百錬抄 / 正元元年(1259)四月廿七日庚子条「飢饉疫疾等の御祈りに依って、臨時の二十二社奉幣使を発遣せらる(去る十一日日吉
社の火事に依って延引す)。権大納言資季卿已下これに参る。今日より疫疾御祈りに
依って、諸社に於いて七ヶ日仁王経御読経を修せらる。」
「正嘉三年1259の春頃より世の中に疫癘(疫病)おびただしくはやりて、下﨟ども病まぬ家なし、川 . . . 本文を読む
日本紀略 / 長徳元年(995)四月廿七日癸卯条
「廿七日癸卯 定 諸国并に宇佐宮等 各の大般若経・六若経・六観音像を書写す。 疾疫之災を攘す。 相撲節会停止畢。」
天皇は一条天皇。
長徳に改元前後に全国を席巻した疫病が起き、ついで中関白藤原道隆の薨去とそれに伴う政争があり、程なくして内大臣藤原伊周・中納言藤原隆家兄弟といった公卿が政変(「長徳の変 . . . 本文を読む
観音霊験記真鈔27/33
観音霊験記真鈔巻四
西國二十六番播州法華寺千手像
釋して云く、千手經に云く、諸の善神及び龍王神母女等各五百の眷属大力の夜叉有り。常に随って大悲神呪を誦持する者を擁護す。人若し空山曠野に在りて獨り宿り孤り眠るに、是の諸善神番に代わりて宿衛し災障を辟除す(千手千眼觀世音菩薩廣大圓滿無礙大悲心陀羅尼經「是諸善神及神龍王神母女等。各有五百眷屬。大力夜叉常隨擁護。誦持大悲神呪 . . . 本文を読む