Maxの定期運用の終焉は多くのメディアで報道されるところとなりました。しかし、その一方でひっそりと姿を消したものがあります。それは、津川駅のみどりの窓口です。
津川駅は、いわば阿賀町の中心駅で、当駅を始発・終着とする列車がいくつか存在し、乗務員休憩所も存在します。「SLばんえつ物語」は、上下とも給水作業のため十数分停車します。平成21年9月には、国体に合わせて新駅舎に改築されました。ホーム上の待合室は、「オコジロウの家」になっています。そんな津川駅ですが、9月30日をもって「みどりの窓口」が廃止されました。
ということで、磐越西線を使って訪問してみました。訪問日は、2021年10月2日(土)でした。
津川駅へは2226Dでアプローチ。島式ホーム1面2線+側線数本の構内です。
跨線橋を渡って駅舎の中へ。窓口のようなものがありますが、駅員が応対している様子はないですね…。
9月30日をもって「みどりの窓口」が廃止されたのです!定期券を買うには五泉駅とか喜多方駅とかに行かなければならないのです。
その上、駅係員による案内も9月30日をもって終了していたのです。つまり、津川駅は無人化されたのです!ここで「SLばんえつ物語」の指定券を購入することは出来ません。
右手には6人分座れるベンチのある待合室が。無人化に伴ってパンフ類は全て撤去されたのです!
そして、備え付けのゴミ箱も撤去されたのです!JR東日本の無人駅はその傾向です。
とはいえ、近距離乗車券は自動券売機で購入出来るのです。
それでは駅舎撮影。無人化前とは変わらない姿で、ミニ庭園や水洗トイレもそのままです。
ファサード下の狐は1頭だけになっています。三郷小学校の狐ははや撤去されています。
駅前のバス停。上川方面、津川病院・西方面及び阿賀黎明高校方面の新交観光バス、そして鹿瀬コミュニティーバスが出ていますが、いずれも土休日運休です
これを物語るかのように、駅前はひっそりとしており、滞在時間中は車通りが1台もなし。
ということで、JRの時刻表を。上り8本、下り11本です(SLばんえつ物語を除く)。
ホーム上にある「オコジロウの家」。いつまで存在し続けるのだろうか。
津川駅の「いま」は以上です。今回の無人化は、JR東日本が推し進めている駅業務の合理化の一環です。「SLばんえつ物語」の運転終了後を見据えた動きだとするのは少し考えすぎだろうか。
で、今回の無人化には、もう1つ背後要因があるように思えます。2011年7月末の水害により、本尊岩付近の国道49号は大きな被害を受けました。そのネックを解消するため、国道49号は2012年頃に磐越自動車道沿いのトンネルに移行し、本尊岩沿いの区間は廃道になりました。これに伴い、人やクルマの流れが完全に阿賀野川の向こうに移ってしまい、麒麟橋を含むルートは完全に寂れてしまったからだと考えられます。
話が変わりますが、緊急事態宣言の解除に伴い、京成電鉄では、10月30日より「スカイライナー」を全面運転再開することになりました。また、JR西日本は、10月8日より「JR西日本 どこでもきっぷ」及び「JR西日本 関西どこでもきっぷ」を再販することになりました。
さて、日本の政界を見てみると、今日の臨時国会において岸田文雄氏が第100代の内閣総理大臣に就任することになりました。次は、2月の羽越本線の乗り継ぎ旅をお伝えします。
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