今日仁安三年1168、4月11日(から13日)は守覚法親王が仁和寺観音院で覚性法親王(後白河法皇の弟)より伝法灌頂を受け後白河法皇(守覚法親王の父君)が御幸された日です。(仁和寺御傳等)(守覚法親王は野沢両流を極められ小野流を醍醐の勝賢・源運に受け沢見鈔6巻・沢見新鈔58巻をつくり、仁和御流中興と仰ぐ。秘鈔を撰す。(秘鈔の講傳はわたしも上田大僧正様に受講させていただきました)。守覚法親王はその他事 . . . 本文を読む
鹿ケ谷の陰謀で藤原成経・平康頼・俊寛は鬼界が島に流されますが、丹波少将(藤原成経、許されて帰京後は出世する)、康頼入道(平康頼。許されて帰京し、平家滅亡後は阿波国の保司に任命される)は信仰心が篤く鬼界が島内に熊野権現に似た場所を見つけ熱心に二人で拝み続け結果として赦免されます。不信心な俊寛は拝まないで赦免から外されます。この赦免の使いが来たのが治承二年1178九月二十日ごろとされています。「平家物 . . . 本文を読む
観音霊験記真鈔11/33
西國十番山州三室戸寺千手の像、御身長一尺二寸45㎝、一説に二丈一尺6m30㎝餘の千手の像中に一尺二寸の像をこめおくと也。上来千手の像の義を講ずと雖も未盡なり。如是に今千手観音は諸仏菩薩の御尊像に秀で玉ひて千手千眼を得玉ふ心地は何由ぞと云ふに、一切有苦の衆生を悉く千眼を以て見玉ひ千手を以てそれぞれに苦を抜き樂を與へ玉ふ處の義を尊容にあらはし玉へり。此の故に千手經に云、我時 . . . 本文を読む