弘仁十四年823四月二十四日は大師(50歳)が「天長皇帝の即位を賀したてまつる表」をお書きになった日です。大師は天皇陛下とも近しい関係であられましたが、当然満濃池や四国88所の開創など庶民の救済にも大尽力されています。現代人は権力に近ずくのをよしとしませんが、大師は密厳国土の創出・庶民救済のためにも天皇とも近しい関係となられています。「天長皇帝の即位を賀したてまつる表沙門空海言す。空海聞く、四序代 . . . 本文を読む
観音霊験記真鈔24/33
西國二十三番勝尾寺千手像御身長八尺(2.4m)。
釈して云く、従来未だ観音の三十三身を明かさず。最も聖観音の示現なりと云へども本一躰の分身なれば千手の像の處にて挙げて失なき者歟。観音普門品に云く、一には佛身、二には辟支佛身、三には聲聞身、四には梵王身、五には帝釈身、六には自在天身。七には大自在天身、八には天大将軍身、九には毘沙門身、十には小王身、十一には長者身、十二に . . . 本文を読む