翌年の1月5日に国立病院機構 東京医療センターに行った。
ここは昔は国立第二病院と言った。
さらに昔は海軍病院である。
長男もここで14年前に生まれた。
最初の問診は消化器科の医長。
慶応病院(慶應義塾大学医学部腫瘍センター)から来た、早期消化管癌の権威。
ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)の権威で、赴任の時にESDのセンターも完成している。
問診しながら、内視鏡による大腸がんの手術日も1月21日(木曜日)に決まった。
それまでに、検査日程もあり。
ちょっと間が空くが、大腸がんは進行が遅いので、大丈夫とのこと。
ポリプの切除と同様な手術で、癌が切除できるので楽である。
まあ、下剤の準備が必要だが。
1月20日はふつうに会社に行き、丸一日、消化の良いものを食べる。
素うどんが良い。
蕎麦はダメ。あと、海藻類も腸に張り付くのでダメ。
イチゴやキウイは最もダメ。細かい種が邪魔になる。
1月21日は朝から下剤を2リットル。
写真が下剤。最新式。
内視鏡手術は午後。
朝からトイレが近くなって、電車とバスで病院に行けるかが心配のタネ。
なんとか病院にたどり着く。
内視鏡のセンターで待つ。
ポリプやら初期の癌の患者がたくさん(だと思う。)
例の医長先生がオペをする。
点滴で軽くボーっとはするものの意識は割と普通にある状態で行う。
寝てるんじゃないんだ。
ゼリーを塗って、内視鏡が直腸から結腸に入っていくのだが、なんともない。
局所的な麻酔が施されているのか?
モニターに内視鏡の画像が写っているのだが、なんとなく見れなかった。
まずは上行結腸の良性のポリプを採る。
採る瞬間はなんとなくホワーっと暖かいだけ。
逆に気持ちが良い感じ。
そして、下がってS字結腸の癌化したポリプを切除する。
やはり暖かくて気持ちいい。
なぜだか、墨汁を塗っていた。
マーキングかな?
内視鏡を抜く時も何も違和感も無し。
場所を移動して30分ほど寝て終了。
このように初期の内視鏡手術であれば、日帰りなのである。
今時の技術はすごい。
痛くもなんとも無い。
たった1日休むだけだ。
1月3日に出勤したので、翌日は休ませてもらったが。
やはり病理検査を行い、2月2日に結果の問診がある。
まあ、なんとなく終わった感じはするのだが、
なぜだか、下痢はそのまま続いていたので、それが気になった。
なんでなんだろう?
気にし過ぎなのか?
ひょっとして、まだ治ってない気もし始めた。
私の予感は多くは当たる。特に悪い場合は。
(つづく)
写真は、入院中のもの。
本文とは時期がずれます。
手術前夜。
もう何も食べれないだけでなく、飲めない。
薬類も一切中止。
持って行った漫画。
手術が無事に終わって、周辺を見る余力あり。
東京タワーとスカイツリーが見える。
古いレンズで撮った写真をスマホに転送して、フェイスブックに上げる。
今回のメインレンズはDR ズミクロンで1968年製。
ライカの古いレンズは最短距離が70センチと遠い。
DR ズミクロンは、近接ズミクロンとも呼ばれ、フィルム時代はメガネ付きだったが、
今はEVFのお蔭で、メガネは不要で近接撮影が可能。
最短距離で45センチと現代レンズ並みになるのだ。ああ便利。重いけど。
手術直後は8本の管などが接続されていて身動きが取れなかったのだが、
1本ずつ抜けていった。
少しずつ楽になる。
それでも尿は毎回採取しなければならないし、点滴は手の甲しか場所が残っておらず、かなり痛い。
写真は楽しんでいるが、あちこち痛いし不自由。
それでも綺麗だから撮る。
夕陽が当たる点滴は美しいよ。
しかし尿管から管を抜く時は、この世のものとは思えないぐらい痛かった。
カッターで切り付けられて、殺害されるぐらい痛い(って経験ないけど。)
あれは麻酔してくれると助かるけど、いちいち麻酔なんて麻酔医を呼ばないといけないし・・・。
二度と嫌だ。
(写真もつづく)
SONY α7Ⅱ、LEITZ WETZLAR SUMMICRON 35mm/F2.0 1969, 6 Element
LEITZ WETZLAR DR SUMMICRON 50mm/F2.0 1968
FE 3.5-5.6/28-70mm
ここは昔は国立第二病院と言った。
さらに昔は海軍病院である。
長男もここで14年前に生まれた。
最初の問診は消化器科の医長。
慶応病院(慶應義塾大学医学部腫瘍センター)から来た、早期消化管癌の権威。
ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)の権威で、赴任の時にESDのセンターも完成している。
問診しながら、内視鏡による大腸がんの手術日も1月21日(木曜日)に決まった。
それまでに、検査日程もあり。
ちょっと間が空くが、大腸がんは進行が遅いので、大丈夫とのこと。
ポリプの切除と同様な手術で、癌が切除できるので楽である。
まあ、下剤の準備が必要だが。
1月20日はふつうに会社に行き、丸一日、消化の良いものを食べる。
素うどんが良い。
蕎麦はダメ。あと、海藻類も腸に張り付くのでダメ。
イチゴやキウイは最もダメ。細かい種が邪魔になる。
1月21日は朝から下剤を2リットル。
写真が下剤。最新式。
内視鏡手術は午後。
朝からトイレが近くなって、電車とバスで病院に行けるかが心配のタネ。
なんとか病院にたどり着く。
内視鏡のセンターで待つ。
ポリプやら初期の癌の患者がたくさん(だと思う。)
例の医長先生がオペをする。
点滴で軽くボーっとはするものの意識は割と普通にある状態で行う。
寝てるんじゃないんだ。
ゼリーを塗って、内視鏡が直腸から結腸に入っていくのだが、なんともない。
局所的な麻酔が施されているのか?
モニターに内視鏡の画像が写っているのだが、なんとなく見れなかった。
まずは上行結腸の良性のポリプを採る。
採る瞬間はなんとなくホワーっと暖かいだけ。
逆に気持ちが良い感じ。
そして、下がってS字結腸の癌化したポリプを切除する。
やはり暖かくて気持ちいい。
なぜだか、墨汁を塗っていた。
マーキングかな?
内視鏡を抜く時も何も違和感も無し。
場所を移動して30分ほど寝て終了。
このように初期の内視鏡手術であれば、日帰りなのである。
今時の技術はすごい。
痛くもなんとも無い。
たった1日休むだけだ。
1月3日に出勤したので、翌日は休ませてもらったが。
やはり病理検査を行い、2月2日に結果の問診がある。
まあ、なんとなく終わった感じはするのだが、
なぜだか、下痢はそのまま続いていたので、それが気になった。
なんでなんだろう?
気にし過ぎなのか?
ひょっとして、まだ治ってない気もし始めた。
私の予感は多くは当たる。特に悪い場合は。
(つづく)
写真は、入院中のもの。
本文とは時期がずれます。
手術前夜。
もう何も食べれないだけでなく、飲めない。
薬類も一切中止。
持って行った漫画。
手術が無事に終わって、周辺を見る余力あり。
東京タワーとスカイツリーが見える。
古いレンズで撮った写真をスマホに転送して、フェイスブックに上げる。
今回のメインレンズはDR ズミクロンで1968年製。
ライカの古いレンズは最短距離が70センチと遠い。
DR ズミクロンは、近接ズミクロンとも呼ばれ、フィルム時代はメガネ付きだったが、
今はEVFのお蔭で、メガネは不要で近接撮影が可能。
最短距離で45センチと現代レンズ並みになるのだ。ああ便利。重いけど。
手術直後は8本の管などが接続されていて身動きが取れなかったのだが、
1本ずつ抜けていった。
少しずつ楽になる。
それでも尿は毎回採取しなければならないし、点滴は手の甲しか場所が残っておらず、かなり痛い。
写真は楽しんでいるが、あちこち痛いし不自由。
それでも綺麗だから撮る。
夕陽が当たる点滴は美しいよ。
しかし尿管から管を抜く時は、この世のものとは思えないぐらい痛かった。
カッターで切り付けられて、殺害されるぐらい痛い(って経験ないけど。)
あれは麻酔してくれると助かるけど、いちいち麻酔なんて麻酔医を呼ばないといけないし・・・。
二度と嫌だ。
(写真もつづく)
SONY α7Ⅱ、LEITZ WETZLAR SUMMICRON 35mm/F2.0 1969, 6 Element
LEITZ WETZLAR DR SUMMICRON 50mm/F2.0 1968
FE 3.5-5.6/28-70mm