午後の始発列車である543Mで女鹿駅を発ち、次の小砂川で下車。 2006年に改築された駅舎。委託駅。
小砂川駅の近くの海岸は崖になっていて、駅舎付近の標高は34.2mもある。しかし、降り立った20分後には、540M(N30)にて南鳥海へ向かう。 鳥海山がよく見える。無人駅。
17分の下車で、236M(N14)で本楯へ。 2006年8月に竣工したばかり。委託駅。
2010M(T11)が通過していく。
本楯で38分過ごした後、237M(N14+N30)で遊佐へ。 吹浦と同タイプの木造駅舎
遊佐に降り立って13分後にはもう、「いなほ5号」(R22)に乗車して仁賀保へと向かう。禁煙自由席(6号車)の海側に陣取り、これまでの旅に思いを馳せる。3連休パスを持っているからこそ出来る芸当である。 この駅で羽越線全駅下車達成まであと1駅!
仁賀保での滞在時間は55分。その間、漁港や仁賀保神社を散策する。
あらかじめお断りしておくが、象潟のほかに金浦や羽後本荘も本ブログには登場しないが、前者は2002年9月に、後者は2000年7月にそれぞれ足を記している。これにより、549M(N30+N14)で西目に降り立った時点で、羽越線全駅下車達成となった。
2006年3月改築。北口は由利本荘市西目支所に面する。尚、西目では62分滞在する。
西目駅から歩いて数分で稲穂と鳥海山の組み合わせに出会う。羽越線全駅下車達成のご褒美といえよう。西のほうには風力発電のプロペラが並ぶ。
しばらく眺めた後、北口に回り、デイリーにて日本酒を調達。天寿と由利正宗の2種類があったが、結局後者だけにした。夜の帳が下りた頃、「野菜忠臣蔵」が鳴り、548M(N17)に吸い込まれれば、この日の宿所・酒田のホテルα-1へ直行する。
酒田駅は土産物屋が併設している駅で、飲食店は無い。よって、駅周辺を探すが、居酒屋ばかりでこれといったレストランは見つからない。仕方なく、ホテルの1Fで夕食をとる。モータリゼーションの進行で、地方都市は郊外型の大規模店舗を中心に発展しており、駅周辺はどこも寂れているものである。
入浴後、自分1人でささやかな打ち上げ。酒田の地酒・初孫と由利本荘市の地酒・由利正宗を連続で投入すれば、いつの間にか眠りに入った。
これまで8回にわたって羽越線全駅下車までの旅について書いてきましたが、羽越線については列車本数が決して多いとはいえず、プランニングには困難を伴いました。それだけに、全駅下車達成したときは肩の荷が1つ下りたような気持ちになりました。
しかし、駅巡りはこれで終わりではありません。2007年に入ってからは、新たに外房線、水戸線、中央西線、常磐線の全駅下車を達成しています。次回は、常磐線&水戸線全駅下車記について書くつもりです。
最後までお読み頂いてありがとうございます。
完