面可視化
を言っていて早くこの法律ができるようになってほしいと思った。





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立ちあがるべきは日本ではなく主権者国民だ

2010-04-08 07:50:05 | 植草一秀氏の『知られざる真実』

立ちあがるべきは日本ではなく主権者国民だ
「立ち上がれ主権者」、


「騙されるな主権者」


これが、主権者に訴えるべきフレーズである。


日本国憲法は国民主権を定めている。


しかし、これまでの日本政治では、特定の利害関係者、すなわち、官僚、大資本、米国、マスメディア、これらと結託する利権政治屋に政治が私物化されてきた。悪徳ペンタゴンによる政治支配である。


昨日付記事、


「鳩山総理は日米対立を恐れずに交渉に臨むべき」


にも記述したが、


政権交代によって実現すべきことは、政治から「利権」を取り除くことである。政治を国民のための存在に変革することである。


官僚の利権、大資本の利権、米国の利権、そして政治家自身の利権を取り除くことが政権交代を実現する最大の目的なのだ。


天下りを全面禁止する


企業献金を全面禁止する


外交で米国に隷属しない


この三つを確実に実行し、国民の幸福のために存在する政治を実現しなければならない。


 昨年8月30日の総選挙によって実現した政権交代は、この大きな目標を実現するための第一歩に過ぎない。


 官僚、大資本、米国に支配される政治には140年、あるいは60年の歴史がある。この歳月が日本政治に強固な利権構造を植え付けてしまった。


 政権交代が実現したからといって、一朝一夕にすべてが変わるものではない。むしろ、旧支配者である利権複合体は、これまでの利権政治を復活させようと、死に物狂いで新しく生まれた無血革命政権を破壊しようとするだろう。


 この激しい巻き返しが繰り広げられている。






 主権者国民は認識しなければならない。マスメディアが利権複合体の一角を占めている事実を。


 マスメディアが毎日繰り広げる鳩山政権攻撃は、中立公正の立場からの報道とはかけ離れたものだ。利権政治を回復するために、手段を問わず、連日連夜、鳩山政権のイメージを低下させる報道にいそしんでいる。


 政治を国民のためのものにするには、


①天下り全面禁止


②企業献金全面禁止


③対米隷属外交からの脱却


を無血革命政権に必ず実行させなければならない。


 もっとも深刻な問題は、与党政治家が政治家としての仕事を利権業にしてしまったことだ。政治家が利権屋になり下がったことが諸悪の根源である。この問題を解決するには、企業献金を全面禁止するしか道はない。

 

 企業献金全面禁止に反対する政治家を信用してはならない。彼らは利権を目的に政治屋稼業にいそしんでいるのである。


 無血革命政権の基盤は、本年夏の参院選で無血革命政権が勝利しなければ盤石にはならない。利権複合体=悪徳ペンタゴンは、参院選で民主党を敗北させることに、最後の望みをつないでいる。


 「みんなの党」の創設も、「たちあがれ日本」とかいう新党の創設も、日本政治の刷新、日本政治から利権を排除し、日本政治を国民の幸福を追求するものに変えることを、いかなる手段を用いてでも阻止するための必死の工作活動のひとつにすぎないと思われる。


 いま立ち上がらなければならないのは主権者国民である。主権者国民はさまざまな工作活動、偏向報道に騙されてはならない。惑わされてはならない。


 政権交代実現から今日までの鳩山政権の実績に不十分な点はいくつもある。決して満点の出来ではない。


 しかし、国民のための政治実現には、いまは、この無血革命政権を支援し、育ててゆくことしか道はない。


 ここで鳩山政権をつぶしてしまっては、国民のための政治実現は遠い彼方に消え入ることになる。悪徳ペンタゴンの思うつぼである。


 「立ちあがれ主権者」、「騙されるな主権者」、がいま必要なメッセージだ。


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