観音霊験記真鈔17/33
西國十六番山州京清水寺千手像。御身長八尺(2.4m)又は楊柳観音とも云へり。
釈して云く、千・聖・馬・准・十一面如の六観音を以て大悲・大慈・師子・大光・丈夫・大梵の六観音に誰人か配當するや。(天台大師智顗が『摩訶止観』で、大悲・大慈・獅子無畏・大光普照・天人丈夫・大梵深遠の六観音を説いた。この六観音信仰に対して、真言宗の小野仁海は「天台宗が『摩訶止観』に説いている六観 . . . 本文を読む
「日本書紀・巻二十八・天武四年675」「夏四月庚寅(十七日)「諸国に詔して曰はく、今より以後、諸の漁猟(すなどりかりする)者を制(いさ)めて、檻穽(ししあな)を造り、機槍(ふみはなち)等の類を施(お)くこと莫。亦四月の朔以後、九月三十日より以前に、比満沙伎理(ひみさきり=小魚まで獲る仕掛け)・梁を置くこと莫。且牛・馬・犬・猿・鶏の宍を食ふこと莫。以外は禁の例にあらず。若し犯すこと有らば罪せむ、との . . . 本文を読む
今日4月17日は、肉食が禁止され、又後には施薬院が設置された日です。こういう歴史的な隠徳の積み重ねがあってやっと今日の日本があるのです。今日4月17日は朝廷が初めて肉食・狩猟を禁じ犯す者は罪に問うとした日です。 日本書紀、巻二十八に、「天武四年、夏四月庚寅(675年4月17日)、詔諸國曰、自今以後、制諸漁獵者、莫造檻穽及施機槍等之類。亦、四月朔以後九月卅日以前、莫置比彌沙伎理・梁。且、莫食牛馬犬猨 . . . 本文を読む