暑いッ!
暑い!暑い!暑い!
今年は冷夏と聞いていたのですが、夏に入る前にして本格的な暑さが到来ですね。朝晩との寒暖の差が大きいので、エアコンをつけたまま寝て風邪をひいてしまわぬようお気を付けください。
皆様はワンオペという言葉をご存知でしょうか。私は最近知ったのですが、ワンオペとはワン・オペレーションの略で、例えば24時間営業の飲食店等において、夜間の注文から調理そして会計までの店舗運営業務の全てをひとりっきりの従業員で行うことを言うそうです(大変そうですね)。人件費の削減を目指し極限まで切り詰めたやり方だったのでしょうが、トイレにすら行けないというこの仕組みに従業員の不満が蓄積することとなり、ここへきて大量離職等が発生、一時休業にまで追い込まれる店舗が出てくるなど事態は新たな局面に至っています。このようにワンオペがビジネスモデルとして成り立たなくなったことで、経営陣には早期の改善と新しい仕組みの構築が求められています。
さて昨日、5月31日と6月1日の2日間にわたって九州デンタルショーがマリンメッセ福岡で開催されました。各出展企業の展示ブースには最新の機器や目を引くような装置が並びとても面白いものでした。
歯科医院の収益を考えた場合、ヒトとモノへ力点を置かなければならないのは明白です。弊所では昨年一年間「攻めの設備投資」という言葉を用い各方面で講演をさせていただきました。適時適切に設備投資をされたお客様は見事に収益を拡大しています。それでは更に一歩進めて”継続的な発展”までを考えた場合、必要な設備投資を行うというこのことだけで十分に足りているのでしょうか。
弊所のお客様は皆さま常に次なる一手をお考えになっています。そのほとんどの皆さまが収益を拡大させ適切な利益を継続的に生み出すためには「従業員の安定」が不可欠だと仰っています。ところが従業員の安定を獲得している歯科医院というのはそんなに多くはありません。それほど従業員の安定というのは難しいのです。上記にあげた飲食店の例は一部ではありますが、ヒトに関する仕組みを構築するという作業は非常に繊細で難しい判断が求められます。
「いやいや、ワンオペなんてやらなくても考えただけで無理があるってわかるじゃん」と思われるかもしれませんが、これが実際に「実現可能」として経営会議を通っているのです。なぜ外野から見れば明らかに無理だとわかる仕組みが経営会議を通過したのか、私はこの部分に大きな課題があるように思います。一般的に現場とトップの間には大きな情報格差が生じます。この事例はそれが顕在化したものなのではないでしょうか。
歯科医院の経営を考えた場合、現場とトップの距離は大企業のように遠いものではないため情報の格差は小さいと思われがちですが、格差は組織の階層の厚さによりません。一対一の関係でも二者の間には情報の格差が必ず生じます。ヒトへの対応、ヒトとの交わり方、九州デンタルショーで必要なモノが揃ったら、次に組織のあり方を考えてみては如何でしょうか。
ヒト・モノ・カネなどと言いますが、ヒトがいて、モノが備わり、ヒトがイキイキと働くことではじめてカネが生まれます。ワンオペという耳慣れない言葉を知ったため、今日はその言葉に頼ってお話をさせていただきました。弊所では税理士のみならず、社会保険労務士が常勤で活躍しており、カネだけではなく、ヒトについての問題まで幅広く対応させていただいています。もし、カネやヒトのことでお困りでしたら何なりと弊所までお申し付け頂ければと思います。
監査部一課 原浩恭
暑い!暑い!暑い!
今年は冷夏と聞いていたのですが、夏に入る前にして本格的な暑さが到来ですね。朝晩との寒暖の差が大きいので、エアコンをつけたまま寝て風邪をひいてしまわぬようお気を付けください。
皆様はワンオペという言葉をご存知でしょうか。私は最近知ったのですが、ワンオペとはワン・オペレーションの略で、例えば24時間営業の飲食店等において、夜間の注文から調理そして会計までの店舗運営業務の全てをひとりっきりの従業員で行うことを言うそうです(大変そうですね)。人件費の削減を目指し極限まで切り詰めたやり方だったのでしょうが、トイレにすら行けないというこの仕組みに従業員の不満が蓄積することとなり、ここへきて大量離職等が発生、一時休業にまで追い込まれる店舗が出てくるなど事態は新たな局面に至っています。このようにワンオペがビジネスモデルとして成り立たなくなったことで、経営陣には早期の改善と新しい仕組みの構築が求められています。
さて昨日、5月31日と6月1日の2日間にわたって九州デンタルショーがマリンメッセ福岡で開催されました。各出展企業の展示ブースには最新の機器や目を引くような装置が並びとても面白いものでした。
歯科医院の収益を考えた場合、ヒトとモノへ力点を置かなければならないのは明白です。弊所では昨年一年間「攻めの設備投資」という言葉を用い各方面で講演をさせていただきました。適時適切に設備投資をされたお客様は見事に収益を拡大しています。それでは更に一歩進めて”継続的な発展”までを考えた場合、必要な設備投資を行うというこのことだけで十分に足りているのでしょうか。
弊所のお客様は皆さま常に次なる一手をお考えになっています。そのほとんどの皆さまが収益を拡大させ適切な利益を継続的に生み出すためには「従業員の安定」が不可欠だと仰っています。ところが従業員の安定を獲得している歯科医院というのはそんなに多くはありません。それほど従業員の安定というのは難しいのです。上記にあげた飲食店の例は一部ではありますが、ヒトに関する仕組みを構築するという作業は非常に繊細で難しい判断が求められます。
「いやいや、ワンオペなんてやらなくても考えただけで無理があるってわかるじゃん」と思われるかもしれませんが、これが実際に「実現可能」として経営会議を通っているのです。なぜ外野から見れば明らかに無理だとわかる仕組みが経営会議を通過したのか、私はこの部分に大きな課題があるように思います。一般的に現場とトップの間には大きな情報格差が生じます。この事例はそれが顕在化したものなのではないでしょうか。
歯科医院の経営を考えた場合、現場とトップの距離は大企業のように遠いものではないため情報の格差は小さいと思われがちですが、格差は組織の階層の厚さによりません。一対一の関係でも二者の間には情報の格差が必ず生じます。ヒトへの対応、ヒトとの交わり方、九州デンタルショーで必要なモノが揃ったら、次に組織のあり方を考えてみては如何でしょうか。
ヒト・モノ・カネなどと言いますが、ヒトがいて、モノが備わり、ヒトがイキイキと働くことではじめてカネが生まれます。ワンオペという耳慣れない言葉を知ったため、今日はその言葉に頼ってお話をさせていただきました。弊所では税理士のみならず、社会保険労務士が常勤で活躍しており、カネだけではなく、ヒトについての問題まで幅広く対応させていただいています。もし、カネやヒトのことでお困りでしたら何なりと弊所までお申し付け頂ければと思います。
監査部一課 原浩恭