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平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

報道の自由度を発表している「国境なき記者団」もスポンサーにソロスやCIAを

2016-04-23 20:58:32 | 杉並からの情報発信

報道の自由度を発表している「国境なき記者団」もスポンサーにソロスやCIAを
含む胡散臭い組織

2016.04.20  櫻井ジャーナル

http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201604190001/

日本のマスコミが支配層のプロパガンダ機関にすぎないことは否定しようのない
事実である。情報に少しでも関心のある人なら、信用などしていないだ ろう。

4月20日に「国境なき記者団(RSF)」なる組織が発表した「報道の自由度ランキ
ン」で日本は180カ国中72位だという。ちなみに2003年 にアメリカ軍を中心とす
る連合軍がイラクを先制攻撃する前、戦争を正当化するために嘘を大々的に伝え
ていたイギリスとアメリカはそれぞれ38位と 41位だった。

日本にしろ、イギリスにしろ、アメリカにしろ、「有力」と修飾されたメディア
はプロパガンダ機関にすぎない。かつては事実の中に嘘を紛れ込ませて いた
が、2001年以降、偽情報の氾濫。それでも米英の有力メディアを信じているとす
るならば、それは思考でなく、米英を盲目的に崇拝する「信 仰」の結果だろう。

本ブログでは何度も指摘してきたが、CIAは情報をコントロールするためにメ
ディアを支配する仕組みを作り上げてきた。ジャーナリストのデボラ・ デイビ
スによると、第2次世界大戦後にアメリカの支配層は情報操作プロジェクトを始
めている。その中心にいたのはアレン・ダレス、フランク・ウィ ズナー、リ
チャード・ヘルムズ、そしてフィリップ・グラハムの4名。このプロジェクトは
「モッキンバード」と呼ばれている。(Deborah Davis, “Katharine The
Great”, Sheridan Square Press, 1979)

ダレスは元々ウォール街の大物弁護士で、第2次世界大戦ではスイスから工作を
指揮していた。ウィズナーもウォール街の弁護士で、ダレスの側近。大 戦後、
破壊活動(テロ)を実行した極秘機関OPCを率いた人物だ。ヘルムズもダレスの
側近で、1966年から73年にかけてCIA長官を務めてい る。祖父のゲイツ・ホワイ
ト・マクガラーは国際的な投資家だった。また、グラハムはワシントン・ポスト
紙のオーナーで、義理の父親にあたるユージ ン・メーヤーは1946年に世界銀行
の初代総裁に就任している。

グラハムの妻、つまりメーヤーの娘であるキャサリン・グラハムはウォーター
ゲート事件でリチャード・ニクソンを辞任に追い込んだことで知られ、日 本で
は「言論の自由」を象徴する人物として崇拝している人もいるらしい。その彼女
は1988年にCIAの新人に対して次のように語っている:

「我々は汚く危険な世界に生きている。一般大衆の知る必要がなく、知ってはな
らない情報がある。政府が合法的に秘密を維持することができ、新聞が 知って
いる事実のうち何を報道するかを決めることができるとき、民主主義が花開くと
私は信じている。」

ウォーターゲート事件ではワシントン・ポスト紙の若手記者、ボブ・ウッドワー
ドとカール・バーンスタインが取材の中心だった。ウッドワードは元情 報将校
で、報道に関しては素人。情報源を連れてきただけ。実際の取材はバーンスタイ
ンが中心だったようである。
そのバーンスタインは1977年にワシントン・ポスト紙を辞め、その直後にローリ
ング・ストーン誌に「CIAとメディア」という記事を書いてい る。この雑誌しか
彼の原稿を受け入れてくれなかったということだ。(Carl Bernstein, “CIA and
the Media”, Rolling Stone, October 20, 1977)

バーンスタインによると、その当時、400名以上のジャーナリストがCIAのために
働いていたほか、1950年から66年にかけて、ニューヨー ク・タイムズ紙は少な
くとも10名の工作員に架空の肩書きを提供しているとCIAの高官は語ったという。

CIAが取り込んだ記者や編集者はアメリカに留まらない。フランクフルター・ア
ルゲマイネ紙(FAZ)の元編集者、ウド・ウルフコテによると、ド イツを含む多
くの国でジャーナリストをCIAは買収、人びとがロシアに敵意を持つように誘導
するプロパガンダを展開しているという。この話は書籍 という形で2014年に内
部告発されている。

ところで、「報道の自由度ランキング」を発表している「国境なき記者団」は
1985年にフランスで設立された組織。「人権」や「言論の自由」を掲 げている
のだが、スポンサーは胡散臭い。西側巨大資本がカネ儲けしやすい環境を作るた
め、自立した体制を揺さぶり、破壊する先兵として活動してき た投機家の
ジョージ・ソロスが創設した基金、キューバのカストロ体制を攻撃している
CFC(自由キューバ・センター)、CIAの秘密資金を流して いるNEDが存在してい
る。いわゆる「パナマ・ペーパーズ」を公表した国際調査ジャーナリスト協会
(ICIJ)もソロスやNEDと関係、両組織の 背景は同じだ。

国境なき記者団の創設者、ロベ?ル・メナールがCFCから資金を引っ張るときに交
渉した相手はオットー・ライヒ。ロナルド・レーガン時代にはニカ ラグアの反
革命ゲリラ「コントラ」を支援する秘密工作に深く関与していた人物で、ラテ
ン・アメリカの軍人を訓練し、アメリカ巨大資本の傀儡である 軍事独裁政権を
作り上げてきたWHINSEC(治安協力西半球訓練所/かつてのSOA)にも関係している。

こうした背景があるため、必然的にアメリカの支配層から敵視されてる国の評価
は低くなる。例えば、ロシアは148位、イラクは158位、イランは 169位、キュー
バは171位、中国は176位、シリアは177位だ。中東、北アフリカ、ウクライナな
ど国際情勢に関する情報でアメリカやイギリ スの嘘を暴いてきたのはロシア、
イラン、シリアなどのメディアだった。RSFのランキングはお笑い種だ。

RSFやICIJは胡散臭い組織だと言えるが、見方を変えれば西側支配層を後ろ盾と
する権威。日本では「権威」の好きな人が多く、マスコミ社員や 活動家も例外
ではない。その権威に飛びつく。結果として「大本営発表」に踊らされることに
なる。










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