格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

鳩山元首相「パリ同時テロの真相について」

2015-12-08 22:16:07 | 阿修羅

鳩山元首相「パリ同時テロの真相について」
「WSJによるとイスラム国とはCIAによって作られたものだ。 
今でもワシントンにサポートを得たり依存している。
利益を享受出来る人たちがイスラム国と組んで行った可能性がある。」


-------------------------------------


管理人


驚きです。
この件を直ぐに記事にすべきと直感しました。
よくぞ言ったと思います。
少なくとも、日本の政治家の1割はこの真相を知っているはずです。
しかし、一切、誰も口にしません。
怖いからです・・・暗殺されるのが。


『米国債を少しくらいは売りたい。』 と口にした橋本元総理。


『米国はあまりにも横暴だ。米国債はもう買わない。』 と
口にした中川元財務大臣。


ご存知のように、突如として不審な不慮の死を遂げました。


そして、今・・・
「イスラム国とはCIAによって作られたものだ。」 と
口にした鳩山元首相。


元総理大臣ということもあり、我々ネットの人間が
ツイートしたり、記事にするのとはまるで訳が違います。
これは、米国CIAの逆鱗に触れることは間違いない。
つまり、狙われる可能性があるのは否定出来ません。
この私の指摘を皆さん、是非、記憶しておいて下さい。


フランスのパリ同時テロが起こってから以降、
フランスやイギリスの世論は、戦争反対が多かったのにも
関わらず、実力行使の戦争賛成へと一変しました。


しかし、今回の鳩山元総理の話が拡散されると、イスラム国の名前で
我が国、日本国内において偽旗テロを起しにくくなるのは必定。
CIAが日本を戦争に導きたいからやったんだなと
多くの日本国民が思うに違いありません。
つまり、日本人の命を護ることにつながる訳です。


引用したとはいえ、大変勇気ある鳩山さんの発言ですが、
どうか、ご自身の身を護っていただきたいと切に願います。


しかし、つくづく思うのはマスコミのあまりの酷さ。
真相を全く語らないどころか、ウソばかりを垂れ流す。
やはり、植民地の国なんですね。
本当に腐り切っています。
ジャーナリストが聞いてあきれる。


今回の件は、到ってシンプルではありますが、
ものすごく重要だと判断しました。
多少でも愛国心や正義感のある人間なら、是非、
この問題を取り上げるべきだと思わずにはおれません。
ブロガーなら尚更でしょう。


マスコミの皆さん・・・
あなた達、本当に酷いね。
いつもウソばかりを垂れ流している。


国民にとって、本当に素晴らしいことばかりを
実行していたリビアのカダフィー大統領を
悪の中枢と名指ししたばかりではなく、
危険なテロリストに仕立て上げたのは、
まさに、マスコミのあなた達だよ。
あなたたち、恥というものを知らないのか!







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米国の国益を損なう者は検察に抹殺される

2015-12-08 19:17:21 | 阿修羅コメント

>○米国の国益を損なう者は検察に抹殺される “My Name is“TABOO” 2011/06/14
 東京地検特捜部は旧日本軍所有の貴金属や軍事物資の接収、対GHQテロ防止を目的に編成された「隠匿退蔵物資事件捜査部」①が前身であり、戦後66年間にわたり米国諜報機関の下部組織として連綿とその役割を果たしてきました。つまり、検察とは米国とエスタブリッシュメント(日本在住支配者集団)の暴力装置です。

 いまなお検察内部で「A」と通称される隠語はAmericaを意味します。これにかかわる裏歴史を綴るならば一大叢書となりますので割愛しますが、知られたところでは中東と直接資源外交を行いロックフェラーの逆鱗に触れ失脚した田中角栄、郵政民営化を対日金融支配であると看破し、マスメディアで警告を発したがため痴漢冤罪逮捕となった植草一秀など、米国の国益を損なう輩が検察により抹殺されることはほぼ常識として語られます。

 現在日本が保有する対外純資産②は250兆円規模に上りますが、その過半数が米国債と米ドルの外貨準備金となります。これは「預り証」を引き換えとするのみで現物の保有権も自由決裁権もありません。つまり事実上のカツアゲなわけです。為替レートの動向により売買ができないのですから、この5年来の円高トレンドにより為替損失は40兆円規模に達する見込みとなります。ちなみに震災の復興財源が24兆円と試算されていましたが、これを上回る金が米国の対日植民地政策により消失しているわけです。

 復興財源確保に米国債を処分することは不可能です。米国は現在14兆3000億ドルの公債をかかえデフオルト寸前であり、サブプライムやCDSの民間部門の損失は京円規模の天文学的な額に達し公債償還の余力がないからです。

 排米的政策や米国債の処分に言及した大平正芳、竹下登、橋本龍太郎、小渕恵三、鈴木宗男、中川昭一などの政治家は失脚もしくは不審死を遂げました。ちなみに小泉純一郎は在任中の僅か2年の間にドル建準備金を50兆円ちかくも積み上げ、離任後は経団連政策研究会に天下り、磐石に後継者へ譲位し、際立って対照的な存在となっています。

 この国は官僚機構と米国から重層的に搾取を受けているわけです。各種租税、新規国債、借款債、財投債により編成される370兆円規模の特別会計から推計70兆円が人件費、福利厚生、償還費、天下り、関連団体の補助金として公的部門へ吸収され、さらに外国為替特別会計を通じ既述のごとく莫大な金が米国に収奪されるという図式です。

注釈・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
①1947年、日本自由党の世耕弘一が日銀での10兆円規模(現在価値)と推計される貴金属の存在を示唆したことが発端となり、GHQがその接収を目的とし隠匿退蔵物資事件特捜部を組織した。調査により資金の一部は政界フィクサー・辻嘉六らを通じ工作資金として与野党へ還流されたことが判明したが、徴収された物資の行方及び総額は明らかにされることなく事件は収斂している。以後、特捜部は東京地検として編成されるが、田中角栄(ロッキード事件)、竹下登(リクルート事件)、金丸信(佐川急使献金)、中村喜四郎(ゼネコン汚職)、鈴木宗男(斡旋収賄)、橋本龍太郎(日歯連贈賄事件)、小沢一郎(西松不正献金事件)など、いずれも反米政策に言及した議員らが執拗に起訴されていることから、米国の意向を反映した国策捜査を実践しているとの批判が強い。
・・・・響堂雪乃著「独りファシズム」より
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

東京地検特捜部は、国民の税金によって賄われています。しかしその役割は米国の利益のための暴力装置であり、国民の福利厚生や利益拡充を求める政治家や学者に対して刃が向けられるのです。つまるところ日本は、民主主義と法治主義を偽装した暴力支配国家なのであり、起訴・不起訴は裁量権と称する恣意的判断によって行われているのです。東京地検特捜部は日本政府に寄生する巨大な悪性腫瘍の1つと言えます。なお、安倍内閣の内閣官房副長官であり、メディア対策を担当していると目される世耕弘成(せこう ひろしげ)は、上記 世耕弘一の孫に当たります。

鳩山由紀夫氏「つまり日米合同委員会の決定事項が、憲法も含めた日本の法律よりも優先されるということです」

この発言通り、「日米合同委員会」によって日本の憲法は踏みにじられ、法は利権集団のために改悪され続けています。東京高裁を始めとした各高等裁判所で「不正選挙」を訴える裁判が数多く提訴され、審理も無く却下されています。国民の権利である国政選挙さえも公正さが担保されておらず、「開票と同時に利権集団のための議員が数多く当選する」という茶番が繰り返されているのです。


>「小沢一郎の疑獄事件には、この国の利権構造が集約されている」以下転載・・・・
http://ameblo.jp/dembo531/entry-11880169601.html
>●「メディアが無視する不正選挙訴訟」(EJ第3701号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/383513241.html







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石井紘基は死なないのコメント

2015-12-08 19:08:35 | 阿修羅コメント


石井紘基は死なないのコメント

国民の多数が特別会計の闇を知れば全員殺すことは出来なくなる。
知る権利を奪い、国民の批判をする権利を奪い、政府政権官僚独裁への服従を強い、自由と民権と幸福と家計を奪うこと。

それが半島財務省安倍カルト政権の主張、(世界、朝鮮)統一の政治支配の闇の支配原理だ。

99%のにんげんがこの闇を白日の下に晒し、ゾンビを滅することが人類が
生き延びるための絶対条件だ,






2. 大和狼[408] keWYYZhU 2015年12月08日 03:45:04 : GlqJQ77n0Y : 6e1X9vd4Fr0[1]
【一般会計の歳入】は、公債費:33.3兆円、税収:46.1兆円、その他: 4.6兆円⇒合計:88.5兆円
この88.5兆円のうち、直接支出に回されるのは、41.7兆円で、残りの大半50.6兆円は特別会計に繰り入れられる(一般会計を通して、特別会計に流れていく)。
【特別会計の歳入】は、上記の一般会計からくる50.6兆円のほかに、保険料・手数料など:99.1兆円、公債金・借り入れ:128.8兆円などで歳入総額:370.9兆円に上る。そのうち歳出総額は354.9兆円。
一般会計以上に特別会計のほうが、国家の主要な会計と言えるほど、大きく膨らんでいる(この構造は戦前から変わらない)。
特別会計の現状が、正確に把握できているかというとかなりアヤシイ。なぜなら、”事業ごと”という名目で作られている特別会計だが、相互に金のやり取りをしているため、それが複雑に絡み合っており、どれくらいの金が(年度を越えて)どうやってやり取りされているかがハッキリしないからだ。
■特別会計の何が問題か?
1.内情がほとんど分からない
2.膨大な埋蔵金が存在する?
3.各省庁の独断で決定できる
4.アメリカを買い支えている
5.暴走する特権階級の力の源泉
特別会計の金をどのように使ったかは、明確に公開されていない。国会でも審議されるようだが、複雑な特別会計まではチェックできない。



3. 2015年12月08日 05:42:23 : af0BKkelds : BNY_uR6WZUs[11]
アベと清話会バカウヨ
どうもやくざと密接なイメージがある
限りなく黒いのに
メスを入れない司法に警察
最近の山口組の分裂騒動
6代目がアベのいうこと聞かないからだろう
反対者をいかなる手段を使っても
弾圧し黙らせる
アベらしいやり方だ



4. 2015年12月08日 09:39:56 : 8q3qeXT2cg : LR5ucA3lcb8[13]

>>1、2、3  同意!
石井氏は、旧ソ連のモスクワ大学に6年間留学した。そして、長年の一党独裁による腐敗した政治と社会を目の前にし、大国の崩壊を予言した。帰国した石井氏は、自ら大蔵省まで足を運び、日本の財政について詳細に調べ上げ、旧ソ連と同様の崩壊を予想し下記を著した。彼こそ真の愛国者である。

>「日本が自滅する日」~第四章 構造改革のための二五のプログラム
http://www.asyura2.com/09/senkyo68/msg/739.html
第一節 官企業の全廃がもたらす経済の覚醒
  プログラム一 既得権益と闘う国民政権をつくる 238
  プログラム二 すべての特殊法人廃止を急ぐ 240
  プログラム三 高速道の建設を凍結する 241
  プログラム四 日本道路公団の借金は二〇年で償却する 242
  プログラム五 公団のファミリー企業から資産を回収する 244
  プログラム六 都市基盤整備公団などは、民営化でなく解体する 246
  プログラム七 住宅ローン証券化で公庫を保証機関にする 248
  プログラム八 政府系の公益法人と認可法人を即時廃止する 250
  プログラム九 地方公社と第三セクターを清算・整理する 252
  プログラム一〇 真の公益法人を支える税制つくる 253
  プログラム一一 二〇〇万人が失職するが六〇〇万人の職が生まれる 254
第二節 権力の市場からの退却
  プログラム一二 特別会計、財投、補助金を原則廃止する 256
  プログラム一三 「開発」「整備」「事業」法を撤廃する 258
  プログラム一四 公共事業長期計画を廃止する 258
  プログラム一五 新しい民間の公共事業勃興策を打ち出す 260
  プログラム一六 〝政治農業″をやめ、産む農業をとりもどす 262
  プログラム一七 徹底した地方分権を断行する 263
第三節 国家予算の半減
  プログラム一八 五年で予算規模を二分の一に縮小する 266
  プログラム一九 国債の新規発行をゼロにする 269
  プログラム二〇 「中高年一〇〇万人のボランタリー公務員制度」をつくる 271
  プログラム二一 二〇兆円を社会保障、一〇兆円を環境保全に追加する 272
  プログラム二二 大規模減税を実現する 273
第四節 品格ある「公務」の復活
  プログラム二三 「公務分限法」を制定する 275
  プログラム二四 行政監察を徹底し、会計検査院を強化する 277
  プログラム二五 天下り禁止法を急いで定める 282
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

悪徳ペンタゴン(政界・財界・官界・報道・米国)の名付け親は植草一秀氏だったと思う。>>3氏の指摘にあるように、悪徳ペンタゴンの配下に闇の勢力があり、利権を脅かす人物を抹殺してきたことは歴史の事実である。

日本の闇を理解するためのキーワードは、
戦争責任、昭和天皇、宮内庁、A級戦犯、植民地、傀儡政権、売国奴、ヨハンセングループ(吉田茂、白洲二郎)、日米安保条約(吉田茂)、日米地位協定(吉田茂)、日米原子力協定(正力松太郎、中曽根康博)、日米合同委員会、原発ムラ、安保マフィア、CSIS、ヘリテージ財団、官僚支配、暴力装置(東京地検特捜部)、特別会計、天下り、戦争財閥、閨閥、三菱、住友、経団連、モンサント、財界天皇(米倉弘昌)、日本会議、ポダム読売、ポカポン朝日、NHK(植民地洗脳放送局)、統一教会、創価学会、総体革命、背乗り、電通、愚民化放送、記者クラブ、プレスコード、三宝会、田布施、ニセ日本人総理(小泉、安倍)、ムサシ、不正選挙、絶望の裁判所、不正選挙裁判、却下、国際選挙監視団・・・・などである。


>米国の国益を損なう者は検察に抹殺される
http://www.asyura2.com/15/senkyo183/msg/917.html#c18
>「小沢一郎の疑獄事件には、この国の利権構造が集約されている」以下転載・・・・
http://ameblo.jp/dembo531/entry-11880169601.html
>悪の巣窟同窓会名簿~ 小沢一郎冤罪事件・犯罪者集団名簿
http://blog.goo.ne.jp/fugimi63119/e/44202931f6baeff93b73a3d47e4e8273







5. 2015年12月08日 15:20:15 : WzFlUn53lM : tk2HQXR4fvk[61]
米国の国益を損なう者は検察に抹殺される、小沢事件で嫌と言う程解りました。戦後70年今も日本はずっと植民地だという事、それに逆らう者は同じ日本人が敵となり誹謗中傷する事、自民党と言う一党独裁の党が不正選挙してまで政権を奪取していつまでも植民地化している事、ずっと国民を欺いてきた事を愚民はいい加減覚醒すべきです。



6. 2015年12月08日 15:58:41 : qF4T1YwunA : 0ID5WaAuWRA[15]
●米国の植民地日本で行われていること。
石井紘氏の殺害もしかり、東電OL殺害事件もしかりだ。

中国と国交回復したことにハラを立てたキッシンジャーにやられたのが田中角栄。
米提供のガセネタをこねくり回した東大文学部卒の立花隆が文藝春秋誌上で大立ち回りを演じた。

自立した国(米軍産複合体の植民地脱出)を目指した小沢一郎が最高裁事務総局、特捜検察、仙谷由人等民主党トロイの木馬にやられた。新聞、テレビなどマスゴミが総動員された。ここでも立花隆に似たエセジャーナリストがねちこく攻めた。

原発の安全性に疑義を呈した元・福島件知事の佐藤栄佐久氏は小沢一郎をやったあの特捜の佐久間にやられ、「ゼロ円収賄」という無理筋判決で有罪とされ係争中である。その後、フクイチの爆発が起こったのだった。

これらは全て米国指揮下の日本ムラが行った悪事である。

●欧米の利権に振り回されてズタズタの中近東と同じ事。

今の難民問題やテロ問題の原因をたどれば、欧米が利権目的に中近東の国々に傀儡政権を作ったりしてきた結果である。ベトナムだってそうだったが、ベトナムはやがて自立することができた。しかし、その犠牲は神代であった。

日本も実態は同じだ。米国の売国・傀儡政権(吉田茂、岸信介、阿部晋三、麻生太郎)を使って密約や強行採決で条約を強制し日本植民地化を進めてきた。

TPPはその仕上げのようなもので、言語を含む文化も根こそぎ破壊しつくそうとするものである。日本人を奴隷化して稼ぎ続ける算段なのだ。

中近東のような混乱した世の中に、やがて日本もなる。
彼らは有色人種を人間と認めていないのだ。

実際は、白人こそ色素が抜けた突然変異人種なのに誤解しているのだが・・・









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石井紘基は死なない

2015-12-08 18:55:03 | 阿修羅


「石井紘基は死なない」~権力の闇と戦った国会議員、石井紘基氏の命日に東大・安冨歩教授が講演、「知的探求の継続が、彼を復活
http://www.asyura2.com/15/senkyo197/msg/693.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 12 月 07 日 23:30:06: igsppGRN/E9PQ
   

「石井紘基は死なない」 ~権力の闇と戦った国会議員、石井紘基氏の命日に東大・安冨歩教授が講演、「知的探求の継続が、彼を復活させる」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/272068
IWJ Independent Web Journal


 「いつの時代も、預言者は命を狙われる。石井議員は暗殺というかたちで世を去ったが、彼が明らかにした真実は残り、それに触れた人間は探求を開始する。この知的活動の継承が続く限り、石井紘基は死なない」


 東京大学東洋文化研究所教授の安冨歩氏は、13年前、凶刃に倒れた国会議員の石井紘基氏の死を巡って、その背景にある日本社会の構造を分析するとともに、「われわれが(石井氏と同じように)知的探求を止めないことが大切なのだ」と説いた。


 民主党の衆議院議員だった石井紘基氏は、2002年10月25日、東京都内の自宅駐車場で暴漢に襲われ、左胸を刺されて命を落とした。13年目の命日となる2015年10月25日、東京都世田谷区で「石井紘基没後十三年追悼講演会」が開催され、遺族や関係者らが集って故人を偲んだ。


 石井氏は議員活動の中で、特殊法人の無駄遣いや官僚の天下りなどを問題視し、国の不透明な特別会計に切り込むなど、国政調査権を使った独自調査によって、一貫して権力の不正を糾弾してきた。襲撃されたのは国会質問の3日前のことで、質問内容は不明だが、石井氏は「これで与党はひっくり返る」と周囲に話していたという。犯人は「動機は金銭トラブルによる恨み」と供述したが、襲われた時に石井氏が持っていた鞄から、国会に提出予定の書類が消えている。そして、事件から7年後、犯人はメディアの取材に対し、「頼まれてやった」という発言をしている。


 この日、追悼講演を行った安冨氏は、明治以降の日本の近代化の中で、徴兵制の実施に伴って「立場主義社会」が成立したとし、二度の世界大戦を経て強度を増した立場主義は、戦後日本の経済発展に貢献したことで、国民的イデオロギーになったと語る。そして、金や情報が集まる場所を押さえた者が特権的利益を得る「関所型経済」と結びつき、複雑で強大なシステムを築いたという。


 その上で、「立場主義と関所型経済を揺さぶり、真実を白日の下に晒した石井氏は、特別な政治家だ。彼が命を落とした最大の原因は、彼が真理を追究していく人間だったからではないか」とした安冨氏は、冒頭の言葉のように、知的探求を続けていくことが「石井紘基の復活」になると希望を込めて示唆した。


2013/11/27 【文化】「複雑化したシステムの中心に東大がある」石井紘基氏が調べていた特別会計の闇の源流 ~安冨歩教授の授業
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/113657
2012/07/12 安冨歩先生の授業「石井紘基氏と特別会計改革」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/22540

はじめに、石井氏の妻のナターシャ氏がマイクを握った。「この13年間、彼を知る人々から『紘基さんがいてくれたら』という声を聞くことが度々あり、彼が抜けた穴は今も塞がっていないのかと思う。彼が活動にかけた情熱を思い出していただいて、皆さまのこれからの力になれば幸いです」と挨拶をした。


 石井氏の娘のターニャ氏は、「事件当時は、(ショックで)父の記憶が頭から消えてしまった。そして、大きな力が動いていることも感じていた」と話す。


 「私が(父親の後を継いで)選挙に出ることを期待した人もいたかもしれないが、父が一番望むのは、何より私の安全だと思った。『とにかく生きろ』と言われている気がして、つらさや悔しさはあったが、耐えていかなくては、と思っていた」


 ターニャ氏は、事件の約1週間前と前日の2回、父親から暗い声で名前を呼ばれたことを覚えているという。「面倒な話かと思い、私はぞんざいな態度をとってしまった。すると、父は『何でもない』と言った。あの時、話を聞いていれば。けれど、逆に聞かなかったから、私は安全でいられたのかもしれない」と複雑な思いを口にした。


■「石井氏は日本にとって大切な人」と語った実行犯


 また、事件についての偏向報道で名誉を傷つけられ、さらに民事と刑事の裁判を通して虚偽を並べられるなど、ターニャ氏は遺族が二重三重に苦しめられたことに言及した。一方で、全国から励ましの温かい言葉が寄せられ、「人の心の真実に触れることができて、大いに支えられた」と謝辞を述べた。


 さらにターニャ氏は、石井氏殺害の実行犯(受刑者)に面会に行ったことも明かした。


 「その人は深々とお辞儀をして、『日本にとって、なくてはならない大切な人を亡くしました』と言った。本当に恨みによる犯行だったら、そんな態度はとらないと思う。そして、私に『深入りするな』とも……」


 なお、石井氏が亡くなって7年後の2009年、テレビ朝日「スーパーJチャンネル」が獄中の実行犯に取材し、「殺害を依頼された」という告白をスクープしている。また、同番組では、鞄の持ち手を握る石井氏の指が外側から切りつけられていた、という証拠を入手。鞄にあったはずの書類を奪うのが目的だったという見方が濃厚になっている。


 石井氏は国会議員としては異例なほどの、膨大な量の資料を残している。ターニャ氏によれば、これまでに約4万枚をスキャナーで読み込んだが、あまりに量が多いため、国会図書館に寄贈する話も進んでいるという。石井氏の国会質問の様子はDVDに記録して保存し、事件当日に身につけていたものなど、遺品は憲政記念館の資料室への寄贈が決まっている。


■証拠の90%は裁判に出ず、被害者遺族は記録にアクセスもできない

続いて、ゲストのスピーチに移った。遺族とともに裁判で戦った弁護士の紀藤正樹氏は、「石井さんが刺されたと聞いて、病院に駆けつけた日から13年。毎年10月25日が巡ってくると時間が止まったように感じる」と話す。


 テレビ朝日の取材で明らかになった石井氏の指の傷について、紀藤氏は、「当時はわかっていなかった」と言う。そして今なお、犯罪被害者基本法の運用が不十分で、被害者が記録にアクセスできないのは法律の不備だと指摘して、このように述べた。


 「裁判に出てくる証拠は全体の1割ほどで、残り9割の証拠は被害者の目に触れない。石井さんの事件も、真実は明らかになっていないと思う。遺族は事件の情報を集めるため100万円の懸賞金をかけたが、むずかしい。しかし、この事件は終わってはいない。皆さんには、石井家のために応援をお願いしたい」


■一人会派「紘基会」が気を吐く豊橋市議会

愛知県豊橋市議会議員として3期目の寺本泰之(ひろゆき)氏は、石井氏の生き方を尊敬し、2007年の当選以来、一人会派の「紘基会」を設立して、石井氏の政治理念の継承を表明している。


 2002年の事件をきっかけに石井氏を知ったという寺本氏は、「すぐに紘基さんの著書5冊を読み、共感した。これらは日本改革のバイブルだ。この国の政・官・業の癒着、三権分立というより『三権談合』のような状態を何とかしないと、日本は滅びると思った」と話す。そこで一念発起して地方議員を目指した寺本氏は、無所属で立候補して3度目で当選。石井氏の遺族に連絡し、「紘基会」という会派名を快諾してもらった。「豊橋では、石井紘基の政治は生きている。後に続く者も出てくると信じている」と力を込めてスピーチを終えた。


 「石井紘基氏後援会」の元会長の阿部武彦氏、渡辺周衆議院議員、保坂展人世田谷区長からのメッセージが読み上げられたあと、石井氏が亡くなったと思われる時間に、全員で黙祷を捧げた。


■徴兵制がもたらした、日本の立場主義システム











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