14時30分発の2829D(キハ120 336)に乗車して1駅戻り、楢原に足を記します。列車待ちの間に黒い雲が迫ってきましたが、降り立った途端、。
10分ほどで止んだので、調査に移ります。楢原駅は、工業団地の中にある駅ですが、片面ホームのみの無人駅で、券売機もありません。駅裏は㈱山崎産業の工場です。
トイレは県道を挟んだ向かいにあります。尚、前の道路は㈱新興産業に繋がっています。右側の自販機の売上金の一部は岡山湯郷Belleに入ります。
14時59分発の2830D(キハ120 356)に乗車して万能峠を下り、上月駅を訪問します。
平成8年改築の物産館併設の合築駅舎で、中で食事を取ることもできます。訪問客は結構ありますが、ほとんどが です。駅前の道路を進むと、佐用町役場上月支所に出ます。
上月駅は、当駅止まりの列車もあることから、交換可能な対面式ホームになっています。駅舎側のホームで2831Dを待っていたら、反対側のホームに入ってきました。必死に踏切を渡って2番乗り場まで走り、何とかキハ120 356に収まり、再び万能峠を越えることが出来ました。私の確認不足でしたが、危・な・か・っ・た~。
10分ほど乗車して、スーツケースをたがいた色白の女の人と共に、美作土居で下車します。昭和11年12月築の駅舎がそのまま残り、委託駅員が世間話してました。
美作土居での滞在時間は80分です。案内板にある通り、土居宿の町並みを散策します。奈良井宿のように当時の建物は残っていませんが、それでも、宿場町の雰囲気を味わいました。それにしても暑過ぎ。しかも無風。
踏切のところで引き返し、西惣門に日陰を見つけたので一休み。土居宿では、警備のため両側に惣門が設けられ、朝夕に開閉されていました。この西惣門は、平成13年に復元されたものです。
国道179号に突き当たるところに一里塚が残されています。美作国守・森忠政が土居宿を整備するために一里ごとに塚が設けられ、北側に松、南側に楠木の組み合わせになっていました。現在では、さすがに松しか残っておらず、南側は碑文のみです。
姫路までの普通乗車券(1110円)を買い求め、少し早めにホームへ。申し遅れましたが、美作土居駅は、急行列車の廃止などにより交換設備が撤去されて棒線駅となっています。温度計を見ると、35℃寸前でした。
高齢の女性と共に、17時20分発の2832D(キハ120 334)で万能峠を越え、佐用からは17時48分発の852D(キハ47 30+キハ47 1094)に乗り継いで今日の行程は終了です。今夜は、東横イン姫路駅新幹線南口に一夜を過ごします。
つづく
参考サイト さいきの駅舎訪問