再びダイヤ改正関連の話をします。今回は大糸線のキハ52系です。
1957年に登場したキハ20形。勾配路線用にエンジンを2台積んでその派生形として登場したキハ52系。1958年から1966年にかけて新潟鐵工所と帝国車輌で112両製造され、日本各地の山岳路線で活躍してきました。そのキハ52系も老朽化の波には勝てず、2007年春には盛岡地区から、2009年春には新潟地区から撤退しました。そして、今春の改正で大糸線から撤退しキハ120系に置き換えられます。それは、キハ52系の定期運用終了を意味します。
さて、JR西日本北陸地域鉄道部糸魚川運転センターに配置されているのは3両。「キハ52 115」はクリーム4号と朱色4号。「キハ52 125」は黄褐色2号と青3号。「キハ52 156」朱色5号です。いずれもオリジナルのDMH17Hエンジンを装填し、多くのファンから支持されていました。
ただ申し上げるだけでは満足しないので、2010年1月23日(土)に糸魚川に行き小滝まで惜別乗車してきました。
10時26分に糸魚川駅に到着。キハ52 156がお出迎え。
大糸線428Dに乗ってきます。「キハ52 115+キハ52 156」の2両編成です。
反対側からもいきます。当然ながら、多くのファンの注目の的です。
車庫には「キハ52 125」。「434D~433D」の運用に入るものと思われます。尚、この煉瓦車庫は、北陸新幹線の工事に伴って今月末で運用を終了し、取り壊される予定です。
車内の様子。多くの同士が居り、御覧のような盛況ぶりです。
11時4分に小滝駅に到着。交換設備が撤去されて棒線駅となっています。私と同じことを考えてる人々が何人も居ました。
ついでに428Dを後追い。撮れる場所にはプチ行列が形成されており、この場所もやっと取った次第です。
ここからは通常の駅巡りになりますが、駅全体です。昭和10年11月築の木造駅舎が健在です。駅前にはが何台も。
かつては有人駅でしたが、無人化されて御覧の状況です。待合室の中は、11時50分頃までロケハン組に埋め尽くされていました。
周辺は発電所だけで人家は無いですが、1時間あるので周辺の有名撮影地へ。空地には車が何台も駐車し、三脚の放列が形成されていました。私が乗った列車も注目の的でした。
12時24分発の427Dで糸魚川に戻り、お名残乗車は終了です。428D以上に混雑していました。
最終日は平日ですけど、恐らく凄い人出でしょう。改正後に走るキハ120はどこからもってくるのでしょう。わざわざ新製するとは考えにくいので、高山本線用を活用するでしょう。ひょっとしたら、岡山から3両コンバートされるのか…。
一先ずダイヤ改正の話は終了です。次は、「2010年新春乗り継ぎ旅」をお伝えします。