勝利を求めて試行錯誤中のトラは、何とか答えを出しました。
その答えは、これからも正解となるのでしょうか?
開幕、京セラDでの中日3連戦は、2つのサヨナラ勝ちを含む3連勝でスタートしたのですが、その後の戦いでは、完全に逆転。
14日からの対中日戦2カード目の3連戦中の2試合は、完全にお返しをされ、谷繁監督の高笑いが聞こえてくるようなお返しをされていました。
そして昨日の3戦目、4点先制しながら、ここで負ければ、今シーズンのトラウマとなって、浮上もおぼつかない状態になるのでは危惧していたのですが・・・・
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初回に4点を取ったのは良いのですが、もう少し取れたのではと思うには素人の浅はかさなのでしょうか?
そして、同点にされた時は、今の調子からすれば逆転負けを想像してしまいました。
この試合が負ければ、先発の岩崎も、そして1,2戦の松田がサヨナラ打を打たれたのも、立ち上がれないのではとも思ったのです。
まだ、17試合しか経っていないのに・・・・。
そして、この負けは、今季立ち上がれない程の衝撃となるのではと、ネガティブに考えてしまいました。
ただ、同点止まりに終え、金田、島本の好投が救いであり、昨日の勝ちに繋がりました。
そのように思うものの一つに、打撃陣の不振です。昨年の今頃はチーム打率も3割を超え、上本やゴメス、マートンともに3割を超え、マートンのホームランも量産していましたが、今季マートンのホームランはゼロです。
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1回 ゴメスの先制打 1回 マートン 2点目 1回 福留 3点目
初回の4得点は以上の単打の1点ずつの3点とあと梅野の内野ゴロの1点のみ。
なにか、物足りないというか、もったいないというか、・・・・
今期のチーム打率は、リーグ最低(読売と同じ)で、防御率はリーグ最多の4.08。
その上、ゴメスはまだしも、マートンの不振は目を覆うばかりです。
特にマートンの不調は、守備は今に始まったことではありませんが、打撃、走塁ともここというところに覇気がありません。
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6回 勝ち越し打 8回 鳥谷の追加点
久しぶりの二けた安打の6点でしたが、残塁も10と二けたでした。
ここで一度マートンを先発から外すという選択肢もあるのではないでしょうか・・・
打順も、14日には、鳥谷を3番に戻し、昨日は1番に上本、2番に西岡を入れました。
変えたその時は、勝つことが出来ても、これが持続できるかどうか、適材適所というのは、昨年と同じというわけにはいかないのです。
その意味においても、今は試行錯誤を繰り返し一番打線が”線”になるところを見極めるのも首脳陣の務めです。
当分は、試行錯誤を繰り返さなくてはならないのでしょうが、いつまでもそれでは、いかに長いシーズンでも終わってしまいかねず、少なくとも今月中には、借金の返済と得点数(52)が失点数(75)を超えるように打撃陣の奮起を願いたいものです。