株式投資の視点

2010年12月10日 | Weblog
みなさま、こんにちは。

ここ数日やっと寒くなり、冬らしくなってまいりました。
周りでは、風邪をひいていらっしゃる方や、インフルエンザの予防接種のお話などがちらほら聞こえだしました。
うがい手洗いをしっかり行い、体調を良い状態にして、この時期を安全に乗り切りたいと思っております。

今回は、前回の税制改正のお話から視点を変えてみたいと思います。



今回お話をさせていただこうと思っているテーマは、株式投資の視点についてです。

もうすでに様々な場所で聞かれたことがおありになるかもしれませんが、主に2つの視点があるのではないかと私は思います。

1つは、企業の業績を重視した投資、もう1つは、株価の値動きに着目した投資だと思います。

 まず、株価の値動きに着目した投資とは、ここ数年インターネットトレードの普及によって拡大したネットトレーダーの方々が日々株価ボード・チャートを見ながら、毎日、サーフィンのようにその日の値幅を取っていくものから、長期的な銘柄の株価の動きに注目し、その値動きを研究して株価の比較的低い時期に買い中長期的な値上がりを狙い投資をしていく方法となるかと思います。私も日々の株価の動きを見ながら、そのような投資を提案することが多かったように思います。

 次に、企業の業績を重視した投資とは、企業の決算書からその未来を見据えて投資を行う方法かと思います。過去の例をあげますと、セブンイレブンや、Yahoo!!の株式を購入することなどがあげられると思います。両社とも共通してひと財産が築けるくらいの利益になっています。今でも資産額は減っていても、莫大な利益は残されたままです。

 経済成長時には、企業業績やその将来性を重視した投資になります。日本の高度成長期や、今の中国の株式マーケットが丁度ぴったりあてはまります。日本に観光に来られる中国の方々の消費意欲はすごいですね。一方、現在の日本のような先行きの見えない時代ですと値動きを重視した投資になります。値幅が出たらすぐ利益を確定させてしまいますので、なかなか方向が定まりません。そのため、今の日経平均株価やTOPIXのような指数の動きは少なくなります。ある意味、投資家の現状に対する不安感の表れととらえてもよいですね。

 
 現在、日本の経済は低迷しておりますが、企業様の業績としっかり向き合い、お手伝いをさせていただくことで、投資の視点が企業様の本質を見る方向に変わるように努力したいと思います。


2010/12/10 健坊