前回の記事で反映出来なかったですが、JR東日本水戸支社は一昨日、水郡線の袋田〜常陸大子間を2021年3月27日に運転再開し、水郡線が元に戻ると発表しました。関係企業が新学期に間に合わせるよう一生懸命邁進された結果だと思っています。橋脚の数を1本にしたのもあるし。
それはさておき。2016年4月29日にデビューした現美新幹線。昨日で自由席+指定席扱いの運行を終え、今日の団体専用列車で全ての営業運転を終了しました。デビュー日に食器をもらってきたと思ったらもうあっという間でした。
折角なので、新潟から越後湯沢まで乗車してきました。取材日は、2020年9月22日(火)でした。
まずは、16号車からご覧ください。ブライアン・アルフレッドによるグラフィックアートですが、デビュー当時とは感じが変わって里山の風景になってました。
本棚は、新型コロナウイルス感染症対策のため空になってました。
15号車の荒神明香のアートは、デビュー以来変わっていません。
14号車の石川直樹の写真集。「潟」の風景から異国情緒溢れる題材に変わってました。
ソファーとソファーの間に本棚がありましたが、新型コロナウイルス感染症対策のため全て撤去され塞がれてました。
13号車のカフェをご覧ください。古武家賢太郎のアートの横のカウンターは連日大盛況でした。その脇には椅子とテーブルがありましたが、11月14日の運行から一切なくなりました。
paramodelのアートの横のプラレールも連日親子連れで賑わうように。晩年は、整理券配布による入れ替え制となってました。
12号車の小牟田悠介による鏡アートは、デビュー以来何ら変わってませんでした。この車両は最も人が多かったかな。
折角なので、指定を取って11号車に乗車してきました。
座席自体が松本尚によるアートでした。
ブラインドも松本尚によるアートでした。
戦利品の数々。浦佐駅を出ると、月替わりのポストカードをもらいました。ツバメコーヒーは今後、新幹線では味わえません。
楽しい時間はあっという間で、12時20分に越後湯沢駅に到着しました。
現美新幹線のロゴ。インパクト大でした。側面の蜷川実花の花火も。
現美新幹線惜別記事は以上です。採算度外視の運行ながら、上越新幹線の広告塔の役割を一定程度果たしたといえよう。
当該編成であるE3系R19編成ですが、1997年の新製と思われるので、これから廃車解体と相成るでしょう。搭載されていた美術品は、これからどうなるのだろう。そのまま廃棄ならもったいないですね。
さて、現在残っているE3系は、山形新幹線用及びR18編成とれいゆ、そして10月まで「やまびこ」などで運用されていたR21、R22編成です。原色のE3系は、来春のダイヤ改正で運用に入らない公算が大きいので、このままひっそりと廃車になるでしょう。「とれいゆつばさ」の命もそう長くないでしょう。2023年頃には山形新幹線でE8系が入ることだし。