SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

リハビリ散歩 (慶応 協生館 藤原洋記念ホール)

2016-03-15 | スナップ
退院してから1週間が経過した。
社会復帰がどれぐらいで可能か気になるのだが、
特に先生の指導はなかったので、まあ個人差が大きいのだろうか。
心配なのでネットで医療関係のページをチェックすると、ほとんどが同じ目安を書いている。
デスクワークの場合は手術後1か月、力仕事の場合は手術後2~3ヶ月。
もう、これを目安にリハビリするしかない感じか。

しかし、これもネットで見ていると、術後の経過で不具合が意外なほど出ている。
腸閉塞、手術後の縫合からの漏れなどが多い。
再手術になったという記述も多く見掛ける。
実際にFBなどでの知人もかなり多く癌を経験していて、かなり多くの方が再手術をしたと、
ダイレクトメールをいただく。
やはり無理は禁物なのか。
怖いのは術後1年で亡くなった話なんかもあって、無理はいけないと思う反面、
そういうのはかなりの年配じゃないかとも思ったりもして、やはりわからない。
しかし特に女性の方は言わない場合が多いが、癌はすごく多いのだ。
知らなかった。
決して珍しくない病気だと思わされたが、しかし、やはり現代病の様相もあるのだろう。
はっきり言って、あまりにも身近だ。






さて、今日は慶応大学の日吉で行われたカンファレンスに行くことになった。(前の会社の人に会ったのだ。)
我が家から駅まで30m、電車で15分で日吉、日吉駅直結の藤原洋記念ホールへ。
リハビリと言っても、全部エスカレーターあり(笑)。
新しい場所はバリアフリー。
ダメじゃん。









前の会社が主催。
前と前々の会社はベンチャーキャピタル。
カンファレンスはいつも主催側は大変だったが、今は慶応ビジネススクールが大いに手伝ってくれてるようだ。











NTTぷらら社長 板東浩二氏










板東社長と4Kガールズ。










前の会社ではずいぶんとお世話になったDeNAの南場智子会長。
もうすっかり著名人だなあ。
今でも講演はやってくれてるんだな。











南場さんは相変わらず面白い。
今回はマッキンゼー時代の話が面白かった。
それとDeNAの新規事業は興味深い。
まさに私などが必要な医療の個人サービスの話。
南場さんは自身の経験から、医療への関心が高くなったのだ。
まあ、2歳違いだから。










司会。










協生館は初めて入った。
地下で駅と直結しているのだ。
カンファレンスは前は慶応の三田校舎でやっていた。
出身大学じゃないのにやたら詳しかった。










さすがに帰りは地上に上がってみた。
懐かしい並木。
しかし、うちからこんなに近いんだよなあ。
散歩には良いかもしれない。
やはり10分で行ける東工大もリハビリ散歩には良いな。
そうだ、金曜日は都立荏原病院で脳梗塞の検診なので、東工大を散歩するか。












SONY α7Ⅱ、FE 3.5-5.6/28-70mm





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大腸がん 闘病記 その7 (そして退院。)

2016-03-15 | スナップ

管を抜くのは何よりも辛い。
尿管の管を抜くのは、カッターで切り刻まれるような痛みがあり、
その後のおしっこも3回目まで叫んだ。
そして、腸に痛み止めで入っていたチューブを抜くのも独特な痛みで、
怖かった。ぐにゅぐにゅして、鈍痛のようなイメージ。
抜ける瞬間は痛くなかったが。
そうやって、最後に点滴だけが残ったが、重湯から3分粥が始まって、点滴も抜けた。
口から栄養が採れるようになったから。
2月25日に手術して、白米に戻ったのは3月4日だった。
長かったな。
しかし、点滴があればお腹が空かないのはわかった。
体重計に毎日乗ったのだが、点滴中は減らなかった体重だが、最終的には4キロ減少した。

痛みは和らいで来るし、管も抜けてしまうと、元気も出てくる。
尿の回収も無くなり、自由度が増す。
そんな中、主治医の医長も、執刀医も何回も見に来てくれる。
一日に数回は顔を出して様子を聞いてくれる。
土日もだ。
先生って休むことがあるんだろうか?
先生は二人とも「おならは出た?」と必ず聞く。
大腸を切って繋げたからだろう。
すごく重要な事らしい。
ある時、夜中にお通じもガスも両方出た。
翌朝、見に来てくれた先生に伝えたら、順調です。と言ってくれた。
そもそも、国立の先生は偉そうじゃないし、優しい。
何だかイイ。

しかし、久しぶりのお通じは感動ものだ。
昨年の11月から普通じゃなかったからだ。
冗談ではなく写真を撮りたいぐらい記念すべきことだ。
治るもんだなあ。
でも、この時点ではまだSTAGEが知らされていない。
手術で取ったリンパ節の病理検査の結果が出ていないからだ。

結果を聞いたのは3月3日の朝だった。
ひな祭りだ。
医長先生が来て、「病理の結果、リンパの中にもまったく癌細胞は無く、転移も見られなかったですよ。
なので、STAGE1が確定です。週明けに退院しましょう。」
ということだった。
転移が無かったのは良かったが、退院も嬉しかった。
長ければ4週間と聞いていたからだ。
回復が早かったそうだ。
退院してからは最初は2週間後の通院で、そのうち半年後の通院になるそうだ。


退院の日は雨が降っていた。
朝には女房が来て、退院手続きを一緒にやった。
健保からあらかじめもらっておいた高額医療費の限度額適用認定証を提出して、
支払いを安くしてもらったのだが、それでも26万円の支払い額だ。(来年、さらに医療費控除を行うが。)
限度額適用認定証を出さなかったら50万円ぐらいになる。
ただ、東京医療センターはカード支払いができるので便利だ。
雨がかなり降っていて、荷物や花が多かったので、タクシーで帰った。


家はイイ。
とにかく同室の人の煩さなどが無い。
最近の医療システムは音も出るので、いろいろ夜中でも起こされる。
老人は、やたらにナースコールをする。
トイレも行けないし、心配だからすぐ呼ぶ。
外科病棟は夜中でも担ぎ込まれる人も居る。
部屋は4か所移動した。
外科はたいへんだ。
私は今回の入院中にナースコールはついぞ使わなかった。
自分で何とかできた。
入院患者の中では若者なのだ(笑)。

退院後の大腸がんの療養(職場復帰までの期間)はデスクワークで平均的に一か月だそうだ。
食事は消化が悪くなければ制限は無い。
アルコールは少量ならOK.
抗がん剤なども不要。
胃に比べれば楽のようだ。

しかし、もう癌はこりごりだなあ。
思えば昨年の11月からずっとお腹の調子が悪かった。
会社に行く前に既に4回もトイレに行った。
長距離の運転では途中でこまめに休憩しなければならなかった。もう恐怖だ。
今回、下剤は3回飲んだし、転移を調べるためにいろいろな検査もある。
早期発見を心掛けて、内視鏡で取ってしまうようにするべきだな。
そして食事だ。
バランス良く、常に腸内環境を考えて、運動も多く行い、
日本人は日本人らしい食事をするべきなのだ。

3大疾病のうち、2つを50代でやってしまうとは、考えてなかった。
反省して、あと50年生きよう(笑)。

























































(実はつづく)








SONY α7Ⅱ、LEITZ WETZLAR SUMMICRON 35mm/F2.0 1969, 6 Element
LEITZ WETZLAR DR SUMMICRON 50mm/F2.0 1968
FE 3.5-5.6/28-70mm



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