日本人が餓死する?
1990年代には、中国の農業人口は4億5000万人であった。21世紀に入った時点で、賃金労働を求め、田畑を捨て都市に出、離農した農民は2億人に上った。半減に近い。
イイカゲンさで有名な中国政府の統計では、90年代に9億800万haあった耕地は、8億ha強へと減少している。農業人口の半減から計算すれば、耕地も実態的には半減近くになっている可能性がある。
中国は既に、コメ・大豆等の輸入国に転じている。
中国の農産物は危険なので買いたくない、という日本人は多いが、近々、中国の農業は輸出能力を失う。危険と言う前に、中国から食糧が入って来なくなる。
中国からの食糧輸入を大幅に増加させ、それに頼ってきた日本は、米国主導のWTOの農産物輸入交渉など、完全に無視し、「食糧の増産を強力な国策」としなければ、日本人が飢餓に苦しむ時代が目前に迫っている。