福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

「なかなかでないお蔭について」 M.K

2011-02-12 | 頂いた現実の霊験
和尚様の9,10.11月の修行を前にして8月最後の護摩の日が来ました。
私は3ヶ月も和尚様と離れるのがとても不安で心細く思っていました。
和尚様に正直に不安ですと伝えました。すると和尚様は「Mさんはもう一人でも大丈夫だよ」とおっしゃいました。本当に大丈夫だろうかと思いましたが修行に専念していただきたかったのでそれ以上なにもいわず元気に別れました。
それからすぐに私の生活自体が段々と歯車が狂うようにうまくいかなくなりました。心身もつかれついに1ヶ月間の休みをとり実家に帰省してしまいました。

じつはこのときにお蔭をいただいたのです。私は以前から父に先祖のお墓参りにいこうと誘っていたのですが全くとりあってもらえませんでした。その父からなんと8月15日の旧盆に会おうと連絡があったのです。しかも先祖のお墓参りに行こうといってきたのです。いままでの父はまったく信仰ということ自体を大変嫌う人でした。「K子に言われたので」と周りには弁解しているようですが本人も改めて自分の父親や先祖のことが気になったようなのです。
こうして父とお墓参りに行った後、離れて暮らす祖母にもこのことを報告したところ祖母も思わずその場で手をあわせお祈りしてしまいました。
こうして父とは又来年もお墓参りにいこうと約束して別れました。
私はこれがお蔭が出ることなのだと心底から驚きました。そして深く深く仏様に感謝しました。
憎み合い、ののしり合う長い苦悩の日々を過ごしてきた者としてはこのように身内が互いに手を合わせて感謝する姿は本当に夢のようです。
先祖の方々も長い間供養をされるのを待っていたのではないかと思います。
「もっと早く供養することができなくてごめんなさい」とまた祈ったところです。
又も不思議なことですがこの後、森巌寺の護摩はお休みになりました。護摩堂改築のためです。
いままでの護摩はほとんど和尚様と二人だったような気がします。その間お不動様に泣きついて泣きついて文句まで言いにいっていたのです。
そしてやっと願いが叶えられましたがこの長いといえば長い日日はお不動様がわたしのために特別に用意してくださったものかもしれません。この間仏様にそばで守っていただいているるという事がどんなに心強いことか思い知らされる体験でした。
私自身こうして仏様に助けていただいた以上これからは仏様と和尚様について精進していく決意です。
長い文章になりましたが改めて仏様と高原和尚様に感謝をこめて私の体験談を終わらせていただきたいと思います。
12月28日不動納めの日にて M.K


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1 コメント

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よかったですね! (なかつか)
2010-01-08 11:43:48
M.Kさんへ

本当によかったですね。本当にお蔭というものがあるのですね。
家族との諍いは本当につらいものですから、そのつらさを超えたMKさんのご経験は、他にも同じような悩みを抱えた方の強い支えになると思いました。
貴重なお話ありがとうございました。
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