このコロナ禍で、JR東日本は2020年度において5066億円もの最終赤字に陥ってしまいました。2021年度も黒字化出来ずということで、狂おしいまでの合理化を進めています。その一環として、みどりの窓口の大削減や駅の無人化などを急速に進めています。今月に入り、燕三条、越後曽根、柿崎、水原…とみどりの窓口が廃止され、明日をもって燕、羽生田が無人化されることになっています。今回は、水原駅の合理化についてお伝えします。
水原駅は阿賀野市の中心駅で、新津駅から秋田方面に向けて2駅目にあたります。新潟交通のバスが国道49号のバイパスを通って新潟駅前に直行するとあって本数は決して多いとはいえないですが、休日運休ながら朝に始終着列車が1本だけ存在します。訪問日は2023年3月5日(日)でした。
アプローチは2123Mで。交換可能駅で、対面式ホーム2面2線の構内です。
駅舎に入ると、何だか窓口が閉まってますね…。左手には自動券売機が1台。
それもそのはず、2月28日をもって「みどりの窓口」が廃止されたのですとはいえ、駅員のいる時間帯は8:30~12:30、13:30~16:00です。
ここで衝撃的な掲示を目にしたのです。3月17日を最後に燕駅と羽生田駅がそれぞれ無人化されるのです
それでは駅舎撮影。以前と同様、白鳥を模したファサードのある国鉄後期型駅舎がそのままですが…。
改札外トイレが2022年2月1日をもって廃止されたのです
とはいえ、上りホーム上の白鳥のはく製がそのままで、瓢湖への飛来数も表示されてました
ゴミ箱も現役でした。
オオヤチヤに向けて周辺散策。ちょうど村杉温泉ゆきの新潟交通観光のバスがやってきました
阿賀野市営バスの寺社線専用車両がもぐってましたこの日は運休日。
県道255号を南下して8分、ビストロ・オオヤチヤに到着。㈲ノースクラフトとキタミカットショップと同じ屋根の下に入っています。
水原駅の合理化については以上です。みどりの窓口がなくなったとはいえ、駅員のいる時間帯が数時間だけではないことに何だかホッとしました。自動券売機やゴミ箱も現役で。ただ、マルスがなくなったことで、長距離きっぷや特急券の発行が面倒くさくなっていました。これが無人化に向けての第一歩ではないかと心配しています。
話が変わりますが、JR北海道は昨日、留萌本線の石狩沼田〜留萌間の最終日の列車を全て「キハ54+キハ150」の4両にし、ヘッドマーク付きにすると発表しました。キハ54の単行では到底「葬式鉄」たちを捌き切れなくなるのは、日の目を見るより明らかでしょう。
阿武隈急行の経営改善に向けて29日に新組織を発足することになりました。次は、上越新幹線についてお伝えします。
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