今日4月15日は釈 雲照師御生誕の日です。釈 雲照師(文政10年3月20日(1827年4月15日) から明治42年(1909年)4月13日)は、幕末から明治にかけて活躍した真言僧です。俗姓は渡辺氏、出雲国の出身。日本人初の上座部仏教徒である釈興然は甥です。1844年(弘化元年)高野山で修学、江戸時代後期に戒律復興運動を行った慈雲の影響を受け、明治維新後の1884年(明治17年)十善会を発足し戒律主 . . . 本文を読む
今日はが聖徳太子が勝鬘經を講ぜられた日
上宮聖徳法王帝説に「戊午年(598)四月十五日に、少治田天皇(推古天皇)、上宮王(聖徳太子)に請ひて、勝鬘經を講ぜしむ。其の儀は、僧の如きなり。諸王公主及臣連公民 信受して嘉ばざる無し。三箇日の内に、講説訖はるなり。天皇、聖王に播磨國揖保郡佐勢地五十万代を布施す。聖王即ち此の地を以て法隆寺の地と爲すなり」
勝鬘經義疏の書き出しです。
「夫れ勝鬘とは本来 . . . 本文を読む
今日寛元四年四月十五日は御嵯峨天皇が孔雀経法で霊験を現した道深法親王に御宸筆を出された日。以下「宸翰英華」等によります。御嵯峨天皇在位四年目の寛元三年は大歳・害気・太陰の三神の合する三合の厄年に當り年初より客星・彗星の出現が相次ぎ地震も頻発した。朝廷に於いては御謹慎深く、公卿を召して善政を評定せしめられるとともに歴代天皇の陵に宸筆の告文を奉じて祖霊の冥助を仰ぎ、諸寺に仰せて祈祷を行わしめた。後堀河 . . . 本文を読む
金剛般若波羅蜜經(全巻書き下し) 姚秦天竺三藏鳩摩羅什譯 ・金剛般若経の題意大師は「金剛般若波羅蜜經開題」で「(金剛般若波羅蜜經の梵字名である)バザラセイジキャハラジニャハラミタソタランの十三字は四名を詮す。筏日羅の二字は金剛と翻じ、セイジキャの三字は能斷と名け、ハラジニャの二字は智惠と名け、ハラミタの四字は已究竟と呼び、ソタランは貫線と號く。即ち此の四名を合束し一會の經目と為す。・・(唐の訳では . . . 本文を読む
建保六年1218,4月15日、 後鳥羽上皇は成賢に普賢延命法を修させました。この後、承久元年1219年、源実朝は公暁に殺害され承久3年(1221年)には後鳥羽上皇が承久の変を起こされます。成賢は東寺長者、醍醐寺座主。関東鎌倉調伏のため十五壇の修法を行なっています。 . . . 本文を読む
観音霊験記真鈔15/33
西國十四番江州三井寺如意輪像、御身長五尺二寸(157.56cm)の立像。釈して云く、従来第一番(那智山青岸渡寺)と七番目(東光山岡寺)に荒増如意輪の義を釋すと云へども、未盡なり。寶炬陀羅尼經の説には、如意珠に三つあり、一には威光と名け、二には釈迦毗楞伽と名け、三には寶精と名く。第一に威光寶とは大海の底、金輪際の下にあり。如来の正法滅しをはり佛舎利没して金剛際に至り變じて . . . 本文を読む