5月に10日間のオランダ・ベルギー旅行から帰って2ヶ月経ちました。
その様子は、僕なりの感想を入れ、書いてきましたが、そこに書き忘れたことや、日本との違いなどをまとめてみました。
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どの国もそうなのですが、オランダもベルギーも自国の古い歴史を誇りにし、その様子を出来るだけ、昔のまま残してゆこうとする有様があちこちに伺えます。
整然とした建物群は、なにかロケ風景かおもちゃのようです。
それも、昔の風景はこうであったと言うように、同じような形で、それもメーン通りは勿論、そこからの裏通りも同じような建物が並んでいます。
整然と見える一つの原因は、洗濯物を表に干さないということと毒々しいネオンサインがないということです。
それは、市街地であろうと、田舎に行こうと、そこには同じような風景が望めます。
洗濯物は、その建物には中庭があり、そこのベランダに干すように、法律で決められているところもあるようです。
ある住宅街では、布団が干してある家は、日本人が住んでいるということだそうです・
その上、建物の窓枠は白色に統一されています。
これは、法律と言うより、昔からのしきたりのようなものだそうです。
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オランダでは、自転車が非常に多く、慣れていないと危険です。
と言うのは、道路には、ほとんど自転車専用レーンがあって、そのレーンをスピードを出して走っているからです。
道路の端から、歩道、自転車レーン、自動車道となっているのは日本と同じなのですが、そのスピードは凄く早く、写真でも撮ろうと歩道から少しでも自転車レーンに入ると、ぶつかってしまいます。
自転車の専用信号 自転車と自動2輪の標識 左から歩道、自動車駐車場、自転車道、
右には、自動車道があります。
自転車が、町の中にわがもの顔に走っており、駐輪も至る所にしてあります。
町の中には縦横走っている運河があり、そこには多くの橋がかかっています。
その橋の上に、並んで自転車が駐輪してあり、その光景は、自転車が主役ということの表れのようです。
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ヨーロッパの国では、トイレは有料化されている国があります。
オランダやベルギーも例外ではありません。
トイレの入口には、係員が居るところや自販機で切符を売っているところもあります。
それでは、さぞかし立派できれいであろうと思われるのですが、残念ながら、多くは日本のそれより、見栄えは悪いです。
日本でも同じですが、観光地のトイレは、特に奇麗とは言えません。
その上、小便器は、日本人には、あまりにも高すぎます。
いかに日本人というより、僕の背の低さを嘆かざるを得ません。
有料トイレの自動切符販売機 €0.5(約60円) ホテルのエレベータ各階の表示
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まだ、日本では、不思議なことがあります。
ほとんどのビルでは、日本で1階と思われているのが、0階と表示されていることです。
2階が1階と表示され、地下1階は、マイナス1階なのです。
数学的には、これで合っているのでしょうか?
日本の日常とは、違う感覚で、少々戸惑いがありました。
習慣とか、慣れとは、恐ろしいものです。
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旅行記でも書いたのですが、オランダ、ベルギーとも日本にない法律があります。
一つは、同性でも結婚出来るということ、二つ目は、大麻がある量まで買うことが出来るということ、
三つ目は、売春が特定の場所では認められているということ。
これらは、多くは犯罪の温床になりかねないのですが、ある程度合法化すれば、隠れてしなくなり、現に、犯罪は増加していないということでした。
これらが、この国の基本的な考えになっているようです。