「金仙一乗の法、義益最も幽深なり。自他利済を兼ぬ。(三教指帰、下)」大乗佛教教義の益するところは幽玄で深い。自分を助け、他人をも同時に助けることができる。 . . . 本文を読む
山岡鉄舟の名言です。「金を積んでもって子孫に遺す。子孫いまだ必ずしも守らず。書を積んでもって子孫に遺す。子孫いまだ必ずしも読まず。陰徳を冥々の中に積むにしかず。もって子孫長久の計となす。」資産何兆円という富豪の話がよく出ます。しかしよく考えるとこれらはたいしたことはない金額です。お金自他は何の意味もありません。何れいつかはなくなるものです。それより、善行をさせていただくチャンスに恵まれる方がいくら . . . 本文を読む
観音霊験記真鈔14/33
西國十三番江州石山寺如意輪像、御身長一丈六尺。
釋して云く、上来如意輪の沙汰を致すと雖も如意輪六臂の義を講ぜず。先ず此の尊は六臂廣博(広範囲)の躰にして普く六道に遊び衆生を救度し玉ふ。六臂は六道に當れり。右の第一思惟の御手は地獄道の劇苦を如何にか済度せんと思惟し玉ふ相なり。第二寶珠の御手は檀波羅蜜の如意宝珠を持れて所求に隨って一切の財と法と無思とを施し、餓鬼道の慳貪悪 . . . 本文を読む