2006年の梅雨は、全国的に7月下旬までずれこみ、しかも水害を多く引き起こした。そのさなか、7月13日に小岩川~あつみ温泉間で土砂崩れが発生し、新潟からの「いなほ」は村上折り返し、同区間を走る普通列車は村上~あつみ温泉でバス代行を強いられた。土砂崩れ現場を完全に復旧させ、全線開通したのは8月9日であった。
青春18が残り1回分となった2006年9月2日土曜日、秋田県下の羽越線駅めぐりを実行に移すことになった。天候はである。
5時20分に起き、朝食をとり、自転車で新津駅へ。出発はもちろん823Dで。海側のボックスを確保するが、朝が早いせいか、笹川流れに差し掛かっても断続的に眠る。例によって、京ヶ瀬~村上では高校生が多く乗り込む。小岩川~あつみ温泉の土砂崩れ現場と、北余目~砂越では徐行運転。
酒田で539Mに乗り継ぎ。701系3連だが、意外とスムーズに席を確保する。遊佐、吹浦、上浜が木造駅舎なのを見届けて一安心。女鹿では2008M(R25)と交換。羽後本荘で席が埋まってくる。私は岩城みなとで下車する。
羽越線で最も新しい駅なので、行き違い設備は無い。少し歩けば道の駅があるが、滞在時間が20分しかないため、自由通路のみの探索のみにとどめた。ちなみに、入線音は東北線標準タイプ。
T6築の味わいのある木造駅舎
撮影もそこそこに、折渡まで駅間徒歩。駅舎が見えるところまでほぼ道なりに進んだが、最後の最後で一山回らされて、ようやくゴールイン!着いたのは12時半で、540Mの到着までの20分弱でパンを食べて過ごす。
折渡駅は調理場も整っているが、地元の方が監視(調査)しており、駅寝はできません!
次の下車駅は羽後岩谷。構内は2面2線で、中線は撤去。ぽぽロードを渡った所にある温泉施設・ぽぽろっこで入浴する。
羽後岩谷からは543Mで秋田の1つ手前・羽後牛島へ。これが現在の駅舎。
S36築の旧駅舎は、㈱ジェイアールアトリス秋田用地事務所に。尚、トイレは使用可能。
次の下車駅は下浜。ここでは49分の滞在。付近の海岸では男鹿半島がよく見える。凄く遠いところまで旅してこれたなと感じた瞬間でもあった。
つづく